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アメリカ留学でかかった費用を公開

こんにちは。この記事では私がアメリカの2年制大学(コミュニティカレッジ、略してコミカレ)に進学し、約2年間(1年と9ヶ月)通って卒業するまでにかかった費用を公開します。

はじめに

私は留学にかかった費用のほとんどを給付型奨学金で賄っており、それでも足りないお金は私自身の銀行口座にあるお金、もしくは大学でアルバイトをして貯めたお金から支払っていました。(私の銀行口座内にあるお金は、1円たりとも親のお金は含まれていません)私の親がお金を出したのは、ビザ申請費用、日本-アメリカ間の航空券と保険代です。また、私の家は母子家庭で、裕福とは言えないお家です。

この記事が「家が裕福ではないけれど留学したい、海外の大学に進学したい」という人の何かの助けになれば幸いです。

また、娯楽費(レストラン代やおやつ代など)に関しては今回は省略させていただきます。娯楽費は全て大学でアルバイトしたお金から払っていました。

アメリカ留学にかかった費用

学費

学費は大学や専攻、自分が実際に取る単位の数などによって大きく変わってきます。
私の場合

  • ワシントン州シアトル郊外にある2年制大学

  • 専攻はComputer Science(計算機械学)

  • 大学はクオーター制で、1年目は63単位(春学期:18単位、夏学期:15単位、秋学期:15単位、冬学期:15単位)を履修、2年目は43単位(春学期:15単位、夏学期:13単位、秋学期:15単位)を取得

  • ラボ(実験室)の授業を履修する際は追加で40ドルがかかる(ラボの授業は1つ履修しました)

という状況でした。
Form 1098-Tという、1年間で学費をいくら払ったのかが書いてあるフォームがあるのでそれによると

2022年は学費のみで$14411.78かかり、
次の年の2023年は$10630.97かかりました。

ちなみにですが、大学のホームページや留学の情報をまとめているサイトなどに書かれている学費には、夏学期の学費が含まれていないことが多いです。大学の学費を調べる際は、記載されている金額に夏学期に授業を履修した場合にかかる金額も含まれているのかどうかを確認することをお勧めします。

今振り返ってみると、学費に結構大きなお金を払っていたんですね…給付型奨学金のおかげで学費に関しては自己負担はゼロで済みました。(給付型奨学金を出してくれたところに土下座しなくては…!!!)

生活費

私は寮生活ではなくホームステイをしていたのでその金額を書きたいと思います。
私の大学が仲介しているホームステイでは大学側が料金を決めており、それが月$735でした。毎月のホームステイ費用に含まれていたのは以下のものです。

  • 毎日3食の食事

  • 光熱費、水道代

  • 机、椅子、クローゼット、タンス、ベッドなどの基本的な家具がついた個室

シャンプーやボディソープ、歯ブラシといった個人で使うものや交通費はホームステイ代には含まれておらず、大学でアルバイトして稼いだお金で買っていました。(ちなみに洗濯洗剤やタオル、ベッドのシーツなどはホストファミリーのお家にあるものを使わせてもらえるので買う必要はありませんでした。)

単純計算で、$735×12ヶ月=$8820が1年目に、
$735×9ヶ月=$6615が2年目にかかりました。

生活費も給付型奨学金で払っていました。円安の影響で月1-2万円ほど追加で自分の口座からお金を出しました。

携帯代

携帯は日本で購入したSIMフリー端末をアメリカに持って行き、現地のプリペイド型の格安SIMを利用しました。ちなみにMint Mobileという格安SIMで、通信速度などは問題ありませんでした。
1年9ヶ月でかかった総費用は$435でした。

携帯は同じ日本人留学生でも、日本の会社が提供している、アメリカや世界中で使えるSIMカードを使っている人や、アメリカの大手キャリアを使っている人などさまざまでした。

携帯代は大学でアルバイトしたお金から出していました。

保険

アメリカでは留学生は必ず保険に加入しなければなりません。私の大学では、留学生の場合は自分の国の保険会社が販売している留学用の海外旅行保険か、大学が提携しているアメリカの保険に入るかの2つの選択肢がありました。

私は日本で留学用の海外旅行保険に加入しました。
細かい金額は覚えていませんが、1年で20万円ほどかかりました。1年8ヶ月(約2年)で40万円ほどでしょうか。

教科書代

教科書は高いので、私はできる限り大学のResource Centerというところで教科書を無料で借りていました。そのおかげで、教科書に払った金額は2年間で200ドルほどに抑えられました。(もし教科書を全てお金を払ってレンタルや購入などをしていたら倍以上かかっていたと思います)

教科書代は自分が大学でアルバイトして貯めたお金から出していました。


交通費

シアトルの街へ遊びに行ったり、銀行へお金を下ろしに行ったりした際に交通費がもちろんかかりました。月に5ドルほどかかったので、単純計算で1年9ヶ月で105ドルほどかかったでしょうか。
私はホストファミリーのお家が大学から歩いて10分ほどのとても近い場所にあったので、通学のためにバスを使ったりしてお金を払う必要はありませんでした。

ホストファミリーのお家の場所によっては、大学に通うためには必ずバスなどを使わなければならないこともあるので、人によってはもっと交通費がかかります。

住んでいる場所によっては学生は交通費が安くなったり、~歳以下は交通費無料となっていたりするので、友達や大学の人に訊いたり調べてみることをお勧めします。(私の友達は、大学生なら半額でバスなどに乗れることを知らずに正規の料金を何ヶ月も払っていて、そのことをとても後悔していました)

交通費も、自分が大学でアルバイトしたお金から出していました。


航空券代

日本からアメリカに行く航空券は運が良かったのか、大手航空会社の直行便のチケットが10万円ほどで取れました。

2023年の年末に日本に帰国した際は乗り継ぎ便で20万円ほどでした。

基本的に、航空券は早く取るほど安く買えます。

ビザ申請費用

申請費用にいくらかかったかがうろ覚えなのでインターネットで調べてきました。
ビザ申請費用に$185
SEVIS費用に$350
かかったようです。

おわりに

合計金額を計算すると、
学費…$25,042.75
生活費$15435
携帯代$435
教科書代$200
交通費$105
ビザ申請費用$535
保険代40万円
航空券代30万円

私は留学中に円安が急速に進行しましたが、ビザを申請する段階で1ドル=150円だったと仮定すると、総額で約700万円ほどかかりました。

一般的に学費が安いと言われている2年制大学(コミュニティカレッジ)でも、安いとは言えない額のお金がかかっています。また、日本の大学に進学するのと違って、高い航空券代もかかりますし、保険代もかかります。

私が母子家庭出身でも海外の大学に通えたのは間違いなく給付型奨学金のおかげです。この記事が誰かの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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