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人間関係構築術。14「器と中身の理想的関係」

何日か前に、
「高級外車に乗っているけど
住んでいるのはボロアパート」

という例を出しました。

これは
「トータルコーディネート」の話でした。
部分的に分不相応なものがあると、
全体の調和が取れずにかえって見苦しいと。
だから自分を客観視して、
バランスの取れた自分で生きていくべきだ。
と、そんな話だったと思います。
外見に振り切った話でしたが、今回は
「器と中身」の関係について
私見を述べていきます。

よく聞く慣用句に、
「健全な精神は健全な肉体に宿る」
というものがあります。

これは誰もが納得するところで、
「体に不健康なところがあると
当然精神にも不調をきたすことがあり、
体を健康に保っていれば
それに伴って心も穏やかでいられる」
そのような意味です。

では、その逆の
「不健全な肉体には不健全な精神が宿る」
も、また然りなのでしょうか?
「心が晴れやかならば身体も好調で、
精神的に病んでいるときは
体にも悪影響が出る」
と。
想像してみると、
おおむね納得できるのではないでしょうか。

慣用句の意味を、
そのまま生活に肉薄した実感であるかのように
捉えるのはいささか無理筋ですが、
何卒ご海容ください。
視点を変えて、新たな自己改革の糸口になれば、
というポジティブな考察ですので。

さて、今回は「器と中身の理想的関係」
について綴る回です。
改めて言うまでもなく
器=肉体
中身=精神
です。
実感に即して考えてみると、
肉体と精神はリンクしており、
片方のステータスにもう片方のステータスが引っ張られます。
片方が不調であれば、もう片方も連鎖的に不調になります。


考えたいのは、「引っ張る方」をどちらにするのか?です。

精神を健康に保つために、肉体を健康に保つのか
肉体を健康に保つために、精神を健康に保つのか。
どちらのコンディションを先に整えるにしても、
このロジックに従うと
健康に保ちたい方とは逆の方から
アプローチすることになります。

メンタルを強靭にするため、
筋トレを積み肉体を鍛える
心穏やかでいるため、
病気の予防に努める
これらは中身のために器を整える行為です。

体を鍛え上げるために、
高負荷のトレーニングに耐え得る強い精神力を身につける
健やかな体を維持するために、
ストレスの少ない生活を送る
こちらは器のために中身を整えていると言えます。

しかし時には、
肉体と精神のリンクを切ることを強いられる場面も出てきます。
身内に不幸があったが、負けられない試合を控えている
疲労はピークだが、家族サービスの約束がある
失恋した次の日の朝に、大切な商談がある
などなど。
こういうシーンでは「無理を押して」頑張らざるを得ません。

人生のここぞ!という局面においては
さまざまにコンディションの悪い中で
それでも高いパフォーマンスを発揮することが求められますが、
おそらく体なり心なりは、かなりすり減ります。

すり減らしながらも全てが片付いた時、
「器と中身のリンク」
を思い出して欲しいのです。
片方はもう片方に引っ張られます。
不調を引きずると、そのままもう片方が
不調をきたしてしまうため、
意図的な超回復を図りましょう。
自分のご機嫌は自分で取ること。

器も中身もどちらもあなた自信です。
意識して、労ってあげてください。


ということで、僕もこれから自分を労ります。
皆さんも設備点検を怠りなく。
それでは。
お読みいただきありがとうございました。

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