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「散々な令和元年、冬・春・夏・秋」2019年の、作文練習


 令和元年は、散々な年であった(定期的に言っている気もするが)。一年を手抜きの日記から、振り返ってゆこうと思う。散々な年を総括するということで、いつにも増してつまらない文となるだろう。
「冬のこと」
 まず、一月。この月は前年の好調を受けて心身の状態は良く、驚くことに週五コマの授業に出席していたのである。今考えると、到底無理な話だ。また入院していた内科の先生が復活され、順調な滑り出しであった。
 しかし、二月。論文発表会の準備や何より週五コマを一年続けたことで、具合が大きく崩れ始める。通学での不調は勿論のこと家でもパニック症に苦しみ、先生のご尽力で発表を来年に延期する。
 三月は家でのんびり過ごしたことと、大好物の「寒さ」も手伝い体調が戻ってきた。下旬には母方の祖父母と会いに、東京へ行くこともでき完全復活と思われた。
 
「春のこと」
 だが、四月。新学期初日に行った二コマの教授が最悪で、うつ病が再発する。元町の病院に伺うのもやっとで、朦朧としながら先生に症状を報告する。有難いことに、入院先をご紹介頂いた。丁度長いゴールデンウィークだったことも幸いし、二週間入院する。
 五月は入院が、抜群の効果を発揮し絶好調。そして私の悪い癖で、週四コマを通い張り切る。
 六月は大学院内での不快感は全くなかったが、大学バスの運転手に理不尽な指摘をされ落ち込む。今思えばバス運転手に何を言われようとどうでもよいのだが、弱っていた心にとどめを刺される。

「夏のこと」
 ついに、七月。夏風邪を引いたことに気づかず外出してしまい、酷いパニック発作が出る。留守番や大学院でも発作が頻発し、トラウマになる。暑い中の行動は不可能と判断し、家で隠居する。
 八月は猛暑に加え、大嫌いな盆休みも重なり常に不調となる。何とか「ジャンカラ」というカラオケ屋に行くも店とは思えぬ異臭を一時間浴びせられ、帰宅後吐き気によるパニック発作に襲われる。
 九月は母方の祖母が腸炎で入院し連日心配していたが、元気に退院でき一安心。梅田の「サザエさん展」や、映画館へ三谷幸喜さんの作品を見に行くなど回復の兆しを見せる。ただ新学期は行動療法的に二コマから始めようと決心したが、倍以上の「五コマを通え」との命令が下る。
「秋のこと」
 十月は涼しくなってきた為とりあえず二コマから通い始めたが、これで限界と身体が判断する。周囲への説得は実に一か月半にも及び、どうにか週二コマへの許しが出る。その頃私は二十五歳という、あまりめでたくない誕生日を迎えたが大きく荒れてしまう。
 十一月は二コマの授業へある程度出席でき、十二月の催しに向け少々出掛ける。本命のルミナリエへ準備は万全かと思われた。
 ところが十二月に入り、体調は芳しくない。暫く治まっていた腹の不調が、再発している。ただルミナリエに行くことはでき、一年最大の目標は達成された。
 今年も残り二週、一応ルミナリエ見物で有終の美を飾った。後は野となれ山となれ、適当にやり過ごすのみである。

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