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【確定申告体験記①】はじめての青色申告、1人でできた!

おはようございます。リリーです。
先週末、フリーランスとしてのはじめての確定申告(青色申告)を完了しました。

これまで会社員時代も、医療費控除やふるさと納税の控除などのために確定申告自体はしてきましたが、フリーランスとしての確定申告、いわゆる「青色申告」は今回がはじめてでした。

フリーランス1年生の私が青色申告をした体験記を、いくつかの記事にわけて書いていきます。フリーランスなりたてで、はじめて青色申告をする方の参考になりましたら幸いです。

第1回の今日は「前提編」です。確定申告とは?など全体像について記事にします。


前提編

確定申告とは?

確定申告とは、言い換えると「所得税を確定させるための申告」と言えます。

フリーランスは会社員と違い、会社が年末調整をしてくれませんので、所得税を自分で計算して、税務署へ申告する必要があるわけです。

「白色」「青色」とありますが、フリーランスで利益が出ているならば「青色」一択ですね。なぜなら、青色申告するだけで控除があり、所得税を少なくできるからです。
※青色申告するためには税務署へ届け出が必要なので、届け出していない場合は税務署へ相談が必要です。開業届だけではダメなので注意。

また、課税業者として登録している方は、所得税の申告に加えて、消費税の申告も必要になります。

また、確定申告は毎年原則2月16日からですが、提出自体は1月からできます。ただ、2月16日より前に提出した場合でも、税務署の受付は2月16日以降になるそうです。

基本、青色申告は会計ソフトに沿ってやれば1人でできる

青色申告するためには帳簿をつけた上で申告しなければいけません。

ただ、最近の会計ソフトってすごいんですよね。

帳簿つけて、決算書(BS、PLなど)作成、青色申告(e tax)まで、会計ソフト経由で全部できちゃう。作業の流れも明確に誘導してくれて迷わないし、決算書で違和感あるところはちゃんと指摘してくれる。※帳簿づけの話はまた後日記事にします。

e taxとの連携も、いくつかアプリをダウンロードしない、マイナンバーカードを差し込んで何度もパスワードいれないといけない、など結構面倒ではありますが、書いてある手順通りにやったらできました。

私はfreeeのクラウド会計(青色申告)を使って帳簿づけから確定申告までやりました。会計ソフトは大手のものならなんでもいいと思いますが、無料版をいくつか使ってみて比較するとよいと思います。

※freee会計に興味ある方のために、紹介コード貼っておきます

ただし、簿記3級程度の知識がないと、違和感には気づけない

簿記の知識がなくても、会計ソフトが優秀なので帳簿つけて、決算書出力して、確定申告、、、と一通り作業できますが、各プロセスで違和感に気づいたり、間違っているものを修正したりという作業が難しいのではと思います。

例えば、簿記や会計の知識が少しでもあれば、

BS(バランスシート)が本来左右バランスしていないといけないのに、バランスしていない。なんか変。何が変なの?

と気づいて、自分で調整ができるわけです。
20代で簿記を勉強しておいてよかった。

会計ソフトに沿って作業はできるんだけど、会計知識があまりなくて不安。そんな人は、誰かに相談するといいです。先輩フリーランスに聞いてみた相談先は以下の通り。

・税務署(電話すると教えてくれるらしい)
・青色申告会(各地域で相談会などやってる)
青色申告会のポータルサイト -一般社団法人 全国青色申告会総連合 (zenaoirobr.jp)
・会計ソフト会社が提供している相談会や税理士相談など
・ググる(「この経費ってなんの科目?」という程度ならググるで十分)

フリーランスの会計は、税理士に外注もできる

いくら会計ソフトが優秀でも、やはり自分でやるのは不安、そして正直めんどい!という方は、税理士へ外注もできます。私自身は現状外注していないのですが、将来外注も考えるかもしれないので先輩フリーランスの方々にきいてみました。「めんどくさいからもう最初から割り切って外注してる!」というフリーランスの先輩も割といましたね。

以下、先輩フリーランスから教えてもらった情報です。参考までに。

税理士の料金設定としては
・帳簿づけ(月額)
・確定申告(1回あたり)
という感じで、毎月の帳簿づけと確定申告と2つにわけて料金設定している税理士さんが多いです。

「帳簿づけは自分でやるけど、確定申告だけお願いしたい」「帳簿づけから確定申告まで丸ごとお願いしたい」などご自身の希望に合わせて見積もりをとってみるといい。

ポイントは複数の税理士に相見積もりをとること。相場観を確認し、また、コミュニケーションを気持ちよくできる税理士を選ぶと安心。


会計や確定申告について基本がわかるおすすめ本

会計を外注するしないに関わらず、会計から確定申告についてざっくり知っておくことは大切です。おすすめ本はもうこれ一択ですね!めちゃめちゃわかりやすい。

大河内薫先生の名著『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』。

フリーランス1年生は一読し、しばらく手元に置いておくべき1冊です。

私はこの本のおかげで、「税金で損していない」状態になったと思っていて大満足です!


以上、フリーランス1年生の確定申告体験記「前提編」でした。
2回目以降は、帳簿づけや確定申告の諸々を具体的に体験記にしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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