荷台家族

荷台からはじまった家族のものがたり

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マガジン

  • 荷台の夫より

    しうんのnote

  • 荷台の嫁より

    かおりのnote

  • モバイルハウスのつくり方

    ほしい自由はつくろう、自分の手で。旅する可動産『20万円でモバイルハウスをつくろう!』と題して、モバイルハウスのつくり方の極意を教える連載マガジンです。

  • 龍の家から

    この世を自由に創造する。わたしの世界を表現する。みんなの世界を感じる。ゆとりと思いやりの灯るちいさな家

  • 荷台の暮らし

    荷台で"ちいさくも壮大な暮らしの実験"を営む、わたしたち夫婦の暮らしぶりをご紹介するマガジン

最近の記事

  • 固定された記事

自分らしくを、もっと自由に。Be Yourselfの生き方革命はじまる。

ご無沙汰してます、司運です。 久々のnote更新になります。 こちらの荷台家族アカウントから皆さんに向けて発信するのも、これが最後の記事になると思います。 荷台家族、解散。ちらほら周りの友達や最近ハマってる新しい音声SNSのClubhouse内でも少し話しましたが、3月中に離婚することが決まりました。 交際0日で結婚を決め、今年で結婚4年目を迎え、有難いことに子どもをさずかり息子は4月で2歳になります。そんな妻とは親友として友情を育み、人生を共に歩むパートナーとしてこ

    • イエローカード2枚目の離婚宣告を受けていま思うこと

      12月で結婚してもうすぐ3年になる。 トラックの荷台で結婚を決め、交際0日で結婚した私たち夫婦。 子どもを授かり荷台の暮らしを手放したからもはや荷台家族でもないんだけど、荷台からはじまった"家族のものがたり"は今も続いている。 赤裸々に言ってしまうと、ぼくは過去に2度の本気の離婚宣告を妻から受けている。 一度目は、子どもがまだお腹のなかにいる頃で能登半島に住んでいたとき。そして二度目は、今年33歳の誕生日を迎えた朝だった。 思い返せば二度の離婚宣告は人生が止まった瞬間だ

      • 正社員を辞退して、起業することにした。

        今日から人生で2度目の約10年ぶりに正社員になるはずでした。 9月から1ヶ月半のアルバイト試用期間を経て11月から正式的に雇用されるに至ったのですが、昨日会社の会長と面談して正社員として働くことを辞退する意向を伝えてきました。そんな中、金曜の夜までは正社員として働く気でいました。また辞めたいとも一度も考えていませんでした。 でも、正社員になる契約を結ぶ説明を受けてから心に引っかかるものがあり、家に帰って寝つけない朝を迎える頃には「辞めよう」と思い至ってました。 自分の人

        • 33歳自由人、サラリーマンになる。

          20代に新卒で就職した会社をわずか5ヶ月でやめて、アウトサイダーな生き方を送ってきた。 仕事をやめ東京を離れ、旅にでた。すべてを手放して何も持たず無一文で京都から沖縄まで渡り歩いたり、中国を3000km徒歩横断したり、インド放浪したり、日本に戻ってきてからは自給自足と農的暮らしを営むコミュニティに居候しながらモバイルハウスという動く小さな家をつくった。そして、そのコミュニティで一緒に共同生活していた今の妻と交際ゼロ日で結婚して夫婦となり二人でモバイルハウスに乗って旅にでた矢

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        記事

          何者でもない私を生きる。実験

          何者かになろうとして30歳まで生きてきた私は、何者かになるのを諦めた。 何者でもない自分を生きはじめて1年と半年ほどの月日が経とうとしている。 生まれてから気づけばずっと、この与えられた社会に適応しようともがいてきた。猫をかぶって馴染んでる振りもした。けど一度きりの人生に嘘がつけなくなって、社会不適合者である自分の居場所を求めて旅するようになった。定職にはつかずアウトサイダーな道をひた走りつつ、それでも社会に通用する人になりたいと願っていた。その心理には社会的な評価を過剰に

          何者でもない私を生きる。実験

          夫、育休終了のお知らせ

          こんにちは。 荷台家族のヨメかおりです。 今年は春が来るのが早いですね。 息子を連れてお散歩しながら次々と顔をだしてくる春の草花を見つけるのが日々の楽しみになっています。 4月に生まれた息子も間もなく1歳。 ついこの間まで赤ちゃんだったのになんだか頼もしくなって、一緒に遊ぶのが楽しいです。 冬は白馬で宿の管理人をしていました。 安曇野の我が家は隙間だらけでまだまだ寒いので、暖房が完備されていてお風呂があって窓が二重ガラスの環境はとてもありがたかったです。 寒さが和らい

          夫、育休終了のお知らせ

          わたしたちのお産物語(出産編)

          丸々と大きくなったお腹にハリを感じ始めたのは予定日の1日前。4月2日。 お腹の痛みはあるものの、元気いっぱい。食欲もバッチリ。 夕飯に大好きなアジフライを食べた。 夜は痛みで目が覚めてまともに寝られなかった。 今思えば、あの日から今日まで朝まで1度も起きずに寝た日はない。 とにかくなまけもので寝るのと食べるのが生きがいのわたし。 えらいぞ自分!と褒めておこう。 夜が明けて、予定日の4月3日。痛みの波がやってくると動けなくなるくらいになってきた。 診察してもらったが、まだ

          わたしたちのお産物語(出産編)

          何者にもなれなかった全ての人へ

          いきなりですが、あなたは何者かになろうと無理してがんばったことはありますか? 私には、あります。 どう生きるか分からなくなった今年で32歳になり、結婚して子どもも生まれて父となったわたしは、この歳になって自分がどう生きたいのか分からなくなりました。何者にもなりきれない自分を許せずに絶望して鬱になり、自分の存在価値が分からなくなるほど自己否定に陥りました。 20代の頃のわたしは何者かになろうと奮闘しては挫折するのを繰り返していました。それでも自分の好きなように生きてきた方

