【新型コロナワクチン】 打てば打つほど感染する
色々と書きたいことはあったのですが、なんやかんやで腰を落ち着けてMacに向かう時間がなく、数ヶ月ぶり、かつ2023年最初の投稿になります。
この記事を書こうと腰を据えたのは、最近リアルに自分の周りでも新型コロナワクチンのブースター接種済みの人たちが続々とコロナ感染する事態となっておりまして、2021年始めに書いた記事の通りになっているのでは・・・??というポイントがまずあります。
そして、新年に入り、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の記事を皮切りに、西側先進国のメディアが続々と新しい変異株「XBB.1.5」(クラーケンというそうです)についての報道を始めたのが理由です。
WSJ紙「数々のワクチンが新しいコロナ変異株を助長しているのだろうか?」
英Daily Mail紙「XBB.1.5 はどれほど危険なのか? それはすでに支配的なコロナ株なのか? そして、ワクチン効果はまだ機能しているのだろうか?」
▼ワクチンが「コロナ亜種を進化させる可能性がある」と示唆する報道
以下、indeepさんに掲載された対訳を紹介します。
最近のWSJに掲載された記事は、コロナウィルス の発生がワクチン接種を受けたほとんどの人に大きな影響を与えたことを示唆している。
ワクチン接種を繰り返すと、人々が XBB 変異株に対してより脆弱になり、ウイルスの急速な進化に寄与する可能性を指摘する研究がますます増えているとWSJは指摘した。
アメリカ疾病管理予防センター (CDC)が、米国での新たな感染の原因である「XBB」として知られる新しい コロナウィルス-19 変異株を監視していると発表したのは昨年 10月のことだった。
CDC は、シンガポールで症例の急増を引き起こした後、「これまでで最もワクチン耐性がある」 と呼んだ。
米メディア「ベリーウェル・ヘルス」は、「予備調査では、オミクロン亜変種 XBB は感染リスクが高く、ブースター ワクチンや抗体医薬品による中和抗体に対してより耐性がある可能性があることが示唆されている」と述べている。
「 XBB が他の亜種より致命的であるかどうかは明らかではないが、変異により、以前の自然感染やワクチン、既存のモノクローナル抗体治療から抗体を回避することができることが示されている」
WSJは、以下のように報告した。
WSJより
12月19日に科学誌ネイチャーに掲載された研究には、「巨大な成長優位性を持つ複数の亜種が、このように急速かつ同時に出現することは前例がない」と記されている。
選択的進化の圧力の下で、ウイルスはより容易に伝染し、ワクチンや以前の感染によって誘発された抗体を逃れることを可能にする突然変異を発達させたようだ。
同じ研究では、免疫刷り込みがウイルスの進化に寄与している可能性があると仮定している。ワクチンは、武漢の元の亜種を記憶して打ち倒すように免疫システムを訓練するのには適している。
しかし、新しく著しく異なる菌株が現れると、免疫システムはあまり効果的に反応しなくなる。
武漢および BA.5 変異株を標的とする 2価ワクチン (または後者の自然感染)は、免疫系に、2つの株に共通するウイルス領域を標的とする抗体の産生を促す。
ダーウィンの言葉を借りれば、ウイルスが共通の抗体を回避できるようにする突然変異が勝利するということになる。XBB 変異株は、ワクチンや画期的な感染によって誘発される抗体を逃れるように進化してきた。
医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの研究では、免疫の刷り込みによって引き起こされる脆弱性について、より多くの証拠が示されている。
二価ワクチンを投与された人々の中和抗体は、元の武漢株に対しては XBB に対するものより 26倍高く、オミクロンおよび BA.5 変異株に対するものよりも 4倍高かった。
同様に、医学誌セルに今月掲載された研究では、4回のワクチン接種を受けた人々の抗体レベルは、元の武漢株に対して、 XBB 変異株の 145倍であることがわかった。二価ブースターは、XBB に対する抗体をわずかにしか増加させなかった。
それにもかかわらず、専門家たちは、二価ブースターが XBB に対する保護を向上させるといまだに主張している。彼らの好きな言葉を使えば、それはフェイク情報だ。
2年前、ワクチンは、特に高齢者や、糖尿病や肥満などの健康上のリスクを持つ人々の間で、重篤な病気を減らすのに役立った。
しかし、ブースター接種がもたらす利益が減少しており、個人や集団全体が XBB のような新しい亜種に対してより脆弱になった可能性さえあることを専門家たちは認めようとしていない。
この秋、世界で最も高いワクチン接種率とブースター率を誇るシンガポールで XBB が急増したのは偶然ではないかもしれない。
過去数週間で、XBB 株がニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州、マサチューセッツ州で優勢になり、遺伝子配列が決定されたサンプルの約 4分の 3を占めた。
