私の第3位
宮部みゆき作品はたくさんあり、もしかしたら賛否両論あるのかもしれませんが、私の第3位はこれです。
火車
関根彰子は自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して。
なぜ?
読み始めて最初はこんな疑問から読んでいました。
休職中の刑事、本間俊介(主人公)は彼の遠縁の男性に頼まれて、彼の婚約者(関根彰子)の行方を捜します。
平成10年に発行されているので、令和の時代から考えると若干古い作風に感じますが、読み進めるうちに宮部ワールドに引きずり込まれました。
これ!これ!これ!
特にこの頃の宮部作品は社会派ミステリーが多く、読み手のこちら側(あくまで主観)は、ボクサーで例えるなら、
右のパンチか、左からのパンチか、はたまた正面から来るか
予測もつかない展開になっていくので、ページをめくる手が止まらなくなります。
そして、最後にあの展開は…
読み終わった後の感想は
「おわぁーー」
なんて叫んだ記憶があります。
小説を本格的に読むようになったきっかけも宮部みゆき先生の作品からです。
第何位シリーズではなく、宮部ワールドもそのうちたくさんアウトプットしていきたいです。
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