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スペイン、5時間の列車旅。ワインと車窓からの風景と、隣のおばあちゃんとの会話。

みなさん、こんにちは!まろです。

あなたには、なぜか忘れられない、
旅の風景はありますか?

絶景でもなく、
何気ない時間の、
なぜかフィルムのように
記憶にのこるひとコマ。

今回は、そんなわたしの
スペインの列車旅の、
忘れられない1コマのお話を。

noteの他にも、忘れたくない
旅の思い出をコラージュしてます。

旅先で集めたチケットやパンフレットや、
時には箸袋を切り貼りして。



ぜひ、こちらのコラージュの
インスタのアカウントも
見てみてください^^

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また、このような旅のコラージュや
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作成もココナラでお受けしています。

人生や日々の歩みは、中々形に残らず
実感できず、薄れていく川の流れのようで。

そんなあなたのこれまでの
日々や、旅や、頑張りや、美しい思い出たちを
"アルバム"という形で残しませんか?

ご両親や祖父母の人生アルバム、
友達へのプレゼントにもぜひ。

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それでは本編に戻って、
スペイン列車の旅、スタート!

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ホステルでの、
ドタバタパッキングから始まる旅の朝。

留学中の台湾出身のルームメイト
Mちゃんと、スペインを旅していた。

今日の朝は、数日滞在したバルセロナから
セビーリャへ向けて電車で移動する。

前の日の夜に
パッキングをしていればいいものを、
私たちはどうやらそういうタイプではないらしい。

昨晩、街をフラフラ散歩していると、
自家製のワインを売っている
小さな民家のようなお店を見つけた。

1Lか2Lが5ユーロとかそんなで、
とにかく安い。

まるで軽油を買うように、
容器を持ち込んで、
ドバドバ注いでくれるスタイル。

日本や台湾では
そのような店や文化はなく、
面白そうだと買ってみることにしたのだ。

スーパーでチーズや生ハムなど
スペインっぽいおつまみを買い、

たのしく飲んで、
面倒な明日の準備は、
明日の私たちにお任せしよう。

案の定、
チーズや生ハムやワインの残りが
冷蔵庫に入っている。

おつまみはなんとかかばんに詰めたが、
ワインはどうしよう。

ワインは何かに適当に入れてもらったので、
容器もなければフタもできない。

泣く泣く流して捨てるしか
ないかな、と話してパッキングに戻ると、

Mちゃんが、
「私の水筒に詰めれた!!」
と、持ち歩いていた水筒にワインを入れていた。

「ナイス~~!!」

もったいないから何とか持ち出したいという
熱い思いと、水筒に入った赤ワインが
なんともおかしく、宿を出る。


セビーリャまでの列車は約5時間。

ゆったりとした向かい合える
テーブルのあるBOX席に2人で腰掛ける。


のんびりおしゃべりをしたり、
お揃いで買ったスケッチブックに
旅の絵を描いたり、

窓からの流れゆく風景を
ぼんやりと眺める。


赤い土に、オリーブの木。
青い空と白い雲。

窓に切り取られた風景が
悠々と流れていく。

異国の地を旅しているんだなという
実感がわいてくる。

それと同時に、どこかで見たことのある、
遠い記憶にある、懐かしい風景でもあるのだ。


どこかの駅から、
隣のBOX席におばちゃん4人組が乗り込む。

目が合ってにこやかにあいさつをする。

おばちゃん達は楽しそうに、
あっという間に
テーブルの上いっぱいに
お菓子を広げる。

わたしは、おばちゃん達の
旅行を見るのが好きだ。

子育ての余裕が少し出てきて、
友達と旅行をたのしんでいるのか。

よく一緒に旅行をするのか、
それとも、学生時代の友達との、
25年ぶりの旅行なのか。

おばちゃん達のたのしそうな顔と、
止まらないおしゃべりを見て
そんな空想にふけるのが好きだ。

家事や子育てや、
いろんなものから解放されて、
ワクワク、友達とのおしゃべりを
心置きなくたのしむ姿。

この微笑ましい光景は、
どの国でも共通な気がする。

わたしもおばあちゃんになったら、
友達とこんな風に旅行をしたいと思う。

そのときはきっと、
旅じゃなくて、旅行なのだろう。


おばちゃん達は、
お菓子をどうぞ、と
わたしたちに差し出してくれる。

「どこから来たの?どこへ行くの?」
と聞かれ、おしゃべりを始める。

わたし達も何かお礼にと、
かばんをゴソゴソとあさると、
苦しそうに潰れた
キャラメルの袋が出てきた。

カウチサーフィンや宿の人、
旅先で出会った人に渡せるように
ポーランドで人気のキャラメルを
持ち歩いていたのだ。

「ポーランドのキャラメルどうぞ」
とお礼に渡しながら、

日本と台湾からきて、
ポーランドで今留学中で、
休みを使ってヨーロッパを旅しているんだ。
と話す。

ワイワイお菓子を食べながら、
拙い英語とスペイン語と、
ジェスチャーと笑顔で、

なんとなくお互いに理解し合いながら、
同じ列車の時間を過ごす。

旅を楽しむとっておきの方法の1つは、
こうした一期一会をたのしむことである。

たまたま隣にいた人達と、
少しだけお互いの人生が重なる。

もう会うことはない、
ちょっとした時間で
お互いのことを好きになり、

お互いの旅とこれからの
幸せを願う。

何を話したのか、
どんな顔をしていたのかは
思い出せない。

だけど、心に温かく幸せな
やわらかな光のようなものをくれたことは、
ずっとずっと覚えているのだ。

初めは5時間なんて
中々の長旅だと思っていたけれど、

もらったお菓子と、
水筒に入ったワインを飲みながら、

うとうとして、
窓の外を眺めて、

隣のおばあちゃん達と
おしゃべりをして。

あっという間に
セビーリャへと到着したのだった。


また、次の旅が始まる。

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ありがとうございます♡

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旅先での地元の方との交流の思い出や
店主との会話も交えて、

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迷子になって、偶然出会った
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次は、セビーリャでの
タパスバー巡りのお話を。

チーズにムール貝に、
オリーブにトマトに…。

お酒に合うたくさんの
小皿料理とワインの天国。


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