福元ひろこ

オランダ在住🇳🇱 文筆家・歩く旅人・聖地巡礼/書籍『歩く旅の本 伊勢から熊野まで』https://amzn.to/3ENpIj9 / インスタなど→ https://linktr.ee/piroko/サイト→ http://hirokofukumoto.com

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マガジン

  • つぶやき日記

    twitterを長くしたような、軽い日記。 主に海外生活のアレコレをざっくばらんに綴ったもの。

  • 日々、思うこと。考えること。

    いま、思っていることや、考えていることを書いたエッセイ。『つぶやき日記』より少しマジメ系。

  • リトル・ストーリーズ

    人生は、小さなドラマの連続であり、毎日の生活には、小さな物語が満ち溢れている。 現実と虚構の間に佇む、小さな物語集。

最近の記事

「良い作品とは何か?」

ある人の作品を読んでいて、「良い作品とは、なんだろう?」という疑問が浮かんだ。 良い作品とは、一体、なんだろう? 売れる作品が、良い作品なのだろうか? 分かりやすい作品が、良い作品なのだろうか? ある人が言っていたように、「誰かに届いて初めて、作品は完成する」という部分は確かにある。 では、届かなかった作品は、完成していないのだろうか? ゴッホの絵は、彼が生きている間は1枚しか売れなかった。 これは、彼が生きている間は、彼の絵は完成されていなかった、とい

    • 大切なものを大切に。末永く愛し続けるために

      北スペイン、サン・セバスティアンの近くに住む友人のエレナは、夫婦で小さな宿を経営している。 二人は文字通り「朝から晩まで24時間、365日」ずっと一緒に過ごしている。 先日、そんなエレナから地中海の写真と共にメッセージが届いた。 「オラ!元気?私は今、夏休みで10日間、南スペインを旅してるんだ〜」 夏は彼らにとってかき入れ時だ。それなのに10日間も休んで大丈夫なのだろうか。訊いてみると、彼女だけが休みをとり、一人旅をしているとのこと。 久々の休みを満喫している様子とともに、

      • 生き辛さを感じるのは、自分がオカシイのではなく・・・

        昨日、大学時代からの親友とズームで話していて、 「生きづらさ(のようなもの)を感じるとしたら、それは、自分がおかしいのではなく、居る場所が違うだけの可能性が往々にしてある」 ということを、強く実感した。 わかりやすく言うと、『みにくいアヒルの子』である。 みにくいアヒルの子は、自分がマイノリティである環境にいたから、「お前は醜い!」と言われた。 言われ続けるうち、自分でも「自分は醜いんだ。ダメなんだ・・・」と、自尊心、自己肯定感が下がり、自己否定してゆく。 しかし、みにく

        • 自分をハッピーにし、理想の社会をつくる、日々の小さな選択

          ここ最近ずっと、靴を探していた。 歩きやすくて、デニムにもスカートにも合わせやすくて、そして自分が気に入るデザインの靴。 世の中にはたくさんのお店があり、数々の商品が並んでいる。 けれど、「自分が本当に気に入るもの」を探すとき、意外と見つからなくて驚く。 靴に限らず、洋服もそうだし、キッチン用具もそうだし、誰かにあげるプレゼントを探している時もそう。 少し前までの私は、100%納得しなくても、 「まぁ今20%引きだし」 「デザインはあまり好きじゃないけど、とりあえず用途は

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          流れに身を任せて生きる

          昨日、大家さんのアンドレアから「ちょっと話があるんだけど、時間作ってくれる?」と連絡が来た。 こんなことは初めてなので、「私、なにか悪いことしたかな? 暖房使い過ぎた? それとも、大きな声で喋りすぎて、近所からクレームが来た?」と、ドキドキしながら、打ち合わせの予定の時間を待った。 結論として、大家さんのお母さんが夏から数ヶ月間、この街に来る事になったので、夏までしかこの部屋を貸せなくなってしまった、という話だった。 実はこの話は突然のことではない。 そもそも昨年の秋に

