Photo by 55danyl 140字小説『蕩ける』 19 achi-ko 2024年7月10日 21:49 あなたの声は私の肌を伸ばす。どんなに汚く罵りの言葉でも。「君の腹の中に溜まってる悪意は最低だ」そう。そうね。私の奥にあるドス黒い渦。意地悪で貧しい感情。「そんな思いを抱えて、よく生きてられる。尊敬するよ」軽蔑の笑い。ああ、もっと。もっと激しい言葉を頂戴。肌が溶けてゆく。とろけ、る。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 98,391件 #私の作品紹介 #ショートストーリー #140字小説 #140文字 #140字SS 19 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート