世界一周157日目🇰🇬 9.25 アルスタンバプ、3度のピクニック失敗
今日は3度の
ピクニックチャレンジに失敗。
めちゃくちゃ歩いて疲れたのに、
思ったよりも全然歩いてないし
ほぼ収穫なし。
昨日は夕方に着いて
あまり景色を見れなかったが、
朝起きると乾燥した高い山が
近くまでそびえ立っていることが判明。
朝日に照らされて美しい。
朝ごはんはミルク粥。
搾りたての牛さんのミルクなのか
濃厚なのに臭みがなく
めちゃくちゃ美味しい。
いたずらっ子の次男が
頭が丸坊主に丸められていて驚いた。
昨日わたしたちと遊んだときに
ふざけすぎて怒られたのか
そのあと何かやらかしたのか、
たまたま髪を切るタイミングだったのか。
昨日の夜めちゃくちゃ
泣いていた声は聞こえた。
朝も昨日ほどわたしたちに
絡んで来ないので、
お母さん達と少し気まずい。
たしかにわがまましたり、
おい、と思うこともあったが
可愛いもんであったが。
世界一周を始めてから
昔からよりも小さい子が
好きになった気がする。
言葉があまり通じなくて
わがままが少ないからいいのか、
なんだかとっても可愛い天使のようなのだ。
高原と山の景色が見えるところを
オーナーさんに聞くと
宿から歩いて30分くらいに
大きい滝と、反対側にも30分くらい
歩くと小さい滝があって
その道中に景色を楽しめるとのこと。
まずは大きい滝から。
意外と坂道が急で
乾燥した土埃と石がゴロゴロとして
めちゃくちゃ滑る。
馬や牛、アヒルがたくさんいて
のどかな風景が広がる。
足元に注意しつつ
ふと顔を上げると
赤っぽく輝く山脈と青空。
歩いている時間よりも
滑る坂道と遮るもののない
日差しで体力が奪われていく。
おまけに寝不足と水分不足。
インドのポカリと教えてもらった
粉が大活躍。ポカリ革命。
すれ違うこどもたちは
品のいい子が多く、
お嬢様おぼっちゃま学校でも
近くにあったのか。
余裕のあるハロー、と
ピッチリした制服。
途中の川は日陰があり
山も見えてちょうどいいスポットなので
休憩。ピクニックをしたかったが
クッキー2枚しかなく残念。
そのあと登るも
滝らしき道は見つからず
ヘトヘトになったので折り返すことに。
またこの川に戻って休憩。お気に入り。
浅瀬の川を車がワイルドに横切り、
10分ほどして帰ってきて、
なんと川で洗車を始める。
なんだかすごく好きな風景だった。
疲れすぎて足を川につけてみると
冷たすぎる。日陰の上流付近で
水が気持ちいいを通り越してキンキン。
でもなんだか何かが回復する。
ついでにぬるくなったポカリを冷やすと
めちゃくちゃ美味しくなった。
そのあとは途中の売店で
夜の自炊のパスタと野菜、
昼のサンドイッチ用の
ハムを買って、
宿で朝ごはんの残りのパンをもらい
ハムを炒めてパンに挟み、
ピクニックシートを持って
小さい方の滝へいざ出発。
ピクニックリベンジだ。
ちなみに朝ごはんの写真を見せて
パンをもらえないか聞くと
なんとまるまる一つ大きなものをくれた。
ありがたい。
調味料のところに
トマトペーストも置いてあったので
ちょっともらおうかな、なんて
開けてみたけど、
いつのか分からなかったし
匂いが変だったので辞めておいた。
ハムは切って焼いたまではよかったが
パンに挟もうとしたが
パンが薄過ぎて切り込みを入れると
ポロポロ剥がれてしまう。
無理矢理うっすい隙間に
ハムをしまってなんとか持ち運べるように。
ここの道中もアヒルがたくさんいたり
足の下まで毛がモコモコの
古代種みたいなチキンがいたり、
10歳くらいの女の子が
牛を3頭引き連れて
紐でペシペシはたきながら
すれ違ったり、
馬に乗った地元の人が通ったり。
面白い風景が広がる。
こどもたちは手を振って
ハロー、と言ってくるこもいれば
ニコニコしてる子もいれば
奇妙な目で見てくる子もいれば、
ハローと返すとクスクス
少し感じ悪く笑う子もいた。
ただ、ここの下り坂もかなり急で
乾燥した石がコロコロ滑るし
車とすれ違えば砂埃がひどく
なかなかハードな道だった。
お腹もぺこぺこ、疲れすぎて
全然景色が良いわけでもなんともない
ちょろちょろ小川で
休憩。パンも食べ出してしまう。
またもやピクニックならず。
小さい滝に行くも
ものすごくしょぼく、
ピクニックできそうな
景色のいいところもなく、
ガランと人気のない
元観光客向けの土産屋の
屋台だけが並んでいた。
このためにたくさん歩いたと思うと
やるせない。
序盤にかなり道を間違えていて、
同じ坂道を20分くらい
戻る羽目にもなっていた。
疲労はかなりきていた。
オーナーがその先少し歩くと
パノラマのビューポイントがあるので
そこまで行ったらと提案してくれていたので
聞くことに。
今ロシアで働いており、
英語のテキストはできないが、
ボイスメッセージや
電話をこまめにして
いろいろ親切に教えてくれる。
300m歩いたら曲がる場所があるから、
その道に出たらまた教えるから
電話して、と言われてすると、
なんとここから30分歩くことが判明。
少し歩けばある、の感覚が
全然違った。
宿からもここまで道を間違わなければ