この亜種は、他の地域では拡大が遅く、米中西部ではわずか 6%、南部では約 20%を占めている。最も優勢となっている米北東部は、米国で最もワクチン接種率が高い地域でもある。
米北東部では、入院数も増加しているが、主に 70歳以上の人々の間で発生している。
その理由の 1つとして、高齢者では、免疫の最前線である T細胞の応答が弱いためかもしれない。ウイルスは、ワクチンや感染症によって誘発された T細胞を抗体と同じように簡単に回避することはできない。
しかし、この T細胞のおかげで、若い人たちはまだ新しい亜種から十分に保護されている。
(対訳ここまで)
なぜだか分かりませんが、米ニューヨークの保健当局が公式アカウントでのツイートで「変異株 XBB.1.5 はワクチンを接種した人や自然感染した人たちが感染する可能性がより高い」と呟いています。
いまやアメリカよりもワクチン接種率が上回っている日本にこういう株が大量に入って来たらどうなるでしょうね?既に「XBB.1.5」は国内でも発見はされてはいるのですが。
▼接種すればするほど感染しやすくなる可能性
ワクチンメーカーの当初の触れ込みは「感染予防効果は90%以上」というものでしたが、実際のところ、皆さんの周りではどうでしょう?2回、3回接種どころか、5回打っても感染している人が続出していないでしょうか。
なんと、政府の新型コロナ感染症対策分科会会長で、ワクチン接種の旗振り役をつとめてきた尾身氏も2022年末にコロナ感染しました。尾身氏は5回目の接種を済ませたばかりだったそうです。
新潟大学の岡田正彦名誉教授は以下のように述べています。
また、名古屋大学の小島勢二名誉教授も、ワクチン接種がコロナ感染を引き起こしている可能性を指摘しています。
▼故モンタニエ博士の警告
「ワクチンが変異株を生み出している」
2021年の夏にすでにこの現象に気付いている科学者がいました。エイズを引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)を発見しノーベル生理学・医学賞を受賞した故リュック・モンタニエ博士です。
博士はワクチン接種の増加のあとに死者数の増加が追っていることに言及して、以下のように述べています。
昨年2022年の日本でのデータを振り返ってみれば、故モンタニエ博士の述べていたことが納得できるでしょう。何しろ日本は、(韓国と並んで)ブースター接種率もコロナ死者数も感染数もトップクラスを走り続けてきているのですから。
<ブースター接種数>
<死者数>
<感染者数>
ここでは詳しく触れないですが、マスク着用率についても世界でダントツと言ってよいでしょうね!
ただし、この投稿を書いている2023年1月初旬現在、日本で流行っているのはWSJ紙が取り上げた「XBB.1.5」ではなく、「BQ1.1」という変異種だとありました。
最新のワクチンは初期の武漢株とオミクロン株「BA.5」に対応して作られていますが、都内のクリニック医師によれば「ワクチンを打っても免疫力をすり抜け」が起きていると。また、都内大学病院の院長は患者のほとんどは4回のワクチン接種をしている人たちだと述べています。
そして、ワクチン接種で重症化自体する人数は抑えられているものの、感染拡大する強さがあると推測されるため、引き続きマスクや手洗いでしっかり対策する必要性があると記事は締めくくっています。
結局、4回・5回目打ってもコロナ対策が必要になるなんて、ワクチン接種が始まったころ誰も思っていなかったでしょうね。
さらに言えば、「ワクチン接種で重症化自体する人数は抑えられている」どころではなく、いわゆる第8波では、重症化を飛び越えて一日の死亡数がこれまでのコロナ禍で最多を更新するようになってきています。
ワクチンは感染を防ぐわけではなく重症化を防ぐのだ、というワクチン推進派の論理も明らかに崩壊しつつあります。
▼新しい変異種「XBB.1.5」について分かっていること
ここでXBB.1.5に話しを戻しますと、日本でも東京大学医科学研究所の佐藤佳教授が主宰するグループが研究結果を発表しています。
「中和抗体」というのは、ウイルスの働きを抑える仕組みを持った抗体のことで、これがあることで発症や重症化を抑えることができるもの。
つまり、出現した当初は「別の部屋に居ても感染するほど」感染力が強まっていると言われたオミクロン株よりも感染しやすいということになるのですかね。
このXBB1.5の感染が1月現在もっとも拡大しているのはアメリカです。米スクリプス・トランスレーショナル研究所のエリック・トポル所長によれば、この変異種の感染者が最初に確認されたのはニューヨークだったといいます。
アメリカでは年末年始のホリデーシーズンの間、「コロナは終わったもの」と捉えて感染対策をせずに行動していた人々が多いと見られるのも憂慮すべき点だとしています。
また、上記フォーブス紙の寄稿者Bruce Y. Lee氏はXBB.1.5に関する「5つの疑問」について、以下のように答えています。
感染力はさらに強まったのか?
