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無神経極まりない動画に憤慨す。

多くの人がその動画に癒され、束の間の幸せを獲得し、自分のアイディアも付け加えて新しいものを作ったりもしてこの外出自粛期間をどうにかこうにか生活していた。

私がその動画を知ったときには、ダンサーがダンスを加えたり、アーティストたちがハモってみたりとすでにやや盛り上がりをみせていた。ハッシュタグで追いかけると次から次へとみんなの創意工夫が見られた。

ずっと同じ曲の動画を見ているから、口ずさめるようにもなっていた。

SNS初心者の両親に使い方を教えるついでに、この動画とこの現象の面白さを伝えていた。



やっぱ、星野源ってすごいよな。

新しいものを生み出すってこういうことなんかな。


とすっかり源さんの才能に改めて惚れ直していたところだった。



それが、今朝、ぶっ壊された。

最悪な気分だ。

こんなにも不愉快なことはない。


安倍晋三がTwitterで星野源の曲に合わせて、「家にいましょう」というメッセージを送るのだ。


家にいましょう、と

見るからに高級そうな家具に囲まれ、犬と戯れ、チャンネルを操作し、優雅にお茶を飲み、本を読む仕草をしながら

家にいましょう、と


なにも面白くない。

面白さのかけらもない。

ただお金持ちの優雅な休日を見せつけられているようにしか感じない。

なにがしたいのかもよくわからない。

よく周りの人も、これを撮ろうと協力したな!と思うし、もしかして、これは周囲の人が逆に安倍晋三をSNS上で辱めを受けさせようとしているのかとさえ思ってしまう(そんなことはないだろうな。)

無神経、極まりない。


もう見たくもないが、これは記録として貼り付けておこう。

あぁぁ、源さんに謝って欲しい。源さんのファンにも源さんのアイディアに賛同して動画を作ったアーティストの人たちにも源さんの動画で癒されていた多くの人たちにも謝ってほしい。謝られたところでこの不快感は一生消えることもないだろうけど。


安倍晋三の優雅なお家タイムを見せつけられて元気になる人がいるのか、医療従事者たちの負担が軽減されると思ったのか?


はらがたつ。



今日も医療現場で命がけで奮闘している人たちがいる。

外出したら感染の可能性は高まるが、仕事にいかなければ明日、明後日、生きていけない人だっている。イベントをやむおえず自粛し大赤字を抱えてしまった人たちや閉店を余儀なくされた飲食店もある。

政府は自粛を要請して人々の移動を制限させているくせに、まともな補償はない。

どんだけ困っていても、補助金の対象には入れない人がほとんどだ。



困っている人を助けるのが、政治家の仕事じゃないのか。

もっと、一般の人々に寄り添い想いやる心と真っ当なことが考えられる知性を持つ人が政治家になってほしいものだ。

(今の推しは、ドイツのメルケルさんとカナダのトルドーさんだ。)


2020年4月12日日曜日。

朝からずっと雨で、グッと寒くなった。道の駅の生鮮食材のマーケットに連れていかれた。部屋の電気を交換してもらい明るくなった。夜、BBCの独占映像でビル・ゲイツの話を聞き、彼が雑誌に寄稿したりしたものを読み、こりゃすげぇや、と感嘆した。経済より人の命を考えて投資していくことが今の投資家のあるべき姿なのかもしれない。


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