見出し画像

『酒蔵開放』の限定酒、飲んでみた【感想編】


こうだ!

当日、現地で購入した限定酒などをリュックサックに詰め込んで自宅まで持ち帰り、じっくり飲んでみました。以下、参考までに感想を。


◉搾りたて生原酒「今朝ノ酒」720ml/1,500円

限定感のあるラベル


アルコール度数21度、大辛口の生原酒(普通酒)。「仕込81号」「2月11日搾り」「蔵元限定販売品」といった文言がグッと来ますね、いいですね。

このラベル内でも説明されていますが、いわゆる「ふな口酒」(もろみをしぼる圧搾機を酒槽〈ふね〉と呼び、そこから最初に流れ出る酒を直接瓶詰した未濾過の生原酒)にあたります。

前項でも触れましたが、これが強烈な辛口で、口に含むやいなや、アルコールのキックにガツンと見舞われて、ちょっと驚かされます。その後、微炭酸のパチパチ感とともに、旨み・甘みがじんわりと口中に染み渡り、鼻に抜ける酒の薫香も心地良し。

プチプチの専用保冷袋に包まれていて、そこにはわざわざ「特別な風味をお楽しみいただくためには、一週間以内にお飲み下さるようお勧めいたします」と記した要冷蔵シールが貼られています。この用法用量にのっとって、少しずついただきましたが、どうも日が経つごとに、味わいが丸くなっていくような不思議な感覚に。「酵母菌や酵素が生きていますので、必ず、冷蔵庫で保管して下さい」と書いてある通り、生きてる感のある一本でございました。

専用の保冷袋入り

ちなみに実家の父親にはちょっとキツかったようで、帰省すると封を切った瓶が冷蔵後に眠ったままだったので、ほぼ2カ月ぶりに飲んでみたところ、まったく異なるまろやかな口当たりの酒になっていました。これはこれで大変においしく、「ほらやっぱり!」と独りごちました。何がだ!


◉「たる酒」720ml/1,200円

ラベルはシンプル


北海道の酒造好適米で造るシリーズ「特別本醸造 北の稲穂」に杉の木の香り(木香というんですね)を移した、すがすがしくも香り高い酒。実は樽酒を飲んだことがなかったんですが、おいしいもんですね、コレ。

江戸時代、上方から江戸まで専用の樽廻船で運搬されていた菰かぶりの「下り酒」はこんな味わいだったのかなあ、などと想像を巡らせながら、おいしくいただきました。こちらも『酒蔵開放』の限定販売品。

◉「特濃にごり」720ml/1,200円

瓶のデザインとコピーがいいですね。「男山」にも濁点が(笑)

肩ラベルにある「男山史上、過去最濃」の惹句に違わぬ「どろり感」が楽しめる珍しいひと瓶。実家の父親も大絶賛のまろやかさと濃厚なコクが味わえます。

冷蔵庫でキンキンに冷やしていたところ、酒成分とにごり成分が完全に分離してしまいまして、これが瓶の天地を念入りにぐるぐるしないと元通りに混ざり合わないんですよ。

アルコール度数は19度、もはや品目が「リキュール」になっちゃってます。
お米の甘さと旨みが存分に味わえる、飲みごたえ抜群のにごり酒でした。

炭酸で割っても良かったのか! そのまま全部飲んじゃった


◉「板粕」500g/500円
◉「冷解 復古酒の搾り酒粕」400g✕5個/1,000円

物販コーナーでは「酒の粕漬け」や「甘酒缶」をはじめ、数種類の酒粕を販売していました。

「鮭の粕漬け」を食べてみたかったんですが、さすがに持ち帰れず

「冷解 復古酒の搾り酒粕」は前年の冷凍酒粕を解凍した特価品。甘酒にしていただきましたが、十分おいしかったです。みそ汁やカレーに加えるとコクが増しますね。

一方、専用の段ボールパッケージで販売されていた「板粕」は、まだ冷蔵中。どうやっていただこうか、検討中です。

「厳封之証」のシールがものものしい「板粕」
お得な解凍品でも十分においしい甘酒に


奮発して生牡蠣をアテに

せっかくの限定酒ということで、「特濃にごり」をいただく際には手づくりの酒肴を用意(撮影用)。道産生牡蠣の三杯酢とホウレンソウのおひたしを合わせてみました。

三杯酢、サイコー!

これがうまかった!

どんどん飲めちゃう、おいしさでした

Twitchでゲーム実況を見ながら、グイグイ飲み進めていくのが、愉悦。
結果、ベロンベロンでしたが、自宅なのでセーフです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?