※5 「23歳年の差ふうふ、シリンジ法に挑戦する-後編-」
皆様、お久しぶりでございます。
ずいぶん長く記事を書くことをおさぼりしておりました間に実は運転免許を取得すべく自動車学校に通っておりました。
この機会を逃したら次はない!と思って気合を入れて自動車学校は無事に卒業致しました。
あっという間に暖かい気候になりましたね。
また記事の更新、引き続き頑張りますのでよろしくお願い致します🙇♀️
排卵日が特定できて、精子提供者にその日協力してもらえることになった方は、精子ポットなどに精子を採取してもらって、できるだけ早く自己注入できるといいと思います。
私がその際使った精子ポット↓↓
シリンジ法は排卵日特定とか、精子提供者の協力とかが肝になってくると思うので、それだけクリアできれば必要な購入品の費用はこの程度。
(排卵検査薬.精子ポット.シリンジキット)
私としては挑戦してみる価値はあった!といい経験にはなったものの、前回も触れたように、シリンジ法に無事チャレンジし始めた後も、お互いすれ違うこと多々。。
私が免許を持っていないため、毎回彼女の運転で精子を取りに行くことになっていたのに、その前日に彼女が飲み過ぎて寝坊し、その日はシリンジ法を断念せざるを得なくなり大喧嘩になることも。
(排卵日を逃したらまた1か月後まで待たなくてはいけません。精子ドナーにも迷惑がかかるし。。)
他にも10か月おなかで育てるのは私なんだよっていうことに関してリアルに考えてくれてないなと思うような発言もありました。「協力」っていう言葉もずっと嫌だったし。
色々悩んでいる最中は、
片っ端から妊活・不妊治療・子育ての奮闘記を読みましたが2人で同じ景色が見れるようになるまでって皆さんすごい量の話し合いや歩み寄りを繰り返してらっしゃる。
レズビアンだから、欲しいから産むから、
だからって最初からぴったり寄り添って同じ感覚で、考えでやってけるなんてことない!
そして彼女は偏見や差別を強く受け、パートナーシップも子供を持つことも人生において「起こるはずないこと」で過ごしてきた世代だった。
子供を持つことに決めた後も、寄り添おうと努力はしても、多くの戸惑いが彼女の中にはあった事でしょう。
私はそれを知っていながら、自分の気持ちを理解してもらうことにに精一杯になってしまう日々。
「子供を一緒に育てたいと思ったのはあなただけだよ」と彼女が言ってくれたことも、考え方を180度変えて子供を持つ決意をしてくれたことも。
その物凄い人生の方向転換に集中して目を向けられず、彼女を責めた時期がありました。とても反省しています。
でもその時期があったからこそ、話し合いに話し合いを重ねて解決しながら前に進んできたからこそ。
私はこれからどんな時でも、
偏見や差別を受けてきた時代の傷を乗り越えられるほどの彼女の子への愛情を、
忘れないようにしたいと思うのです。
私が目にしてきたレズビアンのカップルさんの妊活・出産奮闘記って、やっぱりまずはレズビアンが子供を持つハードルがそもそも高いし、方法も限られてくるからそっちにフォーカスが行きがちだと思うんです。
でもいざ産んで育てるって話が出た時、大変なのってそこだけじゃないはず。
どうやって産むのか?だけじゃない2人の問題って、どうしても出てくると思うんですよね。
片方が欲しいって思ってて、
片方が欲しくないから始まって歩み寄る話し合いもあると思うし
二人で欲しいってなってたけど不妊だった、結果子なしを選択したそんなこともあると思う。
二人で産んで育ててたけど、
パートナーシップは解消することになって、
子供はどちらかがシングルで育てるとかも可能性としてある。
不妊治療で産むか養子かの選択肢だってあるはずだし、代理母出産も身近じゃないけど方法としては存在する。
どんな2人が、どう言うふうに歩み寄るかで
願いの叶え方も未来の迎え方も何通りもあるはず。
それこそ無数に。
そういえば幼少期のトラウマで、子供を持つことに積極的になれないという奥様を持つ旦那様が頼み込んで産んでもらうことにしたけどその後が大変っていう事例もありましたね。
ネットで一時期、話題になっていた。
奥様、本当は納得してないままなのに
頼まれたから産むしかなかったという印象。
頼まれたからってその10ヶ月を乗り越える覚悟ができるのってそれもすごい愛だと思うんだけど。
それでも産後の子育てに奥様が不参加すぎると、旦那様が嘆いているという結末は、お2人とも気の毒だと思いました。
なんでこうなっちゃったんだろうと思うにつけ、やっぱり結局話し合いが足りなかったんだと思うのよね。
奥様がなんで子なしを選択したかったか、本質的に理解できてなかったと。
産んだらなんだかんだ言って可愛くなるんだろう、
これはすごく怖い勘違いだと私は思います。
自分の子でも可愛いと思えない。こんなことは起こりうることと想定して話を進めるべきなんだと思う。子育てを考えるときに。
子供を持つことに前向きになれないパートナーと生きるよりも、子供を望む人と生きることを選ぶ、そんなこともあると思う。
私は彼女と生きたかったし、彼女と子育てがしたかったから子供がいなくても彼女と別れる気はなかったけど、それは私の場合の「正解」。
みなさんは、どうですか?
どうせ、このまま私たちがこんな風に希望を叶えながら過ごしてれば世界は変わっていくんでしょうが、今すぐ180度世界が変わることはないので。
少しでも望みが叶うように、パートナーである彼女と時には喧嘩になったとしてもお互いの間を取りながらやって行きたいと思っています。
今おなかに宿っている子は人工授精で授かりましたので、次回からはそんな人工授精のお話。
ついに病院へGO!編です。
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