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どの様に事務職はできたのか?

事務職は雇用される女性にとって大きな割合を占める職種です。
これまでの自分の経験を振り返り、この職業がどの様に捉えられているのか、どの様にキャリア設計するのが良いかを考えた時期があります。

事務職はタイプライターの誕生により発生したもので、タイピスト的な仕事から女性向けの職業として定着してきました。
これが日本の文化的な土壌・背景・性別役割分業意識とうまく絡み合い、主に女性の仕事となっていったのです。

日本は他の先進国と比べ、女性の非正規労働従事者の割合が高いです。
また運よく女性がやりがいを感じられる職業に就くことができても、文化的な背景等から能力を十分に発揮できないことは多々あります。女性の非正規雇用労働者が減少し、正規雇用者数が増加しない限り、日本の女性事務職の地位向上はあり得ないと言えるかもしれません。

その一方、正社員女性事務職のキャリアパス事例については確実に存在しているものであるし、今後も見守っていくべき事項だと思います。

仕事の中身が充実したら、環境や処遇等も整えていく必要があると思います。女性の労働環境はひと昔前に比べ格段に向上していますが、実際にはまだまだ改善すべき領域があります。

労働者自身の意識も改革が必要かもしれません。モチベーション維持しながら働いていける日々が訪れると良いと思っています。

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