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宗教観、人生観について多大な示唆を得た本

子供の頃から読書は好きな方でした。中学1年の時に思いついて、読書記録をつけ始めました。読了した本のタイトル、著者、読書の開始日と終了日を記録しているだけですが、これまで読んだ本は全て記載しているので、中学1年から今までに何を読んだか、だけはわかります。

でもどんな内容だったか、何を感じたか、何を学んだのか、といった点は記録していないし、ほとんど記憶してません。その中で、今でも覚えている、非常に強い影響を受けた本があります。「神との対話」ニール・ドナルド・ウォルシュ著。吉田利子訳 サンマーク出版です。

なんとこの本は、著者が神様と対話しています。本物の神様です。神様から直に説明を受けているので、神とはどのような存在か、宗教とはどういうものか、人はどのように生きるべきか、死後の世界と現世の世界との関係、この宇宙について、などといった様々な宗教的、哲学的な問いに答えてくれます。

この本によると、かつて、神様はその教えを伝えるために、あるいは人々を救うために、人間の世界へ数多くの神の代理人ともいうべき人(マスター)を送り込んできました。モーゼ、イエスキリスト、ブッダ、ムハンマドなど。人間は、自分の信仰する神が正しい神で、他の宗教が信仰する神は偽物であるかのような態度を取ったり、宗教同士で争ったりしますが全く滑稽な事です。どの宗教の神も皆同一なのに。この本では、宗教についてわかりやすく説明されています。それも、神様が直接語りかける形で。

神との対話で扱っている内容は多岐にわたります。死後の世界や宇宙の成り立ちまで広範囲です。でも、基本的には、人間はいかに生きるべきか、という点について説明した本です。モラルや道徳といった綺麗事ではなく、お金、セックスといった問題への考え方が述べられています。

私はかつてこの本を読んだ時、自分の人生観や宗教観が固まったように思います。現在、仕事を辞めて生活に何か物足りなさを感じ、自分のこれからの人生をどのように生きれば良いのだろうか、と考える日々です。そんな今、改めてこの本のページを捲ってみると、生きる指針が明確になったように感じました。この本は初めて読んだ時も、その後も、そして今も私の人生を変えた本だと思います。


#人生を変えた一冊

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