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エンタメ界の革新者に学ぶ、日本人に読んでほしいお金と思考の教科書。


ライティング課題として書いてみました。

あみりです。note2回目の投稿です。
今日は、ライティングの課題として書いた「おすすめの本を紹介する」というのを、noteに公開してみようと思います!

今回ご紹介するのは、西野亮廣さん著書の『夢と金』
キングコング西野さん、の方が馴染みがあるかもしれませんね。
お笑い芸人であり、絵本作家やエンタメ業界の第一線で活躍する西野さんが『夢と金』の両方に視点をあて、生きたお金の生み出し方をつづっています。
エンタメ業界に片足つっこんで仕事している私としては、とても興味深い本でした。皆様にも是非おすすめします!

ー難しいことをエンタメに伝える術ー


『夢と金』
このタイトルで、とっつきにくい印象を持つ方もいるでしょう。お金の話は赤裸々に話しづらいからです。しかし、世界が急激な変化を遂げている今、情報を知らないことは命取りにもなります。
この本の中で西野さんは一貫して、お金の稼ぎ方や夢の実現の話をユーモアたっぷりに、時には真面目に、話し言葉のような文体でわかりやすくつづっています。
たとえば、芸人らしいボケとつっこみの応酬があったり、くすっと笑えるたとえ話があったり。
タイトルでとっつきにくい印象を持った方も、西野さんとの会話をしているような感覚で本を読み進めることができるのではないでしょうか。
西野さんはこの本の中で、エンタメ界でお金を稼ぐための思考を紹介しています。
一部分を抜粋すると
・VIP層の取り込み方
・プレミアムとラグジュアリーの違い
などです。
この思考はエンタメ界だけでなく、さまざまな場面で応用できると思います。現代を生きる皆さんの仕事や考え方にも、少なからずいい影響を与えるでしょう。
詳しい内容については、ぜひ本編をご覧ください。

ー人の心をとらえるための計画的戦略ー


情報やものにあふれる現代において、人はどのような差で購買をするのでしょうか。
ひとつの答えとして、応援できるかどうかの差というのがあります。西野さんは現代において、『機能よりも意味を売ることが重要』とつづっています。
たとえば、同じ値段、同じ味のコーヒー店があり、仮にA店B店としましょう。A店はチェーン店、B店は自分の友達が経営しているとなれば、皆さんは友達のコーヒー店に足を運ぶでしょう。もしコーヒーの値段が50円上がったとしても、友達のために、とB店に行くのではないでしょうか。
これが、機能+応援するという意味をもった購買行動、ということなのだそうです。
また、『人に応援してもらうためには現在地と目的地をさらし続けることが大事』とも綴っています。本の中では、最近メジャーになりつつあるクラウドファンディングをいい例として取り上げています。自分が応援している人と、目標までの道のりを並走しながら、達成したときの喜びをともに分かち合うというのは、まるで文化祭や体育祭のような、ちょっと懐かしい青春のような感覚を味わうことができる特別な経験です。
このような、何を買うかではなく、誰から買うのか、誰のために買うのか、という思考を西野さんは『人検索』とよんでいました。自分のやりたいことや目標、現状を発信し、仲間を作ってコミュニケーションの輪をひろげ、お互いに応援しあって仕事をしていく、という思考に深く共感する方も多いのではないでしょうか。

ーNFTを解説する西野さんの人間性ー


皆さんは、NFTという言葉を聞いたことはありますか?NFTについて、知っていることはありますか?
実際私も、言葉は知っているけれど中身はよくわかりませんでした。NFTで小さな男の子が描いた絵が推定3億円で売れたというニュースが衝撃的だったということくらいしか頭になく、実際どういうものなのかを教えてくれる媒体は今まであまりなかったと思います。
自らを『実践家』と称している西野さんは、誰もが得体のしれないものと思い込んでいたNFTの世界にいち早く足を踏み入れたそうです。試行錯誤を繰り返しながら実践してきた体験談を、丁寧に教えてくれています。そして、NFTでの資金調達の可能性を次々に実現していきました。
たとえば、子供施設に絵本を贈る権利を販売するとき、西野さんはそのNFTのデザインをメダル型にしました。これを『CHIMNEY TOWN GIFT』として、支援した冊数でメダルのデザインを変えました。人が持つ収集癖に目をつけたのです。
『動機は何だっていい。大切なのは困っている人が救われることだ。』
メダルを集めたいからNFTを購入する、それが動機だとしても、結果として子供たちの手に絵本が届きます。それが大事なのです。
新しい可能性を開拓し、その知識を惜しげもなく公開する西野さんに学ぶことは数多くあります。
NFTやクラウドファンディングで調達した資金を、被災地支援や困っている人々のために使う西野さんの人間性に、心動かされる人も多いことでしょう。
『お金が尽きると、夢は尽きる。これが真実だ。』と力強くつづる西野さん。その根底には、どんな人にも自分らしく生きてほしい、お金も夢も諦めない人生を歩んでほしいという西野さんの想いがこめられていると感じます。

ーお金と思考の教科書ー


近年、お金に関する関心が高まりはじめています。マネーリテラシーという言葉も浸透しはじめ、お金の勉強をする機会も増えてきました。しかし、昔からお金の話は卑しいという日本人の感覚はなかなか変わらず、どこか一線をおいてしまいがちです。
私はこの本を、お金と思考の教科書と捉えることにしました。エンタメ界で生き抜くために常に考え、行動し、反省し、結果をまわりに伝えてきた西野さんの考え方やものごとの見方を参考にし、自分の生きたい人生にむかって歩んでいく、これが私の理想です。
これからの時代を生きるみなさんにとっても、ためになることばかりだと思います。
ぜひご一読くださいね。


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