見出し画像

ハワイで就職

[今日の短歌]学びたい働きたいという気持ち諦めないで大切にして

夏のインターンがやってきた

6月に入り、私が働く法律事務所にも、数人のインターンさん達がやってきました。彼らはロースクールに通う弁護士の卵たちです。皆さんハキハキと滑舌が良く、とても聡明そう。

弁護士を目指す人々は、インターンで経験を積んで、そのまま弁護士事務所に入るのが通例。各事務所とも優秀な人材を取るためにしのぎを削っていて、ロースクールの中でもトップクラスの学生さんたちがやってきます。

もちろん、若い頃から弁護士を目指していて、大学卒業後すぐにロースクールに進む人もいますが、それだけではないのが面白いところ。

様々な職を経て、改めて弁護士を目指してロースクールに入った人たちもたくさんいます。私たちの事務所の弁護士さん達も、元教師やレストラン業界、ミリタリーに籍を置いていた人など、背景は様々です。

新たな道を目指して、一から頑張る努力と、それを可能にする土壌が結びついた時、輝かしい未来への扉が開くわけですね。

はじめに努力ありき、そしてネットワーク

弁護士だけでなく、夏学期中は様々な業界でインターンを受け入れています。希望の業界で学びつつ、しっかりとネットワークを構築するのがその目標。なぜならハワイ(アメリカ)はかなりのコネ社会だからです。

コネ社会と言うのは語弊があるな。頑張っている人に、より多くの助け舟が差し出される、よりフレキシブルな社会と言うことなのです。例えば、ある企業のポジションが空きそうだとします。すると、そのポジションにマッチしそうな人材を探し始めるわけです。その人材に、心当たりがる場合、公募の前に一度声を掛けて…となる事が多いのです。

まずは努力ありき。そして常に即戦力が求められます。なので、まずは自分を知ってもらうためにも、インターンやボランティアが有効なわけですね。

特に留学生の場合は、ビザ無しでは働くことはできませんので、在学中にはインターンやボランティアという選択肢しか無いわけですが、ネットワークは作っておいて損はありません。そこで気に入られると、ポジションが空いた時に、「うちで働かない?」とスカウトされることも多々あるのです。私も卒業後声をかけて貰った会社で通算10年以上も働きました。当時はビザが取りやすかったというのもありますが。

そのようにきっかけを掴んだら、後は研鑽を積み、またどこかのタイミングで引き抜かれたり、紹介されたりを繰り返しつつキャリアを構築していく、と。

予期せぬ事態に備えて

ただフレキシブルでありながらも、非情な社会でもあります。レイオフで、部署ごとなくなるということもよくある事です。今回のコロナ禍のように、予期せぬ事態が業界全体に影響を及ぼす事だってあります。

私の場合、順調に進んでいる時に、自分や家族の健康問題で、仕事をセーブしたり断念せざるを得ないこともありました。ただ、それが転機となり、今となっては却って良かったと思えるようになりましたが。

ハワイは地方都市ですし、ニューヨークやLAなどの大都市とは、全く事情が違うとは思います。ただ、「努力とネットワークが大切」と言うのは、何処にいようと真実の一つではないかと思っています。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?