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腰痛症の痛みを段階的にとらえて解決していこう。

今日も最近勉強している痛みについてのトピックです。最近の雑誌をもとにアウトプットしていきます。あなたも、痛みの対処法として、

理学療法士などは治療の考え方としてとらえていただけたら幸いです。

慢性腰痛の治療戦略

慢性腰痛についての記事はこちらも参照ください。

QOLの向上は認められないが、効果はあるとのこと。
推奨するとの見解でした。
運動療法と薬物療法の併用した方法を基軸に患者教育と認知行動療法を組み合わせた集学的治療が効果的であるとのエビデンスが出ています。

また患者さん自体の自己効果感と自己管理能力を高めること。認知行動療法についてはこちらも参照ください。

そもそも運動することで、疼痛の閾値が上がり、痛みを感じさせなくする効果があります。また薬物療法と併用することでより効果は出やすいとのことです。

痛みを段階的にとらえよう

痛みの階層をこちらの図のように考えます。

階層一段階目 痛みの感覚:侵害受容性疼痛

まずは急激に感じる、痛みにたいしての治療を最優先にしていく必要があります。主に薬物療法、もしくは神経ブロック注射が主となります。
痛みが続いていつづけると、圧痛や、運動時痛、不眠、鬱、疲労などの盈虚いが出てしまいます。

定期的にブロック注射などをすることで、2番目の苦悩:不快な情動に対するリスクを減らすことができます。→先ほどもいいましたが、まずは急性疼痛が長期化することで、この2番目の階層の痛みに対して対処できなくなります。

また、神経ブロック注射や、薬物療法を多用すると、3番目の階層の痛み行動の回避につながります。
いわゆる、痛いから動かない!!という行動に移ってしまいます。

そこで、急性疼痛を抑えつつ行うのが運動です。

運動はやはり大事であるという事です。

MCE(モーターコントロールエクササイズ)を中心に

侵害受容性疼痛はMCの不良(モーターコントロール)の結果によるものからといわれています。
MC?
以前の記事でも言いましたこの記事でを参照ください。

ここの記事で述べた、ローカル筋とグローバル筋の事を指します。
MCEはローカル筋とはグローバル筋の協調性的かつ効率的に動かすトレーニングのことです。

2017年のアメリカ内科学会ガイドラインの慢性疼痛管理でも推奨されています。

簡単な運動としてはこちらのキャットドッグ

お尻歩き


ドローインなどが有効です

ドローインで腹横筋を鍛えるといい事あるのでこちらも参照ください

このようにMCEを中心行う事が重要です。まずこの一段目の階層を詩化k理治療していくことが大切です。

階層2段階目 苦悩:不快な情動 疼痛変調性疼痛

2017年【国際疼痛学会】→2021年【日本でも標準化されました】

【末梢での傷害の有無にかかわらず、内因性鎮痛機構不全に伴う脳が生み出す痛み】とされています。
こちら継続して薬物と運動を併用しながら行います
アライメントの修正
コアのトレーニング
有酸素運動がこの層では一番のおすすめです。有酸素運動で内因性鎮痛物質をつくり、痛みを感じる閾値を上昇させていく必要があります。

疼痛変調性疼痛とは

侵害受容の変改によって生じる痛み。末梢神経の侵害受容器のの活性化を起こす組織、その恐れのある痛みを引き起こす、体性感覚の疾患や傷害が何にも関わらず、起こる疼痛のことを示します。
前までは腰痛に関しては、心因性や機能性といわれていましたが、現在、脳画像の分析により、痛みを感じる脳灰質というところの容積の減少がみられるための疼痛という事。
また繊維筋痛症に対しては、内因性オピオイド受容体という。鎮静をけかる機能の低下がみられていると研究で分かりました。

関節外科 基礎と臨床 2022年 7月号 運動器慢性疼痛の病態と治療を参考にして作成。

中枢神経系の痛みを感じる場所が痛みを感じやすく変性してしまう痛みです。そのため、有酸素運動などで痛みを感じる部分に鎮静をかける、物質をつくって痛みをかんじさせにくくすることが重要になります。

ここでは先ほどのMCE(モーターコントロールエクササイズ)と有酸素運動などがおすすめになります。薬物療法は医師の指示が必要となっています。

有酸素は一日20分程度の散歩が最適です。
あまりストレスをかけず、痛みが出ない程度がおすすめです。

散歩についてはこちら

また痛いから動かない動かないから痛くなるなどの
破壊的思考や恐怖的回避なども、痛みを感じやすくなるため

こちらは認知行動療法やマインドフルネスなどの集学的治療が重要です。

こちらを参考にしてみてください。

3:階層3段階目 過剰な痛み行動へのアプローチ

最後に、痛み行動へのアプローチです。

ここの過剰的行動が運動しない、鬱、筋力低下につながります。
痛みが続く多くの人が、このループから脱出できないためです。そのため、日常生活の中で、痛みが出るから動かないではなく
痛みのでる行動を減らす
そして、痛みの出ない行動を増やして活動量を増やしていくことが大切です。

そのためには専門家である治療家や、理学療法士、医師からのアドバイスが必要になってきます。

ここから考えることでは、運動を教えてくれる施設や適切な運動指導してもらえるリハビリ施設などが痛みを軽減しやすいということです。

また接骨院でも施術だけでなく、運動指導してくれる場所を選んだほうが、痛みは減少しやすいという事です。

電気だけでは治らず、施術だけでも治らない。しっかりアドバイスを聞いて自分で運動、痛みのない動作を理解し、行動変容することが大切です。

後、痛みによって、鬱傾向、運動不足になると、睡眠不足や、ビタミンDの不足にも陥りやすいくなります。
しっかりした、睡眠と日中の有酸素運動で、太陽の日差しを浴びることが腰痛改善には大切にもなってきます。

最後に

このように、痛みは階層に分けられており、急性の痛みを放置してしまうと、2層、3層にも影響がでてしまい、疼痛は長続きしてしまいます。
また、痛みを感じやすくなりすぎることで、痛みの改善する時間、治療する時間は長くなります。

痛みがでたら早めに、医療機関にいき、適切な対処をすることをおすすめします。
また、痛いからと言っていきなり運動はしないこと。
まずは痛みを感じる侵害受容器(センサー)を抑えるための対処である薬をつかって、そして、管理された中で、運動療法を始めていきましょう。

まずは、自己流で、YOUTUBEみてではなく、しっかり医者などにいって、痛みをへらしてから、次の行動に移っていきましょう。

痛みについて考え方を変えるだけで、あなたの改善や予防法の考えが変わるはずです。

また治療しているかたも、痛みへの治療アプローチをしっかり考えていけます。

痛みについて、少し考えを変えて、治療、予防、行動をしていきましょう。

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