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発達障害者が嫌な出来事を反芻しないためのライフハック


自身の経験

嫌な出来事は人より多めに経験してきたと思います。
小学校低学年から既に定型発達児に目を付けられ、いじめにあってきました。
上履きを隠されたり、給食着を田んぼに放り投げられたり、眼鏡を壊されたりと悲惨な小学校生活でした。

中学以降もここまで酷くありませんでしたが、こそこそと陰で嫌がらせを受けました。
詳しくは語りませんが、かなり精神を抉られてしまい、私は鬱病に近い状態になってしまいました(成人してから診断が降りました)。

このように発達障害者は人一倍嫌な出来事に遭遇しやすいと思います。
なぜなら能力値に偏りがあり、目立ちやすいためです。
良くも悪くもオタク気質であるために、お山の大将(あるいはお局様)に目をつけられて、嫌がらせの標的になってしまうのです。

では一体どのようにして、発達障害者は嫌な出来事を忘れ去ることができるのでしょうか?

結局は時間が解決してくれる

結論から言えば、時間が解決してくれます。
人生における最も大きいショックとされる親の死でさえも、時間が経てば立ち直れるものです。
たしかにポケモンの技のように、綺麗さっぱり忘れてしまうというのは難しいです。
しかしながら、エビングハウスの忘却曲線によれば、1日後にはなんと74%もの記憶が無くなってしまうのだそうです。

なので意外にも辛いのは嫌な出来事があったその日だけで、翌日以降はケロッとしているものなのです。
ただ発達障害者はいわゆる脳内反省会が大好きで、嫌な記憶を反芻しがちです。
つまり律儀にも復習を繰り返しているために、記憶が長期記憶に移行してしまうのです。

ではそうならないために、一体我々は何をすれば良いのでしょうか?

脳のリソースを他のことに割く

分かりやすく言えば、反芻思考とはタブを開きすぎたブラウザと同じです。
メモリが食い尽くされているので、新規タブも開けず、まさににっちもさっちもいかない状況に陥っているのです。

ではどうすればよいのかと言うと、タブを全て閉じてしまえば良いのです。
一度思考をクリアにして、他のことに没頭すれば、嫌な記憶が入り込む余地なんてありません。
趣味に没入するでも、美味しいものを食べるでも何でも構いませんが、1番おすすめなのは運動ですね。

私は最近HIITトレーニングというものをやっていますが、あまりにもキツくて嫌な記憶どころか、すべての記憶が消えそうなほどです。
しかも運動には、ストレス解消ホルモンである、セロトニンやエンドルフィンを分泌させる効果があるので、まさに一石二鳥と言えます。

何かに没入するということは進捗も生み出しますので、皆さん是非熱中できることを探してみましょう。


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