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物語の中で成長していく主人公


このシリーズはⅣから記事に上げていますが、私がハマって追っかけているシリーズです。

Ⅵまでだいたい隔月刊ペースで発行され、その間他のシリーズも執筆されている松岡先生の創作意欲は物凄いの一言では言い表せないですね。

ファンとしては次の巻の目途が立てやすく、嬉しい限り。


今回の内容は、都内で改造ガスガンを使った殺人事件が発生。被害者2人のうち、1人の胸の上に芥川龍之介の『桃太郎』の小冊子が置かれています。

主人公である李奈はまたまた事件を解いていく羽目になるのですが、それと同時にお母さんが三重から上京してきます。


事件解決のために奔走する李奈ですが、お母さんの登場でやはり母娘(兄も交じる)のやりとりも増え、お母さん相手だとまだ子供っぽいところを残す李奈が本当に上手な描写で描かれていると思います。

そして1つ1つの付箋が最後に丁寧に回収され、今回はもしかしたら鋭い読者は読み進めていくうちに犯人が先に分かった人も多いのではないでしょうか。


このシリーズはキャラクターがとにかく動き、イキイキとしてて、主人公の李奈は巻を追うごとに成長していきます。

次回の発売予定は最後の欄に載っていなかったで、もしかしたら少し間が空いちゃうかもしれませんが、楽しみに待っていたいと思います。

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