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小雪まとめ|内なるものに気づいていく

冬は閉蔵。粗から密へ。とっ散らかったものを整理整頓し、本当に必要なものを蔵の中に収め来春まで熟成させておく季節です。また冬至が近づいて日が短くなり、いよいよ寒さが厳しくなってきます。小雪は蔵を閉じるために一年間に広げたエネルギーを仕分け、保管する準備期間でもあります。

そのプロセスを経て、「自分の内なるもの」へ気がついていくでしょう。

小雪の味覚

冬が進んでくるに従い、胡麻やナッツなど、ギュッと生命力がつまったものを取りたくなります。胡麻やナッツ類は「収蔵」の季節をまるで象徴するかのような食べ物ですね。


「そもそも」を考える

「繊細にする」を意識して過ごしていたら、今まで取り組んできたあらゆることに対して「そもそもどうしてこれをやっているんだっけ?」と考え始めるようになりました。今までやってきたことの結果を受け取り、統合していこうという心の働きですね。

わたしは二年前から、フランスで生活した体験を毎週noteに書いているのですが、これの「そもそも」は過去と今をつなげ、未来へ歩む力にすること。そのためにはまずハレとケをつなぐ必要がある。フランスでの生活を「ハレ」の体験として「ケ」である今の日常から切り離すのではなく、〝再現性〟を持たせてあげることが大切なのだと改めて気がつきました。そしてそれは現に今の生活の中にあるのだ、ということにも。


アドヴェントが始まった

11月28日からクリスマスアドヴェントが始まりました。日本でも少しずつ広まってきたアドヴェントという習慣ですが、その秘教的には「外側の光を消し、内側の光へ歩み寄っていく」ことにあります。仏教的には自燈明といったところでしょうか。大掃除をしてクリスマスオーナメントを飾り、新しい年を形づくる「自分の内側にある光」の誕生をお祝いする準備をわくわくしながら進めています。


デジタルデトックス中です

大掃除は冬至までに済ませておくのが良い、という話をしましたが、部屋の大掃除が終わったので、わたしはデジタル空間のお掃除とお片付けに入りました。今年はクリスマスアドヴェントの時期にかけて、デジタル・デトックスをプログラム化して外に開いてみることにしました。クリスマスに向けて、スマホやネットという外側の光、外側でのコミュニケーションを徐々に減らしてくことで内側の「本当にやりたかったこと」に光が当たっていきます。


みんなの二十四節気

このnote、リビング・アトリエの小雪の画像を使ってくださったライターあきこさんの記事をご紹介します。ライターあきこさん、ありがとうございました。日本の美しい文化、そして叡智を海外の方にも伝えていきたいですね^^


小雪のふり返り|一つやめてみるとしたら?

今当たり前にやっていることの中で、
今まで当たり前にやってきたことの中で、
一つやめられそうなことはありますか?


それをやめてみたら、どんな気持ちになるでしょうか?


自分の中のどんなことに気がつくでしょうか?

次は、明日の「大雪」の記事でお会いしましょう!

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