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一日一描91/100【娘とわたしの原風景@長野県安曇野】

今日は実家のある松本から、車を走らせ、安曇野の池田町へ。大好きなカフェ風のいろでスケッチをしました。このカフェは安曇野ちひろ美術館へ行く時に、よく娘と立ち寄るおきにいりの場所です。

こちらは2023年現在(6歳)。
こっちは2019年当時(2歳)。

ちっちゃーい!
そして、大きくなりましたね・・。

2歳の頃は、芝生を裸足でコロコロとかけずり回り、色鉛筆でひたすらぐるぐる描き殴っていたけれど。
今や——。

たくましい背中。髪の毛は、朝鏡を見ながらささっとといて、好きな色のゴムで自分できゅっと結ぶ。
わたしも描きたい、と言うのでスケッチブックのページを一枚ちぎって渡した。
絵も上手になりました。彼女の線は、ありのまま、見たまま対象物を生き生きととらえていく。
彼女の目線は、どこまでも身近なところへ向いていて、
わたしは時々、遠くを見ている。

今も当時も。
目の前におおらかに広がる山々を眺めていると育児の疲れも癒えて、ほろりと心が解けます。そして、心ゆくまで遠くを見た後は、再び隣にいる娘に目を戻して。この時間が、記憶が永遠に消えなければいいのに、と心の奥が呟くのでした。

そうそう。
今ちょうど銀河鉄道の夜を読みながら水彩を描いているのですが、偶然にも、風のいろさんでも銀河鉄道の夜をテーマとした写真展示をしていてびっくりしました。

大西浩次さんの美しいそらの写真を拝見していたら、「ほらね。あなたが遠くに求めたものは近くで出会うでしょう?」と微笑まれた気がした。

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