見出し画像

演じることになれてしまったINFJ

私たちは接する相手によって魅せる顔が異なる。

家族や親族にだけ魅せるリラックスした表情。
会社の人に魅せる社会人として礼儀をわきまえた表情。
友人にだけ魅せる子どもの時から変わらない表情。
愛する人にしか魅せることのない甘えた表情。

そうやって私たち人間は大人になるにつれていろんな顔をもち、接する相手によって表情を使い分けて生きている。

INFJに限ったことではないのかもしれないけど、私は、接する相手によってもそうだし、会った人と何をするのか、これから行く場所がどういう場なのか、TPOのような感じで自分自身を取り繕うことがとても上手くなってきてしまった。(いいのやら悪いのやら)

これが果たして大人になったから身についた力なのか、周りの雰囲気を読みすぎるINFJの特徴なのか、日本人故の性格だからなのかはわからない。

でも確実に自分を偽って”演じ切る”ということが上手くなってしまった。


私ははじめましてって人と出会うことがすきだ。
新しい人と会って、その人が今までどんな風に生きてきてって、そういう話が聞けるだけで楽しいし、話を聞くだけでその人の人生を一緒に歩いてきたかのような感覚になれる。

多くの人が新しい人と出会うのは、「緊張する」とか「上手く自分自身を表現することができない」って言うけれど私はそういう気持ちを抱くことがあまりない。

むしろ同じ人とずーと一緒にいると、その人の嫌なところや苦手な部分、不満に目がいってしまい、そんなことを思っている自分も嫌だし、だからと言って、思った不満を相手にぶつけてしまえばその人との関係性が悪くなってしまうから絶対にできない。(我慢だ我慢。ストレスたまっちゃうね)

だから人の深い部分までは入り込まないし、入り込まれるのもあんまり好きではない。

これはINFJの特徴だと思うけれど、不思議なことに同じ環境にずーといると、大体その人が何を求めていて、何を思っているのか、どうしてほしくて、何がしたいのかが悟れるようになる。

だから相手の要望や意図をくみ取って、欲しい物を欲しい時に与えてあげる。

何にも知らなかったようなフリをして。

これが“演じている”ってことだと思う。

相手のことを思うばかり、
本当は知ってたけど知らないフリをし、
聞いたことあるけれど初めて聞いたかのようなフリをして、
相手の事を1番に思うから、相手が自分に何を望んでいるのかをくみ取って、相手の前で求められた自分を”演じる”ようになる。

本当の私ってなんだろう。
素の自分って?

集団の集まりが得意ではないのも、その人にあった自分の顔が用意できないからどんな風にしてその場にいたらいいのかわからなくて、疲れてしまうからなのかもしれない。

INFJ同士で会ったらどんな風になるんだろう。
INFJ同士のご夫婦とかカップルとかは言葉を発さず会話とかできちゃうのかな。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?