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【Team POCO!の素顔】vol.1 飯島百々葉

私たち POCO! は、入院生活を送っているこどもたちの療養環境・療養体験を変えることに取り組む入院中の子どもたちに特化した遊びのブランドです。
「ベッドの上から冒険を始めよう」を合言葉に、創造力・好奇心を引き出す特別な遊びという魔法を届けています!

こんにちは!そしてはじめまして!今日 dream writer✏️🌈 &インタビュアー💭🎤 を務めるたなかのぶやです!
(通称dream writerとは、POCO!の世界をちょっぴり皆んなにお裾分けするヒトです!)

今回からは「POCO!ってどんな仲間が活動してるの?」という声にお応えして、インタビュー形式でのメンバー紹介を行っていきたいと思います!🎤

メンバーのバックグラウンドやどんな思いでPOCO!に関わっているのかをTeam POCO!の空気感とともにをお伝えできたらな~と思っています!

そんなメンバー紹介第1弾は……ももたんこと飯島百々葉です!

POCO!メンバー 飯島 百々葉(ももたん)

POCO!メンバー 飯島 百々葉(ももたん)
2004年生まれ。ウクライナ避難民へのオーストリア、ポーランドでの学生ボランティアやロヒンギャのこどもへの教育支援という形で難民のこどもたちと関わりながら、国際開発学を専攻し、難民問題に従事。経産省主催の海外渡航プログラムで猪村と出会い、Child Play Lab.では、バックグラウンドに関わらず、困難な状況に置かれているこどもたちのエネルギーを引き出すプロセス解明に携わる。
将来は、強制避難を強いられるこどもが、選択肢を持ってのびのびと生きられる社会の実現に貢献することを目指している。

埼玉大学教養学部グローバルガバナンス専修在学中

現役大学生でありつつPOCO!のマネージャ的存在である、まさに重要人物のももたん。そんなももたんですが、自分の人生を振り返ったり言語化して整理するのが意外にも苦手だそう。
そんなももたんがPOCO!に全力を注ぐ理由とそれを支える今までの経験に迫ろうと思います!


1. 難民問題と社会への想い

・ 難民の方との出会い

ーーあんまりちゃんと聞いたことないけどさ、普段は大学でどんな勉強しよるんっけ?

確かに!ちゃんと言うと、大学では国際開発学専攻ってところで主に途上国に対する支援とかを勉強してる。で、その中でも個人的には「難民問題」に関心があって、その背景にある課題とかアプローチの方法とかを模索中っていう感じかな。
「難民問題」ってテーマは色んな要素が複合的に絡まってるから、今は学部生としてその問題全体を捉えられるように包括的に勉強中って感じ。

ーーなるほど〜、なんで難民支援に興味があるんやったっけ?

これは偶然だけど、地元に日本に暮らすロヒンギャっていう方たちのコミュニティがあったんだよね。その方たちに対する教育支援ボランティアを高校時代にやってて、ミャンマーにルーツがある子どもたちの教育支援に関わってたの。
その子どもたちは日本語ネイティブで、妖怪ウォッチ好きだし、鬼滅のアニメも観てる。なのに実は宗教的な理由で給食食べれないとか、音楽の授業に参加できないとか、そういう心理的なハードルを抱えてることを知ったの。そんな普段は元気な子どもたちが意外にもそういう悩みを抱えているという事実にびっくりしたし悲しかったんだよね。

そんな風に、文化、宗教、社会保障とか色んな要素で苦しんでいる方たちを目の当たりにして、「難民の方たちって、社会的弱者と評価付けする際の項目にほぼ全部該当するんじゃない?」って思って。
それなら「難民の方たちが選択肢を持ってのびのび暮らせる社会を実現する=色んなハードルを抱えた人が生きやすくなるのでは?」って思った。
難民支援に興味を持ち始めたのはそんな感じかな!


・ 異国の生活を知ったから感じるシンパシー

ーーボランティアをしたいと思ったきっかけはなんかあったと?