30分で来れるのに、
そこから少し行けばある場所が
30分歩くとは。
これ以上は歩けない、と
諦めることに。
3回目のピクニックチャレンジも
こうして散っていった。
水もなく売店らしきところに
買えないから聞くが売っていない。
おそらくこの街の住人は
山からのキレイな水を
直接飲んでいるのだろう。
だが、海外から来たお腹の弱い
私たちにはできず、
水が手に入らなかった。
配車アプリでも
タクシーが呼べないので
オーナーにお願いしてタクシーを
呼んでもらうことに。
呼べたらまた連絡する、
と言われたきり、急に
ネットが圏外になり
連絡が取れなくなってしまった。
これでは実際にタクシーを
呼べたかどうかも分からない。
とりあえずしばらく待っていたが
タクシーは来ず、
遅くなっても危ないので
まずは連絡が付くようにと
宿の方に向けて歩きつつ
電波の届きそうなところまで
戻ることに。
だいぶ戻っても電波は一向に
繋がらず、結局電波が来て
やっとオーナーと連絡できたのは
半分以上戻ったあとだった。
タクシーはそのあと来てくれたららしいが
私たちがいなかったらしい。
かなり待ったが少しのところで
すれ違ってしまったようだ。
申し訳ないことをしてしまったが、
なんとか自立で宿に到着。
途中、売店らしき場所に
人が帰ってきたのを見つけて
水を買いたいとお願いすると
売店を開けてくれることに。
救世主、助かった。
もう一つの売店も
わたしたちが買った水が
最後であとはジュースか
炭酸水だったが、
ここも水は売っておらず
炭酸水とオレンジジュースを
買うことに。
冷たいのが飲みたかったので
2.3分だけアイス用の冷凍庫で
冷やさせてもらう。
優しいおじちゃん、
おばちゃん、お兄さん達と
水を得たちょっと変な幸せな時間。
そしてオレンジジュースを
一口飲んだ時の満たされ具合と言ったら。
カラカラのどに甘くてジューシーな
果肉入りのジュースが染み渡る。
宿に到着すると疲労は限界。
昨日仲良くなったオランダ人と
スロバキア人のおじさんも
帰ってきてたらしく、
みんなヘトヘトだといい、
しばらく話したあとに
気がついたらリビングのような所で
ガチの昼寝をしていた。
夜は旅の自炊の味方、
野菜スープパスタと
朝もらった残ったノンで夜ご飯。
聞いたら紅茶はもらえた。
長男がしっかりしていて
めちゃくちゃいい子なのだが、
子猫を抱いて遊んだあとに
(外のキッチンの台の上に載せてて、
おお、と思ったが、赤ちゃんも
そこに座らされていたので、
あまりそういう概念がないのだろう。
日本人が衛生的に気にしすぎなのかもしれない)
手を洗っていて、
そのあとにお茶のカップを
もらえないか聞くと持ってきてくれて
手で一生懸命ゆすいで
渡してくれた。
めちゃくちゃいい子だ。
猫の汚れはその前に
手を洗ったときに
キレイに落ちていると信じたい。
今日は頼んでいなかったが、
昨日よりフルーツが豪華で
ちょっと夜ご飯を宿で頼んだ人を
うらやましく思いながらも、
フルーツ以外はほぼ同じで
1000円くらい違うのでよしとする。
しかも、大量のスイカが余って
ディナーを頼んだおじさんたちが
分けてくれた。ありがたや。
チェコから来たという2人組の
お兄さんとおじさん、
オランダの彼とスロバキアのおじさんと
みんなでご飯を食べる。
マンツーマンで話しているときは
聞き取れるしボケれるが、
複数人の英語を日常的に使う
ヨーロッパの人たちの会話の英語は
早すぎて話題を把握するのがやっとで
聞き取れないし会話に入れない。
チェコの2人はロシアっぽい
雰囲気の会話というか、
真顔でノー、とか否定とか皮肉が多く
とりあえずニコニコ、
訳もわからずイエスや、
曖昧な返事の日本人とは
会話のスタイルが全然違って面白い。
ちょっと怖い雰囲気かと思いきや
わたしたちがそろそろ帰ろうとしたとき、
あ、このスイカ食べないの?と
聞いてくれ、俺らはお腹いっぱいだから、
と言われてなら喜んで、と座り直して
スイカを食べ出したら、
なかなか優しい笑顔を見せて笑っていた。
夜は英語でも日本語でも
調べても調べても
ビシュケクまでのバスが
出てこない。
困ってオーナーに電話をすると
いろいろ教えてくれて、
今日のタクシーの待ち代を
半額払ってほしい、ということと、
明日の早朝のタクシーを呼んでくれることに。
息子にお金を渡しといて、
と言って、少しすると
息子くんが開けっぱなしだったドアを
わざわざノックして、
中には入らずにお金を受け取りに
来てくれた。
めちゃくちゃいい子で
しっかりしていて気が使える。
素晴らしい。
どこかのずかずか部屋に入ってくる
オーナーのおばちゃんとは大違いだ。
とにかくオーナーさんには
お世話になりっぱなしだった。
そして宿のスタッフの女の子も。
めちゃくちゃいい人で
いろいろお世話してくれて、
あったかくて優しさのあるところに
これてよかった。
明日は早朝でタクシー、バス、バスと
大移動。最近2.3泊での移動が多い。
頑張るぞ。
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