-立冬-no.35 霊薬・菊の花のスープ

画像1 今日は、菊の花と葛粉、舞茸を使った滋養たっぷり養生スープです。
画像2 仙境に咲く霊薬と言われる菊の花は、古くから日本でも、邪気を払い延寿の効があるとされてきました。解熱、消炎、解毒、抗菌の効果があり漢方薬にも用いられます。肝臓や目にも良いとされているので、肝臓を痛めやすいわたしは積極的に取りたいところ。
画像3 花びら以外の部分は苦いのでちぎってバラバラにします。花をキッチンでもいでいるとちょっと幸せな気分になります。
画像4 沸騰したお湯に酢を入れ、さっとくぐらせます。お湯の中でぷくぷくと踊る花びらが可愛らしい。
画像5 ザルにあげて水気を切ります。このまま甘酢漬けにしても美味しいようですが、今日はこれをお味噌汁に入れます。
画像6 いりこと昆布でとった出汁で舞茸をさっと煮ます。
画像7 同量の水で解いた葛粉でとろみをつけます。
画像8 葛粉が溶けたら米味噌を溶いて、花びらをパラリ。
画像9 味噌のあとに、ほんのり菊の香り。美味しいのだけれど、表面的な舌ではなく心の深層部が求めるような不思議なスープでした。

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