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心の土壌をつくる

のげあるこくるい稼種かしゅする時なればなり

暦便覧こよみべんらん

本日から芒種が始まります。
先端が尖った稲科の植物の種を植える時期を意味する芒種は、田畑では秋まき小麦が刈り取られ、田植えも終わりを迎える頃です。

梅雨入り時というのもあり、日本の芒種の時期は、自然と意識が水に向きます。水は感情や共感の象徴とも言われますが、暑い夏が来る前に自分の心の中を見つめるよう長雨が促しているような気がします。

青々とまだ幼い稲たちの姿はまるで、豊かな土壌に根を下ろし、ともに生きる仲間たちと水源を共有しておくことの大切さを語りかけているようにも見えます。

まずは自分の心から。
ゆっくりと胸に手を当てて、感じてみましょう。
その想いが深くなるごとに、その心の奥にある大切なものを共有できる仲間との繋がりや共感が広がってゆくのを感じられるはずです。

もし今心が疲れている方は、共感疲労を起こしやすい時期かもしれません。そんな時はまず自分の心の状態に目を向けて。紙に書き出したり、心が動くものに触れるなど適度な排水を心がけてみましょう。

自分の中の水を感じる。
そうすることで、梅雨明けにやってくる本格的な夏の暑さに負けない、潤いに満ちた心の土壌ができあがっていきます。


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