→恐らくそうだ重症化の危険性は高まったのか?
→いまのところ、そうはみえないワクチン接種で得た免疫、自然免疫を逃れる力は強まったのか?
→そのようだ現在ある治療法・薬は有効なのか?
→これまで有効とされてきたモノクローナル抗体薬はいずれも、基本的にはXBB.1.5に対し、ほとんど効果がないとみられている。特に警戒すべきことはあるのか?
→答えは、これまでと変わらない。高品質のマスクを着用し、換気や空気のろ過を行い、必要な検査を受け、ワクチン接種を受けること。これまでと同じように、複数の予防策を同時に講じることだ。
う〜〜〜ん、3つ目の質問で「ワクチン接種で獲得した免疫を逃れる力が強まった」と回答しているのですが、それでもワクチン接種を勧める理由は何なんでしょうか?WSJ記事で述べられていることも合わせると、整合性が取れない回答ではありますね。
ちなみに、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表された研究結果によれば、
ということなので、今後は2価ワクチンの推奨が喧伝されていくことが予想できます。
また、コロナ禍初期から警鐘を鳴らし続けている疫学者のエリック・ファイグルディン博士は、米CDCが早期にXBB.1.5の感染拡大を警告しなかったことに疑問を投げかけています。この方は、コロナ出現時よりネガティブな一貫してネガティブな見方を貫いているので、今後のコロナ対策がどうなるか分かりやすいです。(=2022年日本に比べて相当緩やかになった欧米でのコロナ規制、ワクチン接種への圧力がまた強まる可能性を感じます)
▼混沌した状況の中で中国観光客の渡航が開始
一方、大きな不確定要素ともいうべきが、昨年末のゼロコロナ政策の緩和以降、コロナ感染が爆発的に増加していると(少なくとも報道では)言われている中国の状況です。
一方、この期間に中国当局が発表した感染者数は1日数千人〜数万人。実態はよく分からないというのが正直なところでしょう。
FNN上海支局長の森氏が現地の様子についていくつか報告しています。
WHO(世界保健機関)は、中国から送られたウイルスデータからは新たな変異株は確認されていないと報告していますが、そもそも去年11月末の時点で中国政府は民間企業や研究機関に対し、新型コロナウイルスのゲノム配列の解析を当分の間、行わないよう通知していました。
保健当局は解析や分析を続けているとみられるものの、コロナ禍でのこれまでの中国政府の行動を見ていれば、全ての情報が出てくるとは思わない方がよいでしょう。
そして、忘れてはいけないのが、3年前にコロナ禍が始まったのはまさにこの中国・武漢の地だったということです。
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その3年前の経緯を再び繰り返すかのように、中国では1月8日に水際対策が撤廃され、コロナが感染爆発しているという設定のまま、多くの中国人が春節の休みを利用して海外へ向かいます。
しかし、1月8日を待たずに、去年からすでに出ているんですよ。中国帰りの方からの陽性反応が。
それらの方がどういう症状かは書いてないですが、「コロナ怖い」と刷り込まれた人達にとって、1行の見出しだけで恐怖を煽るには十分なわけです。
これでもし、大挙してやってきた中国人観光客から大量にPCR陽性者が出れば、慢性的な反中感情も相まって、3年前のヒステリックな状況がまた生み出されることになるんでしょう。
ワクチン接種を進めることで、正比例するがごとく拡大するコロナ感染。そして、アメリカ・中国からの変異種の流入(真偽はともかくとして)によってさらにブースター接種が推奨される構図が見えてきました。
最悪の場合、ワクチン接種無しでは生活が制限されるワクチンパスポートがまた復活するかもしれないですね。日本ではマイナンバーカードと紐付ける形で。
・・・などなど、新年からなんだか嫌な予感しかしません。なにせ、来年は「感染症対策のためWHOに国家を超える拘束力を持たせる」パンデミック条約の成立が予定されている年ですからね。
それに向けて、再びフルスロットルで世界規模でのパンデミックを煽ってくるシナリオを想像してしまいます。今回は、ウクライナ戦争に伴うエネルギー危機、食糧危機、金融危機もセットになるので社会の混乱はこれまで以上に大きなものになるでしょう。それこそ「グレート・リセット」本番です。
今回はだいぶタイトルから逸れた展開となってしまいましたが、ニュー・ノーマル(=新世界秩序)を構築するためには、ワクチンも鍵を握る重要なツールだということで締めたいと思います。
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