アメリカ留学で苦労した経験が大きいかも。高一の途中から一年間行ったの。その当時英語も全然話せなかったし、コミュニケーションも何回もトラブってたんだけど。

何というか、アメリカだから全部英語じゃん?言葉も表示も教材も。それを”頭で想像する”のと”実際に体験する”のにはかなり違いがあって、それに大きなショックを受けたの。
この留学を通して文化とか言語とかが違うところで生きることの大変さを身をもって知ったかな。

帰国した後たまたまバイトで、それこそロヒンギャの方らしき方が、注文をてこずったり豚肉が入ってないかを確認をしたりするところに遭遇したんよ。その姿に留学中の自分を重ねてシンパシーを感じたの。この時に「彼らのサポートってどんなことができるんだろう」と思った。

アメリカハンバーガーももたん

・ 「人の役に立ちたい」という気持ち

ーーそもそも「社会貢献したい・人の役に立ちたい」という気持ちが一貫してある気がするんやけど、それはなんでとかあるん?

一つ目は、昔から周りの人が笑顔になったり喜んだりするのが好きだったからっていうのがあるかも。小学校時代も、みんなのためにイベントを考えたりするのが好きだった。
根本として人のHappyを増やしたいっていう気持ちが小さい時からあった気がする。それこそ、将来の夢はウェディングプランナーだったよ。みんなが一番幸せな日に携われると思ってたからね(笑)

ーーそのももたんの根源、すてきすぎるね。しかもまゆたんと似てる(笑)。

ありがとう(笑)
それともう一つは、母子家庭で育ってきた経験が影響してるかも。うちは昔から金銭的に大変だったこともあって。例えば大学受験一つとっても、いわゆる進学塾に行く余裕はなかったし、受験料とか入学金とかもたくさんバイトして、、。「受験」という多くの人が経験する人生のイベントをただ通過するだけなのに。辛かったね。
「なんでやりたいっていう気持ちは同じなのに、その気持ちを有利不利に傾けるファクターが世の中に存在してるんだろう?」みたいなね、、。

そんな感じもあって、難民に限らず「”やりたい”を阻害するハードルってみんなが思ってる以上にたくさんあるよなあ」という気持ちはあったのかも。
しかもそれが少数であればあるほどその声って社会に反映されないじゃん?そういう社会構造に対して、高校時代から自分なりに無意識にもやもやしてたのかもしれないね。なんか嫌な高校生だね(笑)

ーーいやかなりすてきな高校生やろそれは(笑)俺なんか高校時代なんて目の前のことばっかりでな~んも考えれてなかったよ、尊敬。

幼少の「人をHAPPYにしたい」+高校~受験時代「人がHAPPYになるために社会構造も変わってほしい」って気持ちが、だんだん輪郭を帯びて大きくなったんやね。

ーー結構今まで色んな経験しとるよね、新しいことをすること自体が好きなん?

もともと新しいことをしたり、チャレンジしたりするのは好きだと思う。初心者なのに中学でいきなりサッカー部入ってみたり(笑)あんまり考えずに色々進んできたかも。

でもさすがに大学生になってやっぱり考えるようになって。その時に転機があったんだよね。あれ以降は難民に向き合おうという気持ちがより一層固く強くなったし、自分のキャリアという長期的な視点で考えても、社会課題の解決に取り組みたいと思うようになった。

2. ソーシャルビジネスへの関心、代表まゆたんとの出逢い

・ オーストリア・ポーランドで見え始めた自分のキャリア

ーーなにそれなにそれ聞きたい。どういう意味で転機やったと?

大学1年生の夏休みに、海外ボランティアに参加させてもらったの。(しかも無料で。)
私は地元も田舎で、高校も普通のところで、、。だから周りに海外に行きたいとか社会課題に取り組みたいとかって考えの人が多くはなかった。とはいってもそんな自分も大学進学後は、日々バイトをする”普通”の大学生だった。だからなんというか、気持ちのやり場に困ってたんだよね。

そんな時に志を同じくする同年代と、お金の心配もせずにボランティアができるという貴重な機会をもらったの、、。ウクライナ避難民支援という形で2週間、オーストリアとポーランドで避難民支援を経験をさせてもらった。

ほんとに現場が違って(聞き手であるぼく的に、声のトーンが上がった印象だった)。凄くシリアスな現場だったし、悲しい話もたくさん聞いた。けど凄かったの。あのね、避難している人たちもボランティアになったりするんだよ。みんながお互いにどうしたら全員がハッピーになるかだけを考えて動いてた。みんな誰かのために生き生きしていて。私にとってはすごくパワーの溢れる現場だった。

それまでは、こういうことを仕事にする必要があるのか確信が持てなかったけど、このボランティア以降は、「誰かのためになる生き方がしたい」と確信をもって思うようになったかな。ここでも少数民族の子どもに出逢って「この子たちと向き合いたい」と思った出来事があったってのもあった。それも大きかった!

