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ベテラン事務職に求められるもの

事務職の勤続年数が職務にどのような変化をもたらすのかを検討した書籍を読んだことがあります。

仕事の流れ(工程)における担当部分は勤続年数による影響を受けない様です。

一方で販売活動に対する役割として、7つの役割別職務グループごとに担当者割合の平均値を比較すると、ベテラン事務職はそれまでの役割を担いながらさらに「情報収集・分析・提案」の役割を拡大する様になることが分かります。

① 付帯的雑務
ベテラン事務職81%(営業職:15%) 平均的事務職86%(営業職:14%)
② 手配・手続き
ベテラン事務職68%(営業職:25%)平均的事務職69%(営業職:24%)
③ 交渉・調整・回答
ベテラン事務職66%(営業職:57%)平均的事務職60%(営業職:52%)
④ ミスの発見とフォロー
 ベテラン事務職81%(営業職:45%)平均的事務職74%(営業職:47%)
⑤ 情報収集・分析・提案
ベテラン事務職36%(営業職:85%)平均的事務職22%(営業職:81%)
⑥ 情報提供・販売促進
ベテラン事務職13%(営業職:45%)平均的事務職8%(営業職:45%)
⑦ 計画立案・販売活動
ベテラン事務職29%(営業職:84%)平均的事務職24%(営業職:83%)

(出典:女性事務職のキャリア拡大と職場組織 浅海典子)


事務職はルーティーンワークをやりながら、そこを軸にどんどん職域を広げていくことが分かります。

私自身の実体験からも求められる役割はどんどん広がっていくと感じます。これからは次の時代に向けて、新しい仕事の仕方を柔軟に考えていく姿勢が不可欠だと改めて日々思います。

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