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トークイベント&交流会「好きな場所で暮らしながらキャリアも子育ても諦めない」開催レポート

こんにちは。奄美大島にあるライフ&ワークスペース「Living AMAMI」コミュニティマネージャーの菅野です。

2024年3月26日(火)にLiving AMAMIにて、第二回目となる「しごととくらしについて考える」トークイベント&交流会を開催しました。今回のゲストは奄美市在住の加藤真守さん。加藤さんは2018年に移住され、私の移住のきっかけとなった方でもあります。そんな加藤さんが大事にしている価値観や判断軸についてお話を伺いました。

奄美大島の南部の古仁屋から1時間かけて参加してくださった方もいました

今回のゲストはこの方!

加藤 真守(株式会社才流 コンサルタント)

プロフィール

社内SEとして入社した専門コンサル企業に在籍中に、優秀すぎる上司の無茶振りがきっかけでマーケティングの世界に入る。
その後スキルを磨くべく入社したマーケティング支援企業のサムライト株式会社でマーケティング・研究開発責任者、局長職などを歴任。「南の島に行きたいので会社を辞めます」と宣言するも辞めきれないまま、2018年に夫婦で奄美大島に移住。
現在は基本的にフルリモートでBtoBビジネスに特化したコンサルティング企業でビジネスコンサルタントとして働く傍ら、複業で顧問・社外取締役等として活動している。

これまでの人生でやっておいてよかった経験ベスト3

今回はまずはじめにこの質問をお聞きして、3つを深堀りしていく形で話を進めていきました。

①結婚・子育て
②サムライト株式会社への転職
③ダーツプレイヤー

加藤真守さんのこれまでの人生でやっておいてよかった経験ベスト3

①結婚・子育て「死ぬときに行っておけばよかった、やっておけばよかったの後悔をなくす」

島暮らしのきっかけは?

  • 宮古島で結婚式をあげたことが島暮らしのきっかけ

  • 島に行ってみて、日本という島国で暮らしている良さ、醍醐味を一生の中で体験したいと思うようになった

  • 結婚直後でまだ子どももおらず、子どもの環境の変化を心配をしなくて良いタイミング、本人たちのやる気、決断次第で動ける状態だった

  • 人生において大事にしている「死ぬときに後悔が少ないほうを選ぶ」という判断軸が決め手となった

宮古島での結婚式の日、台風が来ていて天気がギリギリだったとか!?

移住後の仕事はどのように考えていた?

  • 実は何も考えていなかった

  • ただ、2018年当時、フリーランスでマーケティング界隈の仕事をしている人たちはいたので、なんとかなるだろうとは思っていた

  • 東京で仕事をする中で、通用する経験やスキルは持てている感覚はあったのでリモートワークで働くつもりではいた

移住前後で変化はあった?

  • 地方のリアル、離島のリアルを体験して、東京で暮らしていたときには気づかなかった体験をできて確実に視野が広がった

子育てを経験して変化はあった?

  • 自分の人生だけを考えていたときにはなかった「家族」という単位で考えるようになった

  • 子どもと過ごせる時間は残り10〜15年程度(高校を卒業して島を出ると考えるとそのくらい)、家族として過ごせる時間が限られている中で、どういう時間の使い方をしたら家族として良い経験ができるかを考えるようになった

休日には家族とお出かけ
晴れた日には二人のお子さんと海遊び

②サムライトへの転職「引き止められる辞め方」

サムライト株式会社とは

サムライト株式会社は、オウンドメディア、ソーシャルメディア・SNS、ペイドメディア(Web広告)などコンテンツマーケティング領域でのサービス提供に加え、自社メディア事業、コンサルティング事業などを展開しているMEDIA MARKETING COMPANYです。
https://somewrite.com/

サムライトへの転職の経緯は?

  • サムライトへ転職する前は中小企業の何でも屋的な存在だった

  • 社内価値で自分が評価されていることへの危機感を覚えるようになり、自分の武器を作りたい、軸になるスキルを身に付けたいと思うようになった

  • 転職当時はコンテンツマーケティングという考え方が日本で注目され始めたタイミングで、この分野で数年経験を積めば武器にできるのではないかと考えた

辞めるつもりが支社立ち上げになった経緯は?

  • 南の島に行くので辞めますとサムライトの代表に伝えたら「そういう変わった人が出るのもおもしろいと思う。個人的には応援したい!会社と双方にとって良い着地を模索したいので、一緒に考えてほしい」と言われた

  • 結果、勤務日数を減らして、週4社員のような形で会社には残ることになった

奄美の自宅でリモートワークする加藤さん

引き止められる人材になるには?

  • どれだけ会社にとってレアキャラになれるか

  • 100人に1人にはならなくても、10人に1人を2つ持っていれば100人に1人になるし、3つ持っていれば1000人に1人になるという考え方

  • 自分が戦う、スキルを伸ばす領域を選んで、どうレアな組み合わせを作れるか。たとえば、エンジニアの経験とマーケティングの知見の両方を持っている、というだけでもレア度は上がる

  • さらに仕組みづくりが得意だったので、会社からは重宝がられる存在になれた

  • 自分が組織の中でどんな役割を果たすと組織全体のパフォーマンス最大化につながるかを見極められるかが重要

③ダーツプレイヤー「自己理解」

会社員として働く傍ら、プロのダーツプレイヤーとしても活動していた加藤さん。その活動が思考に大きく影響していました。

ダーツプレイヤー時代はどう今のキャリアにつながる?

  • 客観的なキャリアデザインをするきっかけになったダーツプレイヤー時代

  • トッププロとの技術力の差を埋めるために、自分に何ができて、何ができないかを理解して戦うことの大事さを学んだ

  • ダーツは実はメンタルスポーツ。レベルがあがればあがるほど技術力の差は縮まり、メンタル勝負になっていく(メンタル=どういう考え方をするか、思考のコントロール)

  • 自分の強みを理解して、自分にコントロールできることにフォーカスすることで、相手チームから嫌がれる存在になる(自チームから重宝がられる存在になる)

  • 20年、30年と経験を積んできた先輩たちを見ていて、自分が得意な形をつくる戦い方の大切さに気づいた

ダーツプレイヤー時代の加藤さん

これからについて

仕事で今後やってみたいことはある?

  • 30代で培ってきたスキルを40代に入ってどう活かして価値の最大化をしていくか

  • コンサルティングは総合格闘技に近いものがあるので、ここでもうひと段階レベルアップしたい

  • 奄美でこれをやりたい!というのはまだない

  • まだ島をインストールしている最中で、島を組織として見立てたときに自分が価値を発揮できる場所、役割を模索している段階

プライベートはどう?

  • 10〜15年のスパンでいうと、島暮らしを満喫したい&娘たちに体験させたい

真剣に話を聞く参加者
加藤さんへの質問で盛り上がりました

次回のトークイベントもお楽しみに!

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