短編小説10

栗だ。
栗が歩いてくる。
私はお腹が空いていた。
私は自分の欲求のまま、栗を持っている銃で打った。
栗は大きな怒号を上げながら死んだ。
それは快感だった。
栗、栗、栗…。
思い出した。今日はクリスマスだった。
今年もクリぼっちである。

私は泣きながら家に帰った。
泣きながら、栗を食べていた。
すると、玄関がノックされる。
玄関を開けると、栗がいた。
栗が訪れてきたのだ。
なんで優しいんだ。
今年のクリスマスは枕を濡らさずにすみました。

朝、起きるとお腹が空いていた。
私は自分の欲求のまま、栗を掴みナッツクラッカーで割った。
それは快感だった。
栗、栗、栗。
思い出した。昨日、栗と友達になったんだ。

私は泣きながら外に出た。
泣きながら栗を食べていた。
すると、栗が歩いてくる。
なんと、慰めに来てくれたのだ。
なんて優しいんだ。
もう栗は殺さない。
そう決めた。

私は泣き疲れて寝ていたらしい。お腹が空いていた。
私は自分の欲求のまま、隣にいた栗を手で掴み割った。
それは快感だった。
栗は美味しい。

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