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note初心者、悩む~イラスト販売をしていた頃の思い出~

体重計が500gの減量を表示した今朝は、かなりご機嫌にスタート。
こんにちは、お仕事終了の在宅ワーク先生です。
みなさん、お疲れ様です。

noteを初めてほぼ一週間経ちました。
読んで下さっている方への感謝もぽろっと忘れて、
アクセス数とすき数という評価に一喜一憂。
それどころか数ばかりにメンタルを揺さぶられ、昨日はそのことばかり悩んでいました。


始めたてのnote。最初は何でもそんなもの。
覚悟はしても、自分の評価は数字で出てきます。

プロではないし、記事でお金が発生とか、そういうプレッシャーはないけれど。
結果だけは一人前に容赦がありません。

文章を100回推敲しようが1回推敲しようが、ここは自由ワールド。
白い画用紙をどんな画材どんなテーマで埋めても作品は作品。
これほど難しいものはないのでしょう。
なんだか無知を晒して語りそうなので、この哲学的掘り方はやめておこう。

創作とお金。
そう言えばこれでもメンタルの病を患う前、イラストを描くことが人生の喜びの半分を占めていた頃のこと。
オークションサイトでアナログ直筆イラストを販売していました。

アナログイラストとは、コピックペンや付けペン、色鉛筆、パステル画材などを使い、紙原稿に描かれたイラストのこと。
描く題材は二次創作が多く、既存のキャラクターを自分風に描いて出品します。

現代は既にパソコンや液晶タブレットで描く、デジタルイラストが主流です。
だからこそか、アナログイラストの需要はある意味特別あったようです。

何日もかけて、
下書き、ペン入れ、彩色、仕上げをし、ドキドキしながら出品する。
我が子のように手塩にかけたイラストを気に入って頂ければ、入札が入ります。
それらを手から離し送り出すかわりに、お金を頂けるのです。

金銭的なプラス感よりも、誰かに自分のイラストが気に入ってもらえること。
欲しい作品と思って求めてもらえること。

それに呼応するように創作意欲と画材が増えては、毎日白い紙に向かって、夢中で創作していました。

オリジナルキャラクターを描いた作品も、そこそこ売れるようになったころ、事件は起こります。

ある日突然、左の耳が聞こえず、手をメインに身体の感覚が異常な事に気づきました。

突発性難聴、とでもいいましょうか。
主治医が試験的に、私に抗てんかん薬を処方したのですが、一週間後に耳がとにかく聞こえないという事態に。

今でもその先生とは信頼関係があるものの、この薬ばかりは合わなかったのです。

何はともあれ投薬は即座に中止。
けれども聴力は戻る気配がない。
結局、はっきりとした原因は分からず仕舞い。
薬の毒気が抜けるのを待つしか手がないと言われてしまいました。

三半規管に支障をきたしているらしく、平衡感覚がやられています。
こうなると、人間どうやら絵を描くことが難しい。

子供の描く絵のように線はガタガタぐちゃぐちゃ、形もろくに整わない丸や四角。

何よりおかしな感覚のせいで、数分でさえ椅子に座っていることが出来ません。
正体不明の違和感は、私から趣味を奪ってしまいました。

硬筆ペン習字も趣味でやっていますが、見たこともない他人のような字しか書きあがりません。
文字の大小をとらえる事、文字をまっすぐ書くことが出来ないのです。
お風呂は手すりを掴まなければ入れない。
50cmの浴槽の水位でおぼれかける。
車も恐ろしくて、とても運転できません。
20代前半の私には、老人のような生活にとてもショックな日々をなかなか受け入れることも難しかったです。

結局聴力は1年半も戻りませんでした。

生活の細々とした違和感には枚挙にいとまがなく、書ききれないほどです。
聴力が徐々に回復した後も、ずっと手の違和感は残りました。


そんな日々もあったなぁ。
と思い返す今日この頃で、年数もあれから経ちましたが、
薬の副作用で震える手にすっかり絵をオークションに出すために描くことは諦めてしまいました。

今は売ることは考えず、あの頃よりもっと描きたいものだけ描く事にシフトして、イラストは続けています。

英語を教える合間に、人気アニメのキャラを描いてと生徒にせがまれるのも嬉しく、無駄はないなと思うのです。

病気や副作用も未だに苦しいものです。
けれどきっとこれは序の口。
もっと辛い日、もっとつらい仕事、家庭、人間関係。
辛い事辛い思いをしているのは、私だけではないはずです。

このプラットフォーム・noteは、珠玉のクリエイターさんが集う場所。
友人がここで脚本を書いていると昨日知ったり、ツイッターのお友達さんから読みましたよと褒めていただいたり、嬉しい日もあり頑張れます。

アクセス数がどうのと、折れかけてヒビの入った心に接着剤で補修をして頂いた気分です。
とりあえず、くっついていればよろしいのよ。

タイトルを付けるのも苦手で、絶対これじゃないなと感じながらタイトルを付けています。
note初心者、悩むことがたくさんです。

さてさて、今日はちょっとシリアスなお話でしたね。

もっと誰もがほっこり出来る事、くすっと笑える事を書けたらいいけれど、
それだけだときっと綺麗すぎて、
人様の心に入らせてもらえない気もして。
今日はこんな風に書いてみました。

いろんな戦略、書き方、主題、主義があふれる世の中ですが、
クリエイティブなnoteの世界の中、私の画用紙は私が染めることくらい自由で良いはず。

すごいクリエーターさん方の中にいて、もういっそどこまでも自由な孤軍奮闘を誓う初心者なのでした。


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