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年を重ねても、筋肉の最大スピードは変わらない


いやいや、実際年齢とともに動きは鈍くなるじゃないか!!とあなたは感じています。
実際に私も鈍さを感じてはいますが、それは、筋力の低下と神経系の情報伝達の低下が原因なのです。

じゃあ何がかわらないのか? 
結論とすると、筋力は衰えても、筋繊維の質は変わらないってことです。

ある研究で

脚の股関節伸展(股関節を後ろに動かす)等尺性収縮の筋力は75歳程度で成人の約半分になるが、最大短縮速度は変わらない

山内潤一郎博士 石井 直方博士

という研究が出ています。
筋肉のスピードは筋肉かかる負荷や発揮する力に依存して変わります。
そのため、筋力が低下すればスピードは減りますし、負荷が強ければスピードは減ります。

しかし、負荷を0でした場合の筋肉のスピードは年をとっても変わらないことが研究でわかっています。

筋肉のスピードはミオシンのATP分解速度(ATPとはエネルギー)になるためその分解速度は年をとっても変わらないことから、筋繊維であるミオシンの性質はかわらないと言われています。

そのため年を取って鈍くなる原因としてはやはり運動不足などによる
筋力低下や、筋肉への神経系の伝達速度の低下が要因となります。

前回の記事でも速筋(瞬発系)の低下が年をとると問題といいました。

やはり若い時よりも、運動する機会が減ることが、大きな原因となります。

筋力維持すれば動ける?

筋力を維持すれば若い時と同じように動けるかというと、そう簡単には行きません。

それはなぜかというと、加齢とともに、筋肉の質とそれを取り巻く結合組織の影響が加齢にはくっついてきます。

筋繊維自体の質は変わらないが、束ねた筋肉の質そのものは変化します。

加齢とともに、研究では下肢筋肉は1%ずつ減ってくるとのこと、それに伴い、筋力はというと、2〜5倍の低下にも繋がってきます。

それが起きる原因として、加齢に伴う、脂肪組織や結合組織が筋肉の弾性の低下や神経伝達系のスピードを落としてしまう原因を作るからです。

また肥満などで筋肉に脂肪組織などがあると、炎症状態を作りだしてしまい、筋肉の質へ変化(弾力などの低下)を引き起こすとも言われています。

そのため、運動不足による、肥満や、糖尿病などは要注意で、筋力の低下を引き起こす原因にもなります。
そのため、定期的運動(特に筋力トレーニング)は必要とします。

それに打ち勝つためにも、筋力トレーニングは必要であり、維持しつづけることで、若い時のように動くことも可能ではありますが、相当な努力も必要となります。

また高負荷での運動は、怪我のリスクなどもあるため、怪我をしないような体つくり(ストレッチ、柔軟など)も必要になってくるでしょう。

まとめ

年齢を重ねても、筋繊維の質は変わらず、負荷をかけないで出るスピード
最大短縮スピードは同じであること。
しかしながら、年齢とともに負荷に対する筋力や筋肉への情報伝達系の低下によって、若い時よりも瞬発的に動きづらくなる。

それを解消するためには、日頃からの筋力トレーニングが必要ということは明らかである。
そこにも課題があって、脂肪組織や、結合組織の変性は加齢とともに、あり、また肥満や、糖尿病などの、生活習慣病がある方は、筋力維持するにはそれ相当の努力が必要であること。

また普段から筋力トレーニングをしていない人が始めるには高負荷になり、運動時の怪我などのリスクがあることが挙げられる。

解決するには、専門的な知識を持ったトレーナーや理学療法士などと負荷を設定して、解決できるが、金銭的な負担は大きい。

結果、今からでも、運動(筋力トレーニング)を少しずつ初めて、老後に備える体つくりを20代の方は行うこと。

そして、30代以降のかたは専門的な方についてもらい運動をしたほうが効率がいいこと。

怪我のリスクについては次回の記事で、怪我の負担が少ない方法をお伝えしますのでお楽しみ。

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