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わたしたちのお産物語(マタニティ編)

こんにちは。
荷台家族の嫁そして母のかおりです。

安曇野に引っ越してきて1ヶ月。
たくさんの方が修繕に関わってくださって感激です。
世の中そんなに甘くないとかいうけれど
わたしの生きてる世界はとってもやさしい設定になっているようです。

そしていろーんなことが起こりました。(主に夫が。男の人は繊細です。)
わたしもその波に飲み込まれそうになるけれど、すっと自分の軸に戻ってこれるのは
息子の存在が大きいと感じます。
思考の渦からイマココに意識を戻してくれます。


そんなこんなで今回はマタニティ編🤰

去年の今頃はどんなだったかなぁと思いを巡らせてると、むかむかむかーとほのかな吐き気が!
そんなことあるん?思い出しつわり?笑


そう、わたしはつわり酷めのタイプでした。
つわりの程度や症状は人それぞれで、
それは妊娠してみないとわかりません。

わたしの母はご飯のたける匂いがちょっと嫌かなーくらいだったらしく、わたしもその程度だろうとナメてました。


ところが実際はご飯のたける匂いどころか、
全ての匂いが気持ち悪い!
食べ物も、体臭も、柔軟剤やシャンプーの匂いも、海の匂いも、すべて!
犬かなってくらい嗅覚が敏感になっていました。

そして食べてはリバース。おトイレは大親友。
15分以上立ってるのも辛い。
車に乗ることも苦行でした。

なのでつわりが終わるまでの2ヶ月間ほぼベッドの上で白目むいてました。
(その間家事は全て夫がしてくれました。このとき、夫無職でよかったと心から思いました。)


自分のこの体の激変ぶりに興味がわいて、動けないなりに観察していました。

【食べられるもの】
味噌汁、とうふ、梅干し、トマトケチャップ、ゆかりふりかけごはん、いちご

【食べられないもの】
インスタント食品、肉、脂っこいもの

大体こんな感じでしたが日に日に変化があって、食べてみないとわからず、
ハズレたときはトイレさんと大親友。

その反対に正解したときの美味しさたるや!!!
脳内でカッキーーーーン!とホームランが打たれたような爽快感!
うめめめーーー!と爆食い。
妊娠期のごはんの美味しさは多分通常時の2.5倍はあるんじゃないかしら。
けど次の日おなじものを食べたら、気持ち悪くて食べられなかったり。
コントロールできないことばかりで、自分じゃない何かに操られている感覚でした。


つわりがひどく、まともに食べられない時期に
見た夢で、
顔くらいの大きさのもっちもちでふわっふわの大福をうまいうまいと食べていました。
その大福が本当においしくて、幸せで、忘れられなくて、
それ以降お腹の子を「大福ちゃん」と呼ぶようになりました。(どゆこと?)
後に、そこから福をとり「福生」と名付けることとなるのです。
こういうのって理屈じゃないよね。そうよね。


つわりが落ち着くまではまともに出かけることもできず退屈だったのでスマホでゲームをしてみたり、シェアハウス仲間と対戦ゲームをしたりして過ごしていましたが、
日に日に対戦ゲームの攻撃的な気持ちやヒヤヒヤ感がつわりを誘発してきました。ちなみにボンバーマンの爆発音もダメでした。笑
テトリスも後半焦るから×。
試行錯誤の末、たどり着いたのはソリティア。
時間が過ぎてくれるのを待ちながら、淡々とソリティア漬けの日々。
かなりスコアを上げました。


体と心がめまぐるしく変化していく中で
自分のある状況に気がつきました。


「わたし、赤ちゃん返りしてない?」


赤ちゃん返りとは、お母さんが下の兄弟を出産したときに上のお子さんが寂しくて赤ちゃんのように甘えん坊になったり、ぐずぐすしたりすることをいいますが、
まさかの母のわたしが赤ちゃん返り。


お腹が空いてメソメソ泣いて
これ今食べたいのじゃないってメソメソ泣いて
ゲップが出なくてお腹苦しくてメソメソ泣いて
知らない人に気疲れしてメソメソ泣いて
眠いのに寝付けなくてメソメソ泣いて

その度に夫に抱きしめてもらったり、さすってもらったりしてなだめてもらっていました。

その様はまるで赤ちゃん!
自分ではどうしようもできない不快なことがあるとこんな気持ちになるんだなぁと、
これから始まる赤ちゃんのお世話のために忘れないでおこうと思いました。


妊娠7か月の頃、夫の親戚に会いに台湾に行ったこともよい思い出。

すっかりつわりも落ち着き、夜市で食べ歩きも楽しめました。
飛行機に乗る際に妊婦がしなければいけない手続きがあったり、電車に乗ったときに優先座席でもそうでなくても真っ先に席を譲ってもらえたことなど、
いろんな人に優しくしてもらって
この時期ならではの旅行の経験ができました。


そういや、偶然にも出産予定日一週間ちがいのベビーを授かったお友達夫婦と尼さんとでシェアハウスで暮らしたなぁ。
(しかもこれまた偶然に同じ助産院で、入院してた個室も同じでした。もう運命!)
なんかずっと昔のことのようです。


そうして過ごしているうちに、大福ちゃんはすくすく大きく、わたしのお腹も丸々と育ち、いよいよもうすぐ出産です!

↑大福ちゃん時代(生まれる5日前)

出産に関しても全然恐怖感はありませんでした。
息子に会えるの楽しみー♩わくわく♩
ヨガもしてるし呼吸法も練習したし、
スポーーーーンって生まれるっしょ!
みたいな感じでほんとにお産ナメテタ、、、。

辛いつわりの洗礼受けたのにも関わらずまだ出産ナメてる。ちょー楽観的なワタシ、、、。


この数日後ナメテタワタシの世界観はガラッとかわるのであります。


生きる実験はつづく👩‍🔬