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ママは自己犠牲が日常?!ワンシーンが教えてくれる深〜い心理

こんにちは!にゅにゅです。

にゅにゅには精神的に不安定になる時期があり、自分はおかしい。とおもっていました。

その状態に境界性パーソナリティ障害という名前が付いていることに驚き、おののいたことをよく覚えています。

認めるのは怖い。だけど、自分の中にあるものをそのまま受け取るとそこから対策が見えてきました😊


今回は、日常のワンシーンから
どんなことが起こっているのか
読み解きをしてみますね☺️

自己犠牲をしてしまうママには
ぜひ読んでもらいたい記事です✨
最後までお付き合いくださると嬉しいです^^


はじめに

私の日常で起きたエピソードをスキーマ療法の視点、DBTの視点から、ふだんの生活における心理を考察していきます。

スキーマ療法とは、認知行動療法が進化して作られた新たな心理療法のアプローチです。認知行動療法は主に「困りごと」「症状」に焦点を当てていると言われており、一方スキーマ療法では「生き方」「価値観」に焦点を当てるとても視野の広いアプローチです。

スキーマとは、浅い自動思考よりも
奥深くに眠る人が持っている
認知的枠組みのことです。

そして、ジェフリーEヤング博士が
認知行動療法を発展させて開発したものが
スキーマ療法なのです。

認知行動療法の考え方では、
認知(頭の中の考えやイメージ)を
階層的に捉えるモデルを持ちます。
※階層的というのは「浅いー深い」の対比で捉えるということです。

深いレベルでその人の頭の中にある
自分や世界や他者に対する深い思いや
価値観に基づく認知のことを
スキーマといいます。

例えば、待ち合わせに遅れそうな時に
「やばい」(これが自動思考)と思って、
走り出した人には、おそらく、
待ち合わせには遅れてはならないという
スキーマがあるでしょう。

「1〜2分の遅れならいいか」
(これも自動思考)と思って
のんびり歩いている人には、
「待ち合わせにはちょっとぐらい遅れても大丈夫」
と言ったスキーマがあるかもしれません。

浅い自動思考ー深いスキーマは
重要性や価値の違いではなく、
私たちの認知の体験のしかたを
反映しているだけですので、
比較的したりするものではないのです。

スキーマの中でも、特に現在の行動に
マイナスの影響があるものを
「早期不適応スキーマ」と呼びます。

かなり深い部分なので、
私自身が試した結果、認知行動療法では
太刀打ちできませんでした。



痛みを丸ごと見て、感じていくスキーマ療法は
決して楽な方法ではありません。

ですが、
マインドフルネスを身につけることにより
過去の傷つき体験やそれに関連した体験を
受け入れる準備ができるのです。

そして、それに合わせて
DBTの考え方を取り入れることで、
「解決に向かう行動をとっていきます。

DBTとは、境界性パーソナリティ障害の治療法

弁証法的行動療法(dialectical behavior therapy:DBT)とは、アメリカの心理学者であるマーシャ・M・リネハンにより考案された、境界性パーソナリティ障害の治療に特化した認知行動療法プログラムの1種です。

境界性パーソナリティ障害や双極性パーソナリティ障害の治療にガンガン成果を上げてきていると報告があります。


説明が長くなりましたが、これらの観点から、にゅにゅの日常のエピソードを見ていきますね。

エピソード

寝る前に私はと自分の気持ちを娘に打ち明けました。
「ママパソコンやりたいねん。」
「ママがいないと耐えられない」
「30分だけちょうだい!」
「10分」
「10分じゃ終わらなくてイライラしちゃうから、30分欲しいねん。」
「うーん、、、、、20分ならいいよ。」と譲ってくれた。

このエピソードのポイント

自己表現と交渉
自分のニーズを正直に打ち明け、娘と時間を交渉したことが重要なポイントです。これは、相手に自分の希望を伝えながらも、相手の感情やニーズを尊重しつつ対話を進められている良い例です。

スキーマの視点

自己犠牲スキーマの緩和:
このエピソードでわたしは、「自己犠牲」のスキーマが出ることなく、自分のニーズを優先して話すことができました。娘のニーズを尊重しつつ、自己犠牲することなく、自分に必要な時間を確保するための適切な交渉ができたのは非常に良いことなのです。

DBTの視点

DBTにはいくつかの方法がありますが、感情に巻き込まれないためには、マインドフルネスのスキルが役立ちます。

正念(Mindfulness):
娘との対話の中で、相手の反応に対して怒りや焦りを感じず、冷静に進めることができたのは、マインドフルに状況を観察し、適切に感情をコントロールできた。

あくまで私の考察ですが、このようになります。


日頃発する言葉の奥深くには、
深い部分での認知的枠組み
スキーマ群や自動思考をもとに
作られています。

さらに、
そこで生まれた自動思考は
感情に直接影響していて
私たちの行動を決定しているのです。

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