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「ブックオフと、夜行性と、いらち」2019年の、作文練習


「故人の総括」
 中曽根元総理が、亡くなった。今の政治にも疎いのに、過去の総理のことなどほぼ知らない。それでも私はブックオフに、中曽根さんの著書を買いに行った。これは昔からで、さくらももこさんが亡くなった時もエッセイ十冊を大人買いした。まだ半分しか読めていない。中曽根さんの本は、すぐには読まないだろう。
 私は著名人が亡くなった際、不謹慎だが慌ただしくなる。故人を総括する作業に入るのである。作家が亡くなれば代表作を買い、歌手が亡くなればアルバムを買う。失礼な話、その人の全盛期を感じるのが心地良い。悪趣味だと思うが、やめられない。この作業で、好きなものが増えることがある。個人的には前向きな活動と捉え、今後も続けていく所存である。
「鼻の整形」
 顔を、整形したい。厳密にはこの顔、全て不満という訳ではない。数年に一回、「悪い顔ではないよ」と慰めてくれる人はいる。しかし完璧主義が出てしまい、より良くしたい。
 パーツでいうと、目と口はこれで妥協できる。問題は、鼻である。いわゆる豚鼻を、少しでも細くしたい。ただ鼻の整形は、最も危険と言われている。一回が、限度らしい。そもそも予算が無いので無縁な話だが、万が一お金持ちになれば鼻を一度整形したい。
 
「夜行性」
 「自分の時間」という本を読んだ。自分は、時間の使い方が下手だと反省した。意外に好奇心のある人間なので、色々行いたいが出来ない。特に昼は、壊滅的である。そのため、夜に全てを注ぎ込む。一日の活動の大半を、夜に集中させる。飲食も、夕方以降からが本番だ。勉強は夜に始め、趣味に至るのは夜中のことである。夜が芳しくない日は、一日全て水の泡である。何とか平均的に一日を送りたいが、厳しそうである。夜行性を、極めてゆこう。
 
「いらち」
 先週大学院のゼミで、幼少期を振り返った。今以上に変わり者だったことに笑ってしまったが、健康的な所は我ながら羨ましかった。幼少期から未だに一貫しているのは、「人見知りにも関わらず負けず嫌い」という点である。またこの十年程うつ寄りの精神だが、長期的に分析すると「いらち」な人間である。健康な時代を振り返ると、イライラを表に出している。来年の目標は、「発散」としよう。

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