ある分野特化型のキャリアカウンセリング
これまでいくつか有料のキャリアカウンセリングを受けてきましたが、その時感じたことを書きます。
■ミドルエイジに特化したカウンセリング
たまたま私と同じ職場に勤めておられた方が立ち上げられた世代特化型カウンセリングでした。(現職中はお会いしたことがありません)
コーチング+ご自身の体験を元にカウンセリングされていました。
主な指導の内容は
◎ミドル女性でもピュアになること(今までのこだわりなどを捨てること)
◎見た目を小奇麗にすること(別途美容室やカメラマンなどを紹介)
◎想いを大切にすること(応募書類の書き方:文章は長め)
◎今後は絶対に転職しないように言われる。給与の高い外資系企業応募は目指さない様に言われる。(ペルソナが違ったのかもしれません)
良かった点は想いを大切にして応募書類を作るので、応募した時に熱意が伝わる点です。
応募書類用の写真もきれいに仕上がりました。
一方で最近は応募書類の文章を長く書くより簡潔に書くほうが受けるようなので、書類選考に通りにくい場合があります。
有料で比較的高額なカウンセリングですので、サービスを受けるほうの期待値も高くなりがちですね。私自身とは基本的な考えやご経験が少し異なるという印象を持ちました。話題を選んで相談する等、少し工夫しながら利用させていただきました。
■自己開拓型のキャリアカウンセリング
エージェント登録や実際の応募の前に利用してほしいとのことで、転職先が決まるまで半永久的にサポートいただけるとのことでした。(実際には2~3か月位のサポートでした。時間が空くと再度料金が発生します。)
その間は無制限に質問を受けたり応募を手伝ってくださいます。料金は比較的高額です。
自己開拓型なので、やり方は人によって違います。そこをカスタマイズされているという訳です。
主な指導の内容は
◎面接の時に持っていくパワーポイント資料の指導(自分の経験を説明する為のもの)
◎応募先企業へのアプローチ方法、リストアップ
良かった点は面接の時にプレゼンするなど、その当時としては斬新なアドバイスをされていたところです。(現在は派遣会社などの無料のキャリアカウンセリングでもある程度そのやり方を教えてくださる方も出てきています)
ただし、他の方が作成されたプレゼン資料をカウンセリングの時に見せておられたのが、少し気になりました。(名前などを消した上ではありますが)恐らく同じように違和感を感じていた方もおられると思います。
◆後から振り返ってみて・・
正直なところ、ミドルエイジ特化型/自己開拓型 カウンセリングどちらも私の場合は直接職業選択に好影響を及ぼしたかどうか不明です。
むしろカウンセラー自身に力があり、カウンセリングを受ける人が関心のある分野で実績を上げてこられている場合、ロールモデルの様になり大きな影響を受けるのではないかと思います。前向きで実力ある方のお話はどんどん聞きにいくのがよいと思います。
カウンセリングの価格と実際の効果も私の場合は比例しませんでした。
一般的なキャリアカウンセリングでない場合、守秘義務についての考え方はカウンセリングを受ける前に良く確認された方が良いかもしれません。直感で構わないのでどのような方を対象にした商品なのかも知っておくと良いと思います。
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