「世界の終わり」

チバユウスケが亡くなった…

ミッシェルの前と後では、日本のロックが変わったと思っている
そんなバンドのフロントマン…
アベフトシがいないだけでもショックなのに、
チバまで…

ミッシェルを生で観たのは記念すべき第1回のライジングサンだった

それまでは、ただのうるさいガレージロックくらいにしか思っていなかった

しかし、しかしだ…
夜遅く、しかも野外
かき鳴らされる爆音ギターに隠れたそのリフと、チバのしゃがれた声

混沌と熱狂を生むそのアクトに、哀愁さえ感じて、暴れまわりながらもボロボロ泣いたことを思い出す

ホントに世界は終わるのかな
紅茶を飲みながら待つほど静かではない世界で、
パンを焼きながら待ち焦がれるくらいの余裕は持ちたい

こんな興奮と悲壮と希望を感じた夜はなかった

しばらくミッシェルを聞き漁った

いろんなライブにはいったけど、ミッシェルはあの1度だけ　
あのベストアクトを超えるものにはまだ出会っていない　

ねぇ、チバ？
今夜はあなたのしゃがれた声を聞きながらなら眠ろうと思います

そっちの世界に終わりはあるの？
また、いつか、アベちゃんのギターとともに聞かせてよ