木守りょう

とりあえず、なにか書きたいのだ。 なので、毎日のなかで「おやっ??」と引っかかってしまったことを書いていく。 くだらないことを笑えたらいいなと思う。

木守りょう

とりあえず、なにか書きたいのだ。 なので、毎日のなかで「おやっ??」と引っかかってしまったことを書いていく。 くだらないことを笑えたらいいなと思う。

マガジン

  • どんぐり率、高っ!!

    とりあえず、どんぐりを見つけたら拾ってしまう話。

  • 本がいるから大丈夫

    とりあえず、本が好きだっていう話をまとめました。たぶん一生、本のドレイ。

  • 街角オブジェ!

    とりあえず、狛犬、公園アニマルetc…歩いていると目が合うものが多すぎるっ!

  • 愉快な美術館

    とりあえず、美術館、博物館をおかしな視点でご案内いたします。

  • 書いているのはどんな人?

    とりあえず、自己紹介になりそうなお話。

最近の記事

とりあえず、計画はなし。

またもや……転職活動の待ちのターンが来ている。 とはいえ、今回は前回とはまた状況が違っていて、持ち札を多少キープした状態での待ちだ。 そして、本命のあがり札(結果)が来るのを待っている。 早く結果を知りたい反面、結果を知った瞬間にしばらく見ていた希望が途切れるかもしれない怖さ、でも、持ち札をキープするのにも限界はある……結果はそろそろ来てほしい……。結局、また前回とは違った意味でぐるぐるはしている。 そんな時にすることといえば、散歩ぐらいなものだ。 夕方の、枯れかけたバラ

    • (とりあえず、朝はまたやってくる)

      谷川俊太郎さんがなくなった。 おもしろい言葉を紡ぐ人がいなくなってしまうのは、本当につまらない。本当に。 わたしが通っていた小学校は音読に力をいれていて、数えきれないくらいたくさんの詩を暗唱したけれど、大人になってからも声に出して暗唱できるのは、谷川俊太郎の『かっぱ』だけ。 “かっぱらう”っていうちょっと悪い言葉が楽しくて、しかも二連めでは、カッパが菜っぱを買って切って食ってて。 笑っちゃうから、まだ小学校で習っていないうちに、子どもにも暗唱して聞かせてやっていたほどなの

      • とりあえず、イキがる文学

        「ゆめきゅう、ゆめきゅ〜」 廊下から鼻歌チックな声が漏れ聞こえる。 「夢野久作、借りてきたの?」 「っ!!  …… ……うん。  短編集とかを借りてきた」 リビングの扉を開けた瞬間、カウンターを食らったような表情でこたえる子ども。「まだ話していないのに、なんで借りてきた本の内容を知っている?!」の顔。 借りてきた作家を当てられて驚いているが、子は日本三大奇書『ドグラ・マグラ』で有名な夢野久作を借りてきたことを隠したかったのか……? いや、本当に隠したかったら黙るタ

        • とりあえず、トリドリの話

          田舎から出て来ていまだにソワソワしてしまうことがある。 都会って…… 街中に……(ソワソワ( ゚д゚)) 果物とか木の実が多いな……(じゅるり(´ω`)) 実家は果樹栽培が盛んな地域なので、農園の中にあるリンゴやナシ、モモなどは見慣れている。 じゃあ、なぜ? というと、 都会は、道路からでも手の届きそうな庭木にいっぱい実がなっているのだ。 柑橘類とか、キウイとか、葡萄とか、枇杷とか、イチジクとか、とにかく無防備にたくさんなっている。 柿なども、田舎だと高木になって

        マガジン

        • どんぐり率、高っ!!
          6本
        • 本がいるから大丈夫
          11本
        • 街角オブジェ!
          5本
        • 愉快な美術館
          10本
        • 書いているのはどんな人?
          1本

