鹿児島県垂水市はかつて垂水島津家が治めていた。
そのうちの一人、島津久信にまつわる史跡を紹介する。
島津久信は、鹿屋にて、おきんという美少女に惚れて家に毎日押しかけて口説いたという。
しかしおきんに拒否されると逆上し、大きな瓶に彼女を縛って入れて、更にムカデ、クモ、カエル、マムシ、毒ヘビなどを入れた。
そしてその瓶を沼の真ん中に置いて、おきんさんは七日七夜叫びながら死んでいったという。悲鳴はずっと響き渡っていたとも言われる。
鹿屋市新生町におきんさんの供養塔がある。この近くに沼があったらしいが、現在はもうない。
久信の墓は鹿屋市の安養寺にあった。