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東京オリンピック期間中に深夜運行する東京都の自己矛盾!

2021年6月30日、JR東日本は、7月23日から8月8日までの東京オリンピック開催期間中に「臨時深夜列車」を運行する計画を発表した。首都圏の21路線で、通常の終電後に「臨時深夜列車」を運行するというわけだ。

山手線や京浜東北線をはじめとする都内の主要路線では、深夜2:00頃まで電車が走っていることになる。いったい誰が乗るのだろうか?

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「8時にはみんな帰ろう」と呼びかける東京都!

さて、東京都は、6月4日以来「夜の人の流れを抑えるために8時にはみんな帰ろう」キャンペーンを行っている。

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都営地下鉄も深夜運行するという矛盾!

JR東日本は株式会社であり営利企業である。年末年始のように乗客の需要さえあれば、臨時列車を供給するという論理で動いても、やむをえないことかもしれない。

しかし、「都営地下鉄」は「東京都」が運営する機関であり、同じ「東京都」が推進する「8時にはみんな帰ろう」キャンペーンと整合性がなければならない。したがって、8時には運転を取り止めるのが筋道だろう。あるいは、事情があって8時に帰ることのできない乗客のために、9時か10時くらいまで運行を延長しても、まだ許容範囲かもしれない。それでも、従来よりも終電時刻を早めるのが、理にかなった行動だろう。

ところが、驚いたことに、「都営地下鉄」は、終電時刻を早めるどころか、7月23日から8月8日までの東京オリンピック開催期間中、JR東日本と同じように「臨時深夜列車」を運行するというのである!

都営地下鉄・大江戸線の「都庁前」の最終電車は1:37だから、「8時にはみんな帰ろう」と呼びかける東京都庁の目の前で、地下鉄は夜中過ぎまで運行されるわけである。この状況は、論理的に明らかな「矛盾」であり、「東京都」は矛盾して平気な「二枚舌」を使う役所だと結論付けざるをえない。

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「8時にはみんな帰ろう」と呼びかけながら、その呼びかけた本人が夜中の2時まで遊んでいたら、それは「コント」だろう。笑って済ませられればよいが、オリンピックを観戦した後の8時から2時まで、興奮冷めやらぬ酔客が集う6時間に何が起こるのか! 知事をはじめとする東京都の役人たちは、想像することさえできないのだろうか?!

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