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古代からの叡智ハワイアンヒーリング:石

オーナーでロミロミセラピストのNaokoです。

先日書いた「古代からの叡智ハワイアンヒーリング」のなかで

館で初めてロミロミを受けるというお客さんのなかには「ロミロミって、黒い温かい石使うやつですよね」と理解されている方もいます。
でも、違います。
というか、ホットストーンを使う施術ももちろんあるけれど、それを使うのがロミロミというわけではありません。

と書いたんだけど、今日はそれについて。

多くの人が「ロミロミ」と聞いて想像する、そのホットストーンは「ポハク」と呼ばれ、日本でもハワイでも多くの場所で「ポハクマッサージ」といったメニューで提供されています。

でも、ハワイ語で石を意味する「Pohaku」はどちらかといえばかなり大きい石を表す言葉であって、もしネイティブハワイアンのおばあちゃんなんかに「ポハクでマッサージしてあげる!」って言ったら「うぐっ。私はそんなのは遠慮しておくわ!」となるような、重くて苦しそうなニュアンスなのだそうです。私の、ネイティブハワイアンのkumu(師匠)がそんなようなことを言っていました。

だから、一般的に「ポハク」と言われてみなさんが想像する、ホットストーンとして使われる黒い手のひらにすっぽり収まるような小さめの石は、実際のところは「イリイリ('ili'ili)」と呼ばれるものです。

黒くて表面がなめらかな、角の取れた丸い石を使います。

とはいえ「イリイリ」という言葉は「ポハク」ほどは浸透していないようなので、もしそんな石がほしいと思ったときには、ネットで「ポハク」と検索するのが一般的だと思います。

そうすると、アリゾナやハワイの玄武岩などが、まぁまぁいいお値段で売られているのをすぐ見つけることができます。
玄武岩が使われるのは最も熱を保ちやすいという性質をもっているからです。

でも本来、セラピーに用いる石はネットで買うようなものではありません。

セラピストが(古来からの流れで考えればシャーマンやカフナと呼ばれる人たちが)、自分の手になじむ、そして自分とspiritが共鳴する石を、自然のなかにでかけていって、適切なところから本当に必要な分だけを持って帰ってきて使う、そういうものなのです。

以前書いた「古代からの叡智ハワイアンヒーリング」のなかでも、ハワイでは

古代から受け継がれてきたハワイの営みはすべて、宇宙や自然と調和し、存在するすべてのものに魂(Spirit)が宿ると考えそれらを尊重し、また一体化していると捉えた世界観のなかで行われています。

と書いたけど、石にももちろんそうしたspiritや力(mana)が宿っています。

玄武岩(火成岩)は火山活動で噴出したマグマが急速に冷えて固まってできるもので、地表に出てきたときにはボコボコゴツゴツ荒々しい形をしていたはずです。

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(ロミロミ修行でkumuたちと一緒に行った海岸。マウイのハレアカラから大昔に噴出し海へと流れ込んだ火山岩。エリアの一部が聖地なので、ネイティブハワイアンたちによる儀式を執り行ってから入ります。)

ホットストーンセラピーで使えるようなツルツルしたほのぼのとした形になるまでには、海に洗われ、幾度となく転がり、流され、相当の長い年月がかかって、やっと穏やかな形になっているということです。

そして、それだけ長い年月にわたるmana、そして記憶がすべての石に宿っていると考えられています。

人間の一生よりも長い歴史をもっている石は、いろんな時代のいろんな風景を見てきています。その時代の人間たちのさまざまな感情までとどめていることもあります。

そういうことを理解して持つ必要があるということです。

ところで、ネイティブハワイアンの私のkumu(師匠)の話だけど、彼女の知り合いに郵便局で働いている人がいるそうです。

その郵便局には毎年、世界中からおびただしい数の重い箱が届くらしいのですが、なんだと思いますか?

まぁ、この記事にそんなエピソードを書いているぐらいなので、みなさんピンとくるでしょう。

そう、箱の中身は石。

ハワイに観光や短期滞在で来て、みんな海岸や渓谷などで安易に石を拾って、自分の国に持ち帰るんだけど、石を持ち帰ってから、よくないこととか自分の手に負えないことが起き始めたりして、それで石を持ってきたことを後悔し、「すみませんでした。石を元の場所に戻してください。」というような手紙とともにハワイに石が送り返されてくるのだそう。

だから、やっぱりひとつひとつの石にも、manaがあり、意思があり…というリスペクトを持っていないといけないな…と改めて思うし、そういう意味的な重さがあることを考えれば、あまり儀式的なことを行わない(?)普通のマッサージ屋さん、リラクゼーションサロンなんかだったら、ホットストーンをネットで買うのが無難なんだろう…とも思います。

館ではいまのところホットストーンセラピー(イリイリマッサージ)は提供していないけど、たまに自分でセルフケアするときに使う、館においてある石は、富士山を望むとある海岸で拾ってきた子たちです。

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今はもうなかなかハワイにも行けないし、kumu曰く、自分のいるエリア、ゆかりがあるような土地の石を使うことを推奨するということだったので。

連れ帰ってきたあとは、煮沸消毒して、邪気切りして、しばらく日光浴させたりチャントを唱えたり…と、ちょっとずつ館の環境に馴染ませ、ponoな状態となるようケア。

ponoについてはまた今度いつか。

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