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とりあえず、は・には・はを。

午前中は、予定があった。

休みの日に予定が入っているのが、どうもダメだ。
予定を入れた瞬間から、遊びであっても、“やらなければいけない”の気持ちになってしまう。

できる限り、“やらなければ”から離れたい……


午後は仕切り直し、電車の中で検索をかけ、行き当たりばったりな感じで出かけてきた。

鈴木康広の代表作を展示、体験できるアート展。
身近なものを別の何かに《見立て》ることで生まれた作品が、ワンフロアにぎゅっとつめ込まれていた。
発想の転換、気づきがいっぱいだ。


たとえば、《まばたきの葉》。
くるくる舞い落ちる葉を、まばたきする目に見立てている。

タイトル画像にある“目が描かれた葉”を
装置に入れると、葉が吹き出し、まばたきする。
《空気の人》ミニとともに。


綺麗だし、楽しい! 小さい子もたくさん参加していた。

《まばたきの葉》は、すでに用意された葉だけでなく、自分で描いた葉をまばたきさせることもできる。

もちろん、ただ見ているだけなんてつまらないことはしない。
とーぜん、子どもに混じって描く。

葉には“歯”も描きますよ。とーぜん。
そして、葉(歯)は緑。


フロア内は動画撮影もOK。
ポスターのキービジュアルになっている《足元の展望台》、視点が変わると逆転する《上/下》、《りんごの天体観測》など、カメラにおさめると、より身近にとらえることができる。

りんごに銀河があったなんてっ!
《水の切り株》。動く波紋の動画は癒しになりそう。

作品を見ていると、合わせて目に入るものが。

??
なぬ?!
《ファスナーの船》。
おじいちゃんが先行して発見?!


制作秘話が、床にたくさんこぼれているのも楽しい!


とりあえず、予定外のアート展は楽しい発見があり、満たされた。

《空気の人》ビッグ並みに、
見えない何かがふくらんだ気がする。

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