          何者にもなれなかった全ての人へ

          モバイルハウスからの卒業

          どうも、荷台家族の夫しうんです。 これがモバイルハウスについて書く最後の記事になります。 モバイルハウスもう飽きた…。 これまで自らモバイルハウスをつくり、モバイルハウス製作ワークショップを開催し、日本全国からDIYモバイルハウスが集まるキャンパーフェスを主催して、終いにはモバイルハウス協会を立ち上げて代表理事にも就任して気づいたら「モバイルハウスの人」みたいなポジションについちゃいましたが、モバイルハウスから卒業します。 2016年にモバイルハウスに出会ったおかげで

          モバイルハウスからの卒業

          肩書きもなき主夫の想い

          吾輩は何者なのか。何者でもない。 名は、司運(しうん)と言う。 いまは亡き爺ちゃんにつけてもらった名前だ。 結婚2年目で、生後7ヶ月になる息子がいる三人家族のパパ 結婚した当初は、荷台に建てた小屋(モバイルハウス)に夫婦で暮らしてたので「荷台夫婦」と名乗り、夫婦から家族になったいまは「荷台家族」と名乗っている。 さすらいながら一家三人で荷台に住むにはさすがに狭すぎるので、今年の夏に捨てられた家と土地を買って住所不定の漂流家族から地主の定住家族となった。 荷台家族という呼

          肩書きもなき主夫の想い

          わたしたちのお産物語(マタニティ編)

          こんにちは。 荷台家族の嫁そして母のかおりです。 安曇野に引っ越してきて1ヶ月。 たくさんの方が修繕に関わってくださって感激です。 世の中そんなに甘くないとかいうけれど わたしの生きてる世界はとってもやさしい設定になっているようです。 そしていろーんなことが起こりました。(主に夫が。男の人は繊細です。) わたしもその波に飲み込まれそうになるけれど、すっと自分の軸に戻ってこれるのは 息子の存在が大きいと感じます。 思考の渦からイマココに意識を戻してくれます。 そんなこんな

          わたしたちのお産物語(マタニティ編)

          捨てられた家 〜サバイバル生活編〜

          生活インフラ(電気、水道、ガス、トイレ、風呂)が全くない家に一人で移り住んできて早1ヶ月が経ちました。 先週には嫁さんと生後5ヶ月になった息子が合流し、家族でサバイバルな生活をはじめました。 これまでトラックの荷台で旅しながら暮らしてたモバイルハウス生活の経験を活かして、電気はソーラーパネルからバッテリーに溜めて使い、水は山の湧き水を汲み、ガスはカセットコンロ、トイレは即席で外置きの小屋コンポストトイレをつくり、お風呂は温泉をポリタンクで汲んできてタライ風呂に入った

          捨てられた家 〜サバイバル生活編〜

          わたしたちのお産物語(授かったよ!編)

          今年の春見た桜は、これまで生きてきた中で最も美しくキラキラ輝いていました。 それは第一子の出産を終え、1週間ぶりに外へ出て、助産院から実家へ移るときの車の窓から見た桜。 隣には生まれたてのちいさな我が子。 流れゆく薄ピンクと淡い色した青空のその景色を、 久しぶりに浴びる日差しに目を細めながら なんとも言えない幸福感にひったひたに浸りながら眺めていた。 あの日のことは一生忘れないでしょう。 宝物としてわたしの脳裏に永久保存されました。 はじめての妊娠。はじめての出産。はじ

          わたしたちのお産物語(授かったよ!編)

          捨てられた家 〜入居編〜

          先日ついに建物と土地の登記が完了し、晴れて正式に地主となりました。夫のしうんです。 人生はじめて不動産なるものを購入したわけですが、一般的には司法書士さんに頼んで登記申請すると手数料で10万円ほどかかるので、自分で登記手続きしました。何度か法務局に出向き、登記相談をして必要な書類さえ揃えれば登記は自分でもなんとか行えました。 さて、ヒッピーハウスに引っ越してきてあっという間に2週間が経ちました。なんでヒッピーハウスかというと、ヒッピーみたいな人たちが暮らしてた家だからで

          捨てられた家 〜入居編〜

          住所不定無職、家を買う。

          どうも、お久しぶりです。 住所不定モバイルハウス暮らしから、家と土地を買って地主になりました。夫のしうんです。 荷台家族から定住家族になります。 ここ数年、モバイルハウスを作って「これからの時代は可動産だ!」と謳ってきましたが、可動産暮らしやめました。 4月に子どもが生まれて三人家族になり、そのままゆんゆん号で遊牧するのかと思いきや、やっぱり家族で安心して暮らせる拠点の必要性を感じて6月から長野県安曇野の周辺で家探しをはじめました。 限られた低予算のなか、果たしてわ

          住所不定無職、家を買う。

          荷台“家族”のおうち探し

          こんにちは。荷台の嫁そして母になりました。かおりです。 4月4日に男の子が誕生し、荷台夫婦から3人チームの荷台家族になりました。やったね! 人生初の出産はそれはそれは衝撃的でした。 自分の中にあったもう必要のないこだわりや、しがみついていた幻想がガラガラと崩れ、世界の見え方が産む前とはすっかり変わりました。 かけていたサングラスを外したら全てが色鮮やかに見える!みたいな感じです。 子を産み、またわたしも新しく産まれなおした、不思議な体験となりました。 (出産エピソード

          荷台“家族”のおうち探し