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アーティストの海外進出①

現在自身の写真集などが香港、台湾にて販売されています。台湾で毎年開催されているアートイベントには2017年より3年連続で出展しています。2019年には日本人のアーティストを集め台北でのグループ展を企画展示しました。

なぜアーティストが海外進出を考えるのか?そんな話を数回に分けて投稿したいと思います。まず1回目は「僕の初めての海外進出」です。

僕の作品が初めて海外で展示されたのは2011年。僕が使っているカメラメーカーのロモグラフィーが「Lomography x Design Taxi Rumble 」と言う国際コンペを開催し、僕の作品がグランプリを獲得!そのコンペで受賞した作品が香港にあるロモグラフィーのギャラリーで展示されたのでした。(下記写真がグランプリ受賞作)

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展示初日にオープニングパーティがあるとの報告を受け、「もし来れるなら歓迎するよ」との連絡。当時会社員をしていた僕は有給を取得して香港へ。会場ではコンペ主催者のロモグラフィーのアジア地域マネージャーを始めスタッフとシンガポールからはDesign Taxi(アーティストエイジェント)の代表も同席。僕にとっては初めての晴れの舞台。何もかもが新鮮で刺激的。

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そして僕がこの展示を通じて感じたこと、と言うか思い知らされたこと。

①海外での活動は人脈が底なしに広がる。

②英語は必須。

③海外活動はちょー気持ちいい。

当時まだ僕は国内でもそれほど積極的に展示をしていたわけでもなかったので、日本国内の人脈すらほぼなし。しかしこれをきっかけにロモグラフィーの国際的なコミニュティの中で僕の存在が知れ渡ることに。それ以来、海外からのインタビューを受けたり、作品がロモグラフィーの広告に使われたりして、僕の作品が少しずつ世界に広まっていったのでした。

そして海外へ撮影に行くたびに、現地の仲間が増えていき、そこからまた紹介、紹介で仲間が増えていく。ただどうしても海外とのコミニュケーションは英語。僕は当時の仕事柄文書で英語を使うことが多かったのだけど、実際の会話力には問題有り。そこでこの頃からまた独学で英語を勉強し始めたのでした。英語についてはまた別の機会に投稿したいと思います。

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この人脈が広がる気持ち良さと、英語を克服したいと言う何クソ感が、僕を常にワクワクさせてまた海外で何かしたいと言う欲求になっていったのです。これが僕の原動力。しかし、考えていることはまだあります。

それは日本国内だけの活動で良いのか?と言う不安です。自分が活動する場所は基本的に日本であることは今後も変わらないと思う。けど活動(稼ぐこと)ができる場所は日本だけではなく、他の国にも準備をしておく必要があると思うのです。いわゆるリスクヘッジ。

続きは次回の投稿にて。




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