ーーいやあ、すごいね。めっちゃぼくもそのボランティア参加したくなったんやけど(笑)

ほんと?うれしい。残念ながらこのボランティア派遣はもうやってないけど、、そういう意味では、私の人生の転機だった!

ももたんの熱い気持ちの方程式は「自分の経験(ロヒンギャ難民や留学を通した経験+自分の負の経験)×人のHappyが好き」みたい


・ ソーシャルビジネスの道へ

ーーそこからソーシャルビジネスに関して少しずつ勉強していったって感じ?

そうだね。難民を例に考えても、現状の支援って命をつなぐための物質援助とかが中心なの。命を繋いだ後の勉強とか仕事とか自己実現とかっていう観点だったり、そもそも強制避難を強いられる状況が発生しない・避難を強いられない社会を作るとか、そういう長期的・根本的な支援ってまだまだ足りてない。

その点をどうやって埋めるのかって考えたときに、やっぱり非営利だけじゃなくて事業的に広くアプローチする必要性があると思うんだよね。そういう構造的に考えることも好きだから、ソーシャルビジネスに関して勉強してるって感じかな。
それで、サステナビリティについて学ぶ団体に入って環境問題の勉強したり、開発コンサルでインターンしたりって色々経験させてもらってきた感じ!それで、色々あって起業家育成プログラムでまゆたんと出会ったという流れです!(笑)

ーーおお(笑)まゆたんとの出逢いinフィンランドやん、伝説の(笑)


・ 飯島、猪村と出逢う

ーーそういえば、まゆたんとの出逢いから一緒に頑張ろうってなるまでの変遷をあんまり具体的に知らんかも。シンプルに気になる。

それはね、私も楽しいから全然しゃべれちゃうよ。私とまゆたんは、経済産業省が主催の「J-StarX」というプログラムで出逢いました。10日間フィンランドに行って現地のエコシステムとかスタートアップカルチャーを学ぶっていう海外プログラムで、2023年の11月頃くらいだった!

フェーズはそれぞれだったけど、色んな人が「学生×起業」っていう共通項で集められてて、そこの宿泊部屋が「いいじま」と「いむら」で同室だったの。

ーーえ、名前順ってこと?出逢いはそんな漫画みたいな感じ?

そうそうそれがはじめましてだった(笑)
猪村さんが、入院中の子どものことをやってるっていうのはSNS経由でなんとなく知ってたけど、どれぐらいの本気度でやってるかとかは一切知らなかったの。
だから、真由ちゃんて人と同室で「あ私、荷物すごい広げちゃう人だから散らかしちゃったらごめんね~」とか言ってる、第一印象はこんなだった(笑)

フィンランドのまゆもも

しかもなぜか全然プログラムの内容把握してないの。今考えると多忙すぎるからなんだけど(笑)
だから私が到着してすぐに1時間くらいかけてプログラムの説明をしてあげたの。あれ、やってること今と変わんないね!(笑)

ーーほんとそうやね。その時から決まってたんかもね(笑)


・ フィンランドで惹かれ合うふたり

フィンランドでは「大体朝から夕方までプログラム→ご飯食べる→終わって部屋戻る」って感じの流れが多かったの。だから部屋に戻ると、まゆちゃんがいて、一日の感想を話すみたいなことがお決まりになってた。
そしたらだんだん深い話もするようになって、「私いまこんなことしてて...」とか「いま実はこれに悩んでて...」とかを聞くようになった。それこそ原体験とかをね。