        記事

          とりあえず、真実の姿が顔を出す

          出かける予定(面接)があり、またもやついでに、近隣の面白そうな場所を探す。 ……と、こんな書き出しばかりしていると、「本気で転職活動してるのか?」と思われそうだ。 でも、想像してみてほしい。40を過ぎ20年以上仕事をしてきているはずの人間が、新卒ばりの緊張感と前のめり感で迫ってきたら……。自分が選ぶ立場なら、もうちょっと余裕がありそうな人と仕事をしたい。 ということもあり、本来は緊張しいで自信などまったくないのだが、気を紛らわせ余裕っぽい感じを出すために、近隣散策をセッ

          とりあえず、真実の姿が顔を出す

          とりあえず、まさかの1日に2回……(2回目)

          メインの予定の“ついで”に出かけたはずの田端文士村記念館。展示物を興味深く読んでしまい、予定時刻までにすべて見ることができず…… 予定を済ませた後、まさかの2度目の来訪をすることになった。 ということで、やっと今回の企画展の中心である芥川が書いた“手紙”の話である。 記念館に新収蔵された手紙が多数展示されていたのだが、その多くが中学からの友人・山本喜誉司宛のものだった。 内容を読んで気になりメモしていたものを上げていく(重ね重ね一部を簡易意訳している。ぜひぜひ原文を!)と

          とりあえず、まさかの1日に2回……(2回目)

          とりあえず、まさかの1日に2回……(1回目)

          予定があり出かける。近辺にどこか面白そうなところはないだろうか? ほほーん。 芥川龍之介は、自身が幼い頃、最初に触れた“文豪”だ。リズム感が好きで、声に出して読みたくなる文章だなと思っていた。 この印象は大人になってからも変わらず、ある時、調子に乗って声に出して芥川を読んでいた。すると、当時保育園児だった子が「蜘蛛の糸」にどハマりしてしまい、3ヶ月くらい永遠“蜘蛛の糸”ごっこに付き合わされることとなった。 地獄に落ちたレゴのドロボウたち。期待を持たせ、糸に群がったとこ

          とりあえず、まさかの1日に2回……(1回目)

          とりあえず、だるまの話。

          3日はサッカーを見に行っていた。 オフィシャルショップで“ジェフだるま”を購入し、運頼みもしてみたが、結果は1-2で敗戦…… 今季のホーム最終戦。リーグ最終盤。J1昇格プレーオフ圏内キープのためには1つだって落としたくなかった。だいぶ悲しい……(次、勝つから別に問題ないけど! 勝って、次も、次も勝って昇格するけど!) エース不発→つられて全体的に躍動感なくなる→なんてことないプレーでやられる……この試合で見たいことではなかったけれど、通常運転ではあるし(自ぎゃーく)、ちょ

          とりあえず、だるまの話。

          とりあえず、“運”の使いどころ!

          それにしても、この間はラッキーだった。 出かけたら偶然、かわいい黒猫と戯れられたのだもの。 久しぶりの猫のぬくさを思い出しながら、冷たい雨に負けず出かける。 2日はお買い物をするとクジ引きでサイングッズが当たる。これ幸いと応援グッズを新調しに行ったのだ。 レジを済ませる。夫がクジを引くのかと思いきや、直前になって、わたしにクジを引くように言ってくる。 「えっ? えっ?!」 引いたクジには…… 【杉山・シークレット】 の文字…… うひゃー なんか隠しアイテムを

          とりあえず、“運”の使いどころ!

          とりあえず、黒いお方に絡まれる

          重い…… 重いんだよ、本ってさ…… 離れた図書館に本を返しに出かける。単行本が6冊。重い…… しかし、今日は、ついでに足を伸ばして有名な狛犬も見に行きたい。 先に図書館に足を踏み入れたら、本を返すだけで帰って来れる自信がない。なんだったら、さらに持ち歩く冊数が増える可能性すらある。 仕方がない……6冊を背負って目的地へ向かう。 狛犬を目指して歩いていくと…… あれ、裏側? そして、なにやら カシカシ…… カリっカシカシカシ…… 怪しい音がする。 えっ?  ……

