見出し画像

40歳を前にして思う事。(前偏)

最近思う事があります。40歳を前にして(現在39歳です。)、今後の人生をどこに向かって歩いていこうと。どう生きて、何をして行こうかと。

僕の親世代では、ある程度の人生設計が決まっており、ある程度のテンプレート的な幸せの形があったように思います。(〜歳になったら結婚して、子供が産まれて、家を建てて等)
今でもこのテンプレは、僕にとっての夢(幸せの形)であります。

しかし、今では、社会のあり方や、価値観が多様化して、そのテンプレ的な幸せがとても難しいものになってしまいました。

かくゆう僕も、そのテンプレから外れてしまい、今後の人生に、一抹の不安と、諦め、そして情けない事に捨てきれない、ほんの少しの希望を持ったまま40歳を迎えようとしています。

40歳を前に、冴えない、独身の、結婚はおろか相手もなし。マイホームもなしの情けない一人の人間がここにおります。

情けない僕なりに、40歳を前にして、今までの人生の総括で、良かったと思う事、良くなかったと思う事があります。この2点と、それを踏まえた上で、現状の僕が考える幸せとは?について書いて行こうと思います。

良かったと思う点の、一つ目は、家族が(持病があったりもしますが)今でも、元気でいる事。恥ずかしい事にこの歳になっても、精神的に依存しているのかな。いつまでも、親や兄弟、祖父母等には、元気でいてもらいたいと思うわけです。

二つ目は、仕事が続けられている事。仕事を通して、主に人間関係で本当に色んな事を学びました。辛い経験や、挫折、思う様にはならない事が沢山ある事を知った事。自分が本当に小さい人間だと体感出来たこと。

反対に、こんな僕にも声をかけ、心配してくれたり、勇気づけてくれたり、気遣ってくれる貴重な人もおり、人の有り難みが身に染みてわかった事。

また、その中で、月並みですが、その人の立場に立って見なければ分からない事がある。という事が改めてよく分かりました。人は(自分も含め)多面的な存在で、良くも悪くも環境に合わせて生きているのだと思います。その人の、その時点での、(自分にとって)いい面も悪い面も含んでその人なのです。環境が変われば、人だって変わる。その逆も然り。普遍的なものなんて無いんです。

その人の背景にある環境等も全部含めて、その人を丸ごと理解する事、受け止める事(少なくともしようとする努力、姿勢)が重要で、そう簡単に人は理解できるものではないのだと。単純に、言葉で、いい人/悪い人、合う人/合わない人なんて区別できません。

だって、言葉は、人間が作ったもので、言い表したり、何かを表現するのには、限界があると思うから。簡単にカテゴリー分けなんてできないと思うのです。

だから、芸術や音楽等、言葉以外の他の表現方法があって、言葉にできない感覚に、直感的に共感したり、感動する事も出来るわけで‥。話がズレそうなので一旦やめます。

そして、自分のフィルターが及ぶ範囲でしか、人を理解出来ない、自分の底の浅さがある事にも気づきました。底が浅いゆえに、自分の理解を超えた事に対しては、自分から無意識の内に心をシャットダウンしてしまったり、自分のフィルターの方に理解を寄せてしまい、(こうであるだろう。こうあってほしい等。)理解を誤って、人を傷つけてしまったり、自分が傷ついたりしてしまいます。

色んな経験をして、色んな人と触れ合い、自分のフィルターを広げ、共感できる心を育てていく事が大事です。

その上で、人から信頼されるには、(特に僕の場合は)人を知る為、自分を知ってもらう為の長い時間と、お互いを理解する為の努力(長い時間の中で信頼を築いていく過程での忍耐の様なもの。また信頼を損なう様な事をしないという信頼。)が必要であるという事。が身をもって分かりました。

これが、物心ついてから、今まで、恥ずかしながらも生きてきて、気づいた、僕の超個人的な一意見、僕の一側面です。

この社会、人間関係の中で、自分を少しでも知れた事。自分なりに生きていく、ヒントを得られた事が、良かった事なのかなぁと思います。

仕事だけでなく、人間関係は時に煩わしく、また時にはかけがえの無いものになります。

煩わしくも、離れられない。離れたいけれど、少し寂しい。この矛盾丸抱えの状態で何とか今日まで、やっております。

※話が長くなってしまったので、40歳を前にして良くなかったと思う事、それを踏まえて、僕が考える幸せとは?に関しては、後編で書かせて頂こうと思います。

長文、お付き合いありがとうございました。
それでは、皆さんの明日が良い日でありますよう、社会の片隅より、願っております。

徒歩より。

※youtubeも不定期で更新しております。(5分前後の軽い読み物動画です。)お暇な方は、立ち寄っていただけたら幸いです。

Link








いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集