それからだんだん仲良くなって、すごくいい時間を過ごしたよ。お互いの価値観とか、どういう人生を歩んできたのかとかみたいな話もちょこちょこっとした。泣いたりもした(笑)プログラムの一週間で合計2.3回泣いた(笑)

その期間に、当時まゆたんが作ってたPOCO!のアイデアに対してアドバイスとかもしてた、、!直感的だし、何者なんだって感じだけどね(笑)そんな感じでプログラムが終わって帰国と共にバイバイした。

思い出のヘルシンキの図書館、何か書いているまゆたん

3. POCO!へジョイン、今とこれから

・ 帰国後さらに意気投合、ついにPOCO!へ

ーー帰国してからは二人の関係はどんな感じやったん?

帰国してもLINEでちょこちょこ連絡とってたよ。
それである日一回会おうってなったんだけど、なんか事業のことが上手くいってない時期だったらしく、まゆたんがしょげてたの。その時に再度おたがいにやりたいことたくさん話し合ったら、意気投合していって。
その日から更にLINEも長文になっていってたくさん話して。そんな経緯で結果、一緒にやろうって結論に至ったって感じ!

私はスキルとか、実務の経験も全くなかったけど。私が居てまゆたんがワクワクの状態を保てたらいいな、自分も同じ世界を一緒に描けたらいいな、、と思ったからジョインしました、、!

ーー実際にジョインしてみてどうだった?

楽しくて毎日充実してるよ。そうそう、まゆたんと一緒にいるようになって一つ感じたことがあるんだけど。
今まで私は難民支援に関して色々考えてきたんだけど、それってどこまで行ってもHowでしかなくてBeingではないなって気付いてきたの。その先にある「子どもらしい」在り方とか、その条件とかに関しては今まで考えてこなかった、考えれてなかったんだよね。

そんなところをまゆたんはたくさんたくさん考えてて、実現しようとしてて、すごいなあって思ったしそこも考える必要があるんだなってすごく実感した。
だからPOCO!ではみんなと一緒にそこの解像度を上げたり、向き合っていきたいなと思ってるだ!

パシャリ

・ マネージャーとしての楽しさとこれから

ーーいまPOCO!でどんな時に「たのし~」ってなると?

え~、いつも楽しいけどねえ。それこそ、マネージャーという立場からメンバーといっぱい話して純度高く思いを形成していくのはすごく楽しいね。さらにそれを「ブランド」という形で実現していく過程もすごく楽しいよ!
メンバーみんなの力になれてるのはやっぱり嬉しいし、そういう意味でもPOCO!での活動は「人のHappyを増やす」ことができててとってもやりがいになってると思う。

それと、もともとおもちゃとかには興味があったから、純粋にクリエイティブな工程もすごく好きだよ。おもちゃ屋さんとして、かわいいものとかワクワクするものを調べたり、デザインしたりする工程もたのしいなあ~

ーーたしかに。そういう時のももたんめっちゃ目キラキラしとるよね(笑)

ほんと?(笑)うれしい!
今はプロダクトの開発をしている段階だからこどもの反応はまだ多くは得られていないけど、これからがどう広がっていくのかすっごく楽しみだな〜って思うよ!

ーーそうやね!POCO!も未来の子どもたちもどうなっていくんだろうってのは、ぼくも本当に楽しみ同感!!


いかがだったでしょうか?

お友達の普段は聞かないような一面を知れたので、ぼく自身も楽しくて興味深い時間でした!!

自分の過去の経験と「人の喜びが好き」という本能的な欲求、それに子どものためにチャレンジを厭わない気持ちが掛け合わさったスペシャルなももたん。
医療にルーツがなくても、純度高く同じ思いを持って子どもの未来を描くことの楽しさを、彼女からは本当に教えられます。ももたんいつもありがとう!

「子どもの未来をもっと良くしたい」と思う方々が、記事を読んで少しでもワクワクしていたら嬉しいなと思います!
ありがとうございました!次回のメンバー紹介もお楽しみに~!🌈

私たち「POCO!」は、
「ベッドの上から冒険を始めよう」を合言葉に、
長期にわたって入院生活を送っている小学生を対象にした、創造力・好奇心を引き出す特別な「遊びという魔法」を届けています!
We are POCO !!!!!

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