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小説家の映画感想文「チケットトゥパラダイス」by Netflix

Ola, que tal?
Loca Hermanaの書斎へようこそ👠
この挨拶するの久しぶりー❤
どうも、ロカです👠
今月1日に出産し、一児の母となりました。
子育てに追われていますので、なかなか更新できませんが、今日は娘が爆睡している間に記事を書いております。

娘が寝ている間にネトフリで映画を一本見る事ができたので、今日はその感想を書いていきます。

ジュリアロバーツとジョージクルーニーの共演!豪華ですねー。
ストーリーは至ってシンプルなものです。
ジュリアロバーツとジョージクルーニーは離婚した元夫婦の設定です。2人には法学部を卒業したばかりの優秀な一人娘がいます。娘の親として離婚後も協力してきたものの、不仲な2人。
一人娘リリーは、新卒で弁護士として働く事になった優秀な女の子。両親の期待を一身に背負っていますが、大学卒業後の卒業旅行で親友とバリへ。働く前に旅行で遊ぶぜ!と決めていったバリで現地のイケメンと恋に落ちてしまい、弁護士としてアメリカで働くのを秒でやめて、イケメンとスピード婚してバリで暮らす事を決めてしまいます。これにパパとママはびっくりしてバリへ!娘の結婚を阻止するために仲の悪い元夫婦が手を組む、という訳。
最終的に娘の結婚を阻止する事を諦め、祝福し、元夫婦もいい感じになって、このままいくと復縁?みたいな空気になってハッピーエンド。

で、一児の母になった私の感想は、
「ふ、複雑や・・・・」
弁護士になる予定を放り出してしまうリリーは、日本で例えれば、東大の法学部を出て有名弁護士事務所に就職予定なのに、旅行先の沖縄でイケメンと恋に落ちて内定蹴る、というようなものです。
手塩にかけて育てた娘がスピード婚、というだけでも大問題ですが、そもそも弁護士になれるような頭のいい娘が、その道を蹴って、たまたま旅先で出会ったイケメンと結婚すると言うのは、たぶんどこの国の親でも大反対でしょうね。
バリの人と結婚するなら、国際結婚ですし、相手の国に帰化するのか?国籍は?とか、そもそもそのようなヘビーな事も考えなければいけません。まあこれは映画なんだけどさ。
新米母となったばかりの自分の意見としては、まあ親からすればそれってどうなの?って感じですよね。

ですが、これまで独身時代に散々好き勝手してきて、過保護過干渉な親と壮絶な戦いを繰り広げてきて、「もう放っておいてくれよ!成人してるんだから好きにさせてもらう!親なら娘を信じて何でもやらせるべき!」という思想の持ち主だった自分としては、「まあ、どんな相手を選ぶかは娘が決める事だし」とも思います。元カレとの結婚を反対された過去がある身としては。
実際、リリーは成人している娘ですから、両親が口を出せる法的な権利はありませんしね。

子供の気持ちと親の気持ち。これまでは子供の気持ちしかわからなかったけど、母になって親の気持ちがわかるようになった今では、私は非常に複雑な気持ちです。たぶん、この映画を独身時代に見たら、リリーに肩入れするんだと思うのですが、結婚して母となって見たら、「うわあこんな結婚絶対にやめて欲しい・・・」と思ってしまいました。

かつて眞子様と小室圭が結婚した時、日本中が、反対派と賛成派に別れて議論を繰り広げました。由緒あるロイヤルと、うさんくさい小室圭が結婚する事に反対する人は多かったと思いますが、賛成派の人はどちらかと言えば「結婚相手を選ぶのは個人の権利である」という主義に基づいて言っていたような気がします。まあそれはそうなのだが、個人の権利と、皇室という「普通じゃない由緒ある家出身である」という状況は対立するものであり、現代の自由な価値観と伝統が激しくぶつかる問題であったと思う。
その時は独身女性としていろいろ思うところもあったが(まあシンプルに小室圭がやばそうだったから反対派だったのだが)、今母となってみて「うーん小室家が皇室の親戚になっちゃったよorz」と頭を抱えている。

まあ自分だって小室圭みたいにやばい元カレと結婚しようとしてたから、偉そうに言う権利は無い。

というか、もし娘が大きくなって、やばい彼氏と結婚しようとした時、私はどうすればいいの?
親として反対すべき気持ちと、
それまで自由に生きて来た娘としての気持ち、
どちらを優先するのか・・・。

・・・・考えたくないなあ!



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