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75⚪︎朝活「きゅうりサンド」(食べ物エッセイ④)

野菜の収穫どきは、どこも一緒で隣のお家から夏野菜をいただいたと思えば、実家から野菜を取りに来ないかと電話が入る。

かくして、トマトときゅうりと豆とおまけのレタスでいっぱいになった野菜室。食べるお口も減ったわが家、さてどう立ち向かうか。この中で悩みどころはきゅうり。

たたききゅうりが一番消費されそうだけど、そればかりともいかない。私自身がきゅうりって、他のものに比べてそこまで好んで食べない…で、ぼやぼやしてると痛ませてしまう。

やるなら早いうち…と、去年やってみた冷凍保存。今年は丸ごと保存も試してみる。だけど、保存期間2週間とか…寿命を先送りしたくらい。

やっぱり生で美味しく食べたほうがいいね…。

そう言えば、最近読んだ本、宮本輝の『水のかたち』で、「きゅうりサンド」って出てたのが、作家の筆致の力で、とても印象的で食べてみたいなと思っていた。作ってみようかな…。


そう思ったのと同時に、何気に手にした本棚にあった『四季dancyu2022夏号』喫茶店で目にしたのが気に入ったので、バックナンバーで購入したもの。バックナンバー買えるのって助かる。
ちなみに、backnumberも好きだなー。

どのページも夏の食欲不振でも食べたい、このページから取り出せたらいいのにと思わせる写真でいっぱい。やっぱり、この雑誌いい買って良かった!と見ていると、
あっ、「きゅうりサンド」あったんだと発見!

その後、スマホでもレシピ検索してみたけど、この雑誌のレシピでやってみよう…。

予習で見ると、「塩もみ後20分置く」(スマホのは5分)とあり。段取りに頭がぐるぐるし出す。

 *

思いたった日より一日遅れで作ることに決定。
旦那さんは出張中。仕事は昼はミーティングあるので軽くゼリーで済ませる日お弁当は作らない。朝食にきままに時間かけるにはもってこいの日。そして、夜は米を食べようと心に決める。

塩もみ後の20分が結構心の重しになって、とりあえず朝目覚めたらだらだらnoteは見ないと心に決めて就寝💤

☀️

朝、いつもより30分ほど早く目覚める。何だか遠足の日のよう。
前日の段取りでは、起きたらまず、きゅうりを切って塩もみと思っていたが、これだったら身支度しても大丈夫とまず洗面所へ向かう。

さて、ルーティン済ませたところで取り掛かり。

きゅうりは縦半分に切ってスプーンなどで種の部分を削り取り、斜め薄切りにする。

きゅうりサンド レシピ ステップ1より抜粋

種を削り取るなんて、ゴーヤのような扱い。そして、斜め薄切りと、これまできゅうりに対して行っていない切り方に、切りながらああ…これは、もう酢の物にもならない、ポテサラの具にもならないとその使い道専用のスペシャリストきゅうりたちの存在を感じます。

そして、置き時間の20分。ここからは、きゅうりサンドの付け合わせという、何がメインかよくわからないものの準備に入ります。きゅうりと同じく野菜室を占めるレタス2玉を消費すべく、ベーコンとレタスでスープ作り。

あと、同じ雑誌に出ていた「トマトとじゃがいもの冷製スープ」生クリーム使わないで、トマトにじゃがいもも、もらってきてたから、これも作れるわと手がけました。これは夕食用。

洗濯物もちょっと片づけたり、そうこうして、放置時間もいい感じ。きゅうりの絞り作業に入ります。

この絞り作業が前出『水のかたち』では、力のある旦那さんの「まかしとけ!」作業となっていて、それが味を決めるとばかりにあてにする奥様と夫婦のいい関係が描かれてます。そういう風にすればいいのか…と参考にすることが今後あるかわかりませんが、とりあえず、今は気楽さ優先の朝活キッチンなので、力のない分は回数で補おうと思います。レシピではこうありました。

水気が出なくなるまで3~4回、とことん絞る。

きゅうりサンド レシピ ステップ2

私は5回やってみました。
ギュッ!グググ…
最初のギュッ!は1回目の時。もうすごい出てきます。軽量カップに落として測定。

ちなみに、調理前の状態で2本で300gほどのきゅうりから、150ccの緑色の汁が出ました。青汁?染物に活用できる?ほぼ1回目で出た分。後のグググ…では、ポタポタと水滴が加わったくらいで、実質それほど増えた感じはなかったかな。

ちょっと一口つまむと、うーんきゅりの塩漬けです。ちょっと濃いかな…でもこれをパンにはさむといい感じかな。

後は、パンにはさんでしばらく置きます。今回買ったパンは少々パサつきあったので、置くの大事そう。バターを塗る過程(ステップ3)がありましたが、『水のかたち』では、すぐ食べるから普段バターなしで、出かける際でバターを塗っていたし、スマホで見たレシピでも同様に書いていたので、バターは省略しました。

 *

実食。
なお、きゅうりを挟んだ時に、2つ目のパンがスペースが空いたので、チーズ挟んだのも作りました。きゅうり大きめだからと思ったけど、レシピ通りパン2枚(1組)につき、きゅうり2本の見積もりで良さそうです。それが、チーズのパンがあったのが、一緒に食べて良かったので正解。というか、バター塗った方が、これは私は好みだったと思いました。次回はそうしよう。あと、種取る前の分量で塩の計量したので、ちょっと塩味濃かったかなと思ったけど、薄目のところはほどよくいい感じでした。むらがあったかな…。
出来上がり写真の片隅にはこんなコメントありましたね。

きゅうりの塩もみを丁寧に行うのが一番のポイントですが、バターとのバランスも大切。おいしいバターを使うことをお薦めします。

レシピは熟読してから臨もう

danchu様のレシピ きっちり従うべきでした…(;^_^A

あと、わたし的には、どうしても「漬物をはさんだパン」のイメージなので、一緒に食べるものが大事だなーと思います。「漬物」って言うとなんだかかもしれませんが、ピクルスだってそんなものですよね。

きゅうりがどうしてもシャキシャキなので、ちょっと舌にもったりするようなもの甘味のあるものが一緒にあるとよくて、たまたま昨日焼いていた、「かぼちゃもち」と一緒に食べたり、新庄監督の顔がパッケージについている日本ハムの「モーニングサーブ」と一緒に食べたの良かったです🎵

ここを踏まえて次回作るとしたら、こんなきゅうりサンドプレートで行こうかな。
・きゅうりサンド(バター塗る)
・たまごサンド(卵焼きを挟む方)
・モーニングサーブまたは、厚切りハムソテー
・ミニトマト 大根サラダあると尚良し(びっくりドンキーな感じで)
・パンプキンスープ
・食後のコーヒーはマストです。

美味しかったし、結局一度にきゅうり二本食べたので、無限きゅうりに近い感じできゅうり消費の救世主にはなりそう。一日体内きゅうりと塩っぽい気もしましたが…。夏だからいいか。

そして、いつもと違うことをした朝活クッキング
久々にごはん作りが楽しかったなーと思いました。

いつもと違うことするの大事ですね。


ありがとうございます☺️

この後、2回きゅうりサンド作りました⭐︎


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