          とりあえず、黒いお方に絡まれる

          とりあえず、ふらり歩けば狛犬にあたる

          大切な予定が済むと、緊張が解けてついふらふら歩きたくなる。 今日出かけたあたりはなんとなく土地勘がある。ここを進めばあの路線のどっかの駅に着くでしょ……とずいずい歩いたら、 「穴八幡宮」に着いた。 以前来た時は一陽来復お守りをいただける期間だったので、人と出店でかなりにぎやかだった。 けれど、人の少ない境内は空気が澄んでいる。 落ち着く。 せっかく辿り着いたのだからと手水で手を清め、参拝する。 英一蝶の「雑画帖第十九図 布袋図」を思い出す。この布袋さんもかなりまんま

          とりあえず、ふらり歩けば狛犬にあたる

          とりあえず、モンスターになりかける

          雨が降る前に買い物に出かける。 通り道で植栽の手入れをしている。ざきざきと刈られた枝の山から、青葛藤が見える。植栽に絡んでいたものが一緒に刈られてしまったようだ。なんだか目があってしまった気分になり、ちょきりとされていたものを一本、連れ帰ってみた。 一本といえども蔦だ。 ほぐして、一部切り落とし、飾ってみる。 一部はリースのようにくるっと巻いてガラス皿の上に。残りは花瓶にいける。 羽を広げたい蝙蝠みたいで、思いがけずハロウィンみを感じる。 満足して、野菜ジュースをガブ飲

          とりあえず、モンスターになりかける

          Anyway, tiny cup of curry rice…

          tiny desk concerts に、くるりが出演するらしい。 くるりがアルバム「NIKKI」を出したころ、夫と付き合いだした。 あの頃、こんなに長く一緒にいるとは想像していなかった。 その時、目の前が面白くあることに必死で、先がどうとか考えようとしていなかったのだ。 夫が割と計画的なタイプだったから、行き当たりばったりなわたしでも結婚できたのだと思う。 そう。 彼は、計画的なタイプだったはずだ。 なのに…… 「もうお腹いっぱい……」 と言い、ピザを一切れ食べ

          Anyway, tiny cup of curry rice…

          とりあえず、ナゾの土製品をなぞに愛でる

          図書館でお知らせを見つけ、気になったので「縄文大学」に出かけてみた。 この「縄文大学」は、船橋市の飛ノ台史跡公園博物館が主催する、考古学の専門家の解説を聞く講演会だ。参加した日は、国立歴史民俗博物館・研究部准教授が「縄文土器のかたちの多様化とその意義」について話してくれた。 土偶のなんだかわからぬ可愛さに惹かれ、ここ数年、縄文時代に関する本をポツポツ読んではいたが、専門的な話を聞く体験はしたことがない。 最近、気持ちが停滞している。 ここは縄文マニア(教授に対して失礼極まり

          とりあえず、ナゾの土製品をなぞに愛でる

          とりあえず、どんぐり散歩

          昼、子どもの希望でミスドへ行く。 思った以上に良い天気。 「ちょっと散歩しようよ」 え゛ぇー? と不満の声が聞こえたが、つき合わせる。 自分の鍵も財布も置いてきたのだから、おとなしくついてくるしかない。 保育園の頃に遊んでいた公園に入ってみる。 「秋は黄色味のある花が素敵よね」 ちょこちょこ立ちどまり写真を撮るわたしに、かまわずするする進む子。 「あ! 鳩が……」 今まではなかったコキアが植えられていたり、以前と少し変わっている。 それに気づいているのかいない

          とりあえず、どんぐり散歩

          とりあえず、愛される悪ノリにはワケがある

          出光美術館で、描かれた障子に穴をあけそうなほど『四季日待図巻』眺め、島流からの帰還という稀有な人生に興味がわき、墓の裏側まで見に行ってしまった英一蝶の美術展に出かけてきた。 サントリー美術館 没後300年記念 英一蝶 風流才子、浮き世を写す (展示替えあり。後半期に出かけた) まず心惹かれてしまうのは、英一蝶が描く市井の人々。なかでも、“悪ノリする人々”だ。 遥々やってきた仁王門の柱に、アキレス腱が千切れんばかりの背伸びで落書きする者(『仁王門柱図』)、目が見えぬ茶挽き

          とりあえず、愛される悪ノリにはワケがある