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SMAPの真実を描いた小説『もう明日が待っている』を読みました。

おはようございます、某★大手家電量販店Tenchoです!今回はTenchoにしては珍しくというか初めて一日で小説を1冊読み終えたので、ご紹介させていただきたいと思います。

Tenchoが1日で小説を読み終えるなんて相当な事ですよwww この本は放送作家の鈴木おさむさんが書いた小説で、小説という体をとってはいますが、鈴木おさむさんのSMAPとの出会いから解散までを描いた「暴露本」です。

あの時私達が見ていたSMAPの裏側にはこんな苦悩があったんだと、SMAPもただの人間だったんだという事がわかる素晴らしい本だったのでご紹介させてください。

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さあそれでは、はじまりはじまり~。

鈴木おさむさんについて

鈴木おさむさんは1972年千葉県生まれの元放送作家です。「元」というのは、今年の4月時点でテレビのお仕事はリタイヤされているんです。一度見たら忘れないこのお顔。顔は見たことあるけど、なにをした人なのかと思っている方もいるかもしれませんが、一番大きい仕事は「SMAP × SMAP」の構成作家として番組を初期から支え、成功させた功績が大きいのではないかと思います。

みなさんには森三中の大島さんの旦那さんというイメージが強いかもしれませんが、テレビ界にとってすごく重要な人物だったんですね。

『もう明日が待っている』

帯に書いてある通りこれは「小説SMAP」である。

登場人物は僕(鈴木おさむさん)、リーダー、タクヤ、シンゴ、ツヨシ、ゴロウチャン。決してリーダーは中居さんとは言ってないし、タクヤは木村拓哉だとは言ってはいない。

登場人物はぼかしているが、内容はリアルそのものである。次の章からは未読のみなさんに配慮しながら、それぞれのチャプターの主題をご紹介していきます。

次の章からは各チャプターのさわりだけをご紹介していきます。実際に読んでいただいて真実を知って欲しい。そう思って物語の核になる部分は触れていません。書いてある事は実際に世間に出ている事実がほとんどですが、全くネタバレをしたくないという方はご注意ください。

第一章 素敵な夢をかなえておくれ

この章では僕とSMAPの出会いから、モリクンのSMAP脱退までが描かれている。アイドル冬の時代にデビューしたSMAPがどの様にして知名度を広げていったのか。そして、モリクンの脱退の裏ではどの様なドラマがあったのか。

まさにSMAPの序章が描かれた章に仕上がっている。リーダーのモリクンへの想いや配慮にグッときてしまいます。

第二章 あれからぼくたちは

既に国民的な人気を得つつあるSMAP。リーダーの最年少での紅白歌合戦の司会から、SMAP初の年越しのカウントダウン番組の裏側が描かれている。

この頃のSMAPのヒット曲と言えば「夜空ノムコウ」。この頃名が売れ始めたスガシカオさんによる楽曲。夜空ノムコウをカラオケで歌う時はキムタクパートの取り合いになりますよねwww

第三章 世界で二番目にスキだと話そう

この章は本当にヒリヒリしました。この章ではタクヤの結婚についてが描かれています。メンバーの中でもひときわ人気の高いタクヤが結婚する事によりファンが離れてしまうのではないか?

ここで取ったタクヤの決断は?SMAPの決断は?タクヤの結婚の公表についての葛藤。この裏側を余すことなく描いている章となっている。

タクヤで居る事の辛さがヒシヒシと伝わってきます。

第四章 1・2・3・4 FIVE RESPECT

この章も第三章から引き続き、タクヤの結婚について描かれている。二つの章に跨って描かれているぐらい重大な出来事だったのだ。この章はタクヤがSMAPのライブの冒頭でファンに結婚を報告するという場面。

リーダーをはじめとするSMAPのメンバーの絆が深く感じられる、そんな文章となっていた。こんなの見せられると絶対にSMAPのファンになっちゃいます。

第五章 WELCOME ようこそ日本へ

この章では一度SMAPの話題から離れ「SMAP × SMAP」の番組作りの裏側の話しになる。SMAP × SMAPを観ていた方には分かると思いますが、SMAP × SMAPには常設の「料理を作るコーナー」というのが存在した。

料理を作るコーナーには番組開始当初からたくさんの豪華なゲストが登場し番組を盛り上げていた。しかし、日本国内の大物ゲストでキャスティング可能な人はあらかた登場してもらった。

次はもっと番組を盛り上げる為に海外の大物ゲストのキャスティングを狙うスタッフ。キャメロン・ディアス、マドンナ、マイケル・ジャクソンなど、数々の大物海外ゲストをキャスティングしたその裏側を描いた章。

Tencho的にはこの章はめっちゃくちゃ面白かったです。

第六章 とってもとっても僕のBEST FRIEND

高額なギャラを払って次から次へと大物ゲストを呼んで視聴率を取る方法にも限界が見えてきた時、次の新しい国民的スターが現れようとしていた。そうです、あの嵐を呼ぶ五人組です。

その時のSMAPは何を感じていたのか?そこでリーダーが言った言葉。

「おれたち5人をゲストだと思ってよ」

リーダーがそう言った真相とSMAP初の5人旅の裏側を描いた章。

第七章 くじけずにがんばりましょう

東日本大震災が起こった。テレビ番組が全て報道に差し替わり、バラエティ番組は鳴りを潜める。そんな中SMAPの5人が行ったSMAP × SMAPの生放送。こんなタイミングでの生放送はひとつ間違えば大惨事になる。

そんな危険がある中での生放送への決断と想い。SMAPにしかできなかった伝説の生放送の裏側に迫る章となっている。

第八章 20160118

この日付を見てピンと来る方は相当なSMAPファンだと思う。突如世間に駆け巡った「SMAP解散」の報道。それを受けてSMAP × SMAPの番組内で行われた不自然な生放送。黒いバックに黒いスーツで登場した5人。

この裏側ではどういう事が起こっていたのか?当時誰もが知りたかったこの生放送の真実が描かれている衝撃的な章です。

第九章 もう明日が待っている

SMAPの解散。SMAP × SMAP最終回に至るまでの道程を描いた章です。これが真実だから受け止めるしかないのですが、本当に受け入れがたい、そんな章になっている。

なぜ彼らは解散しなければならなかったのか?リーダーが最後に残した精一杯の抵抗。実際に読んでみんなに知って欲しいです。

素晴らしい作品でした。

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興味がある方は是非実際に読んでみてください!

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