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寒くなると痛みや不調が増える理由と対策

最近(記事作成時期11/2)、朝晩冷えてきましたね!
冷えてくると当院(整体院)で多くなるのは「ギックリ腰」「こむら返り(足がつる)」です。
他にも腰痛、肩凝り、首痛、膝痛、四十肩・五十肩などなど、温かい時期、暑い時期より様々な疾患や不調が増えてきます。

今回は、なぜ寒くなる、気温が下がると痛みや不調が起こるのか、悪化するのかを考察して、さらに、どうすれば冬に痛みや不調知らずでいられるかを提案していきたいと思います。

毎回、言っていますが、科学的なデータやエビデンスは一切ありません(笑)
整体師として20年以上の経験と健康づくりの勉強をしてきた一人の意見です。データやエビデンスが欲しい人は別の方の記事を読んでくださいね(^^♪

「ヒトは柔らかく温かく生まれ、固く冷たくなって死んでいく」という言葉があります。
誰の言葉か忘れてしまい思い出せません…
ぐっぐってみたけどヒットしない…
でも、誰が言ったかより大事なのは言葉の中身です!

この言葉、健康や病気を考える上ですごく重要です。
寒くなる、冷えると痛みや不調が増える原因もこの言葉から読み取れます。

一つ一つ紐解いていきましょう♪
「生まれた時」=「赤ちゃん」→「柔らかい」&「温かい」
「死」=「命が尽きた状態」→「固い」&「冷たい」

生命力があふれ元気(健康)な状態が「赤ちゃん」です。
一方、生命の最終状況が「死」です。

「死」の前には「病気」「不調」「痛み」…と健康でない状態があります。
つまり、「赤ちゃん=健康」→「病気・痛み・不調」→「死」と解釈できる。


元気と病気と柔らかいと固い

生まれたての赤ちゃんや小さな子供は体温が高いですね。そして、骨も筋肉も体全体が柔らかい。
体温が高いと免疫力は高くなり、柔らかいとケガや骨折も肩凝りも起こらない。

免疫は理想体温(約36.5~37.0度)から1度低下すると30%減少し、1度上がると免疫力は5~6倍になると言われています。

一方、普通の人は歳と共に体温が下がり、身体が固くなっていき徐々に痛む場所が増え、病気も増えていきます。

今日のテーマ「寒くなると痛みや不調が増える理由」は
単純に「冷え」からの体温低下が一つの要因という事です。

いつも私が使っている言い方にすると
【冷える】→【固まる】→【痛くなる】
の法則です。

【冷える】と【固まる】のは、寒さに震え「身体が縮こまる」経験は誰でもあると思います。

【冷える】と筋肉だけでなく身体の中でも色々と【固まる】

イメージしにくいので例を上げます。
お肉を焼いた後のフライパンに残った「油」はフライパンが熱いうちは透明でサラサラですが、時間がたち冷めると白く固まります。
水も冷えれば氷になり固まる…
全ても物は冷えると固くなるんですね。

肉の油も冷えると固まる

血液中の油もドロドロ(固まった状態)になる。
筋肉も血管も関節も細胞もみな固くなる。

ん!?
固まるのは分かる…
でも、なんで「固まる」と痛くなるの!?となりそうですね。

イメージとしては、ものすごい寒さの中に居ると身体は冷えて凍えますね。
そうなると身体の動きは悪くなりガチガチになる。
ガチガチの身体で無理に動こうとすると…身体を壊しそう…
というか、動かないですね。

凍えて固まる人

凍えて固まっているのに無理に動いたら故障し、身体を痛めてしまうのは目に見えます。

「固くなっている」=「筋肉は縮んでいる」→「関節が詰まっている」→「関節に圧力が掛かっている」→「痛くなる」

さらに、冷えて入れば血流も悪い、神経伝達も悪くとなり「痛み」がいつ出てもおかしくない状況!

「寒くなると痛みや不調が増える理由」は、何となくイメージ出来て頂ければ嬉しく思います。

では、痛みをどう予防する!?解消する!?

予防は簡単ですね!
冷えを防ぎ体温を高く保つ工夫をすればよい!とにかく温める!

また、ギックリ腰は、圧倒的に朝が多いです。
寝て起きたばかりは、身体が固まっている。
固まっているから、ちょっとした動作で筋肉や靭帯が正常な動きをせずに痛める…
予防法は、朝起きたら急に起きずに布団の中でモゾモゾと小さくゆっくり腰や股関節、背骨を動かして緩めてあげる。
これだけで、だいたい防ぐことができます。

でも、もしギックリ腰になってしまったら、即日中に信頼できる整体師の元へ行きましょう。状況によっては、その場で痛みは消失したり、動かせるようになったりします。その場で変わらなくても何もしないより、圧倒的に早く楽になります。
全ての整体師ができるわけではないので、整体師選びは入念に!
本当は掛かりつけの整体師を持っておくと、身体のトラブルはとりあえず相談して、施術を受けるべきか、他の方法を選択すべきか、アドバイスをもらうと最高ですね!

とにかく元気で不調なく若々しくいるためには「赤ちゃん」を目指す(^^♪

「赤ちゃん」を目指すっていうのは、泣いたり、わめいたり、暴れたりじゃないですよー(笑)
赤ちゃんのように「柔らかく」×「温かい」身体を作りましょうってことです。

柔らかくするには、適度な運動、ストレッチ、体操、整体、マッサージなどです。

温かくするのは、防寒、入浴だけじゃなく、筋肉を鍛える事も大切です。
身体の熱の40%は筋肉から作られていると言われています。
筋肉量が多いほど冷えにくい!女性の方が冷え性が多い理由も筋肉量も関係しています。

さらに、食べ物も重要です。
単に温かいもの、冷たいものというだけでなく、食べ物には特性があります。
温める特性のもの、冷やす特性のもの、中間のもの。
食材の特性や調理法で特性を中和するなど身体を内側から温める、冷やさないように工夫が必要なんです。

この食材の特性は東洋医学(中医学)の陰陽学説というものがあり、万物は2つの相対する特性がある。
食では「陰」→「冷」、「陽」→「温」です。
話しが長くなったので、この食の特性の話しは、また次の機会にしますね。

では、まとめ
「寒くなると痛みや不調が増える理由」

簡単に表現すると
「冷える」→「固まる」→「痛くなる」

対策
赤ちゃんの「柔らかく温かい身体」を作る
防寒、温める、筋肉を鍛える、身体を緩める

最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪

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