          何があっても、何がなくても、幸せであれる心

          ほんのり甘いリコリスティーを飲んでいたら、ふと、「あ〜幸せだなぁ〜」と、じんわり至福な気持ちが湧き上がってきた。 特に何ってことがあったわけではない、というか、何も起きていない普通の朝なのだけど。 (むしろ風邪こじらせからの、微妙に左耳が中耳炎気味で聞こえづらいのだけど。) お恥ずかしい話だけれど、カッコつけても仕方ないので全部言うと、実は、少し前までの私は、こういう至福感から少し遠ざかっていた。 理由を考えてみると、今あるモノの有り難さを忘れ、無いものを見て、ブーブー文

          愛すべき不思議の国、オランダ

          昨日、スーパーに向かって歩いていたら、街の雰囲気がいつもと違うことに気づいた。 平日なのにお店が休みだし、移動遊園地も来ている。オレンジを差し色にコーディネートしてる人も多いし、オランダの国旗を飾っている家もちらほら。 ハッと思って日にちを確認したら、4月27日ではないか。そう、オランダではキングス・デー(Koninginnedag)で、祝日なのだった。 キングス・デーと言うのは、オランダの国王 ウィレム=アレクサンダーの誕生日を祝う日。つまり、日本で言うところの「天皇誕生

          やりたいことや、大切なことが分からなくなったら。

          4月に入ってから2度も風邪で寝込んでしまった。 どちらも38度越えの熱が何日間も続き、身体中が痛くて眠れず、かなりしんどかった。 今回痛感したのが、健康な心身があってこそ、「海外移住」だの「長年の夢」だの「やりたいこと」だの、アレコレできるのだということ。 書いてしまうとなんとも当たり前なことだけれど、人間というのは時に愚かなもので、生きる上で本当に大切なものを、失わないと気付かなかったりする。(しかし、できれば失う前に気付きたいものである) そんなことを考えていた昨日、カ

          結婚とは?夫婦とは?家族とは?

          先週、友人一家にクリスマス・ディナーに招待いただいた時のこと。 アレコレ話をする中で、結婚の話になった。そして、彼らが入籍をしていないことを聞いた。 「え?二人は入籍してないの!?結婚してないの!?」 「してないよ。だってする必要を感じないもの」 私はこの夫婦(ではなくカップルと言うべきか)二人と友達である。二人とも私と同年代。 フランス人のアレックスと中国人のフェイとの間には、今年4歳になった、かわいいミックスの男の子がいる。 オランダに引っ越してきてから、しょっちゅ

          女はたった一人の王子に焦がれ、男は複数のプリンセスを想う。

          「男と女は、”運命の人”に対する考え方が全く違うんだよ」 友人の家で夜ご飯を食べていた時のこと。 スロベニア人女子の恋愛話を聴く中で、フランス人男子のアンドレアが言った。 その日集まったのは、アンドレア以外みんな女子。それもあって、「貴重な男子の意見を聴かせていただこうじゃないか!」と、冒頭のアンドレアの言葉に、女子は全員前のめりになった。 「つまりさ、女子は、”白馬の王子様”はたった一人だと考えてるんだよね。一方、男子は、”僕のプリンセス”は複数存在すると考えている」

          「私はあなたのことが大好きだよ」

          数日前まで、スペイン人の友人が遊びに来ていた。 学生時代のワンルームを彷彿とさせる、コンパクトな私の部屋。 そこに1週間ほど、彼女は滞在していた。 近況報告に始まり、アレやコレやといろんなことを喋り通した。 その中で改めて感じたことがある。 それは、欧米の人は感情をダイレクトに表現するということ。つまり、相手のことを大好きだ、とか、褒める言葉を、直球で伝える。 しかも、ときに映画のセリフのような、ドラマチックな表現で。 例えばある日。 私が「あの人にこう言っちゃったんだけど

          『二度あることは、必ず三度起こる』

          彼の名前はカスパー。30代のデンマーク人。 私が彼と出会ったのは、4年前に歩いたスペインの巡礼路。 カスパーは、都市伝説から宗教儀式まで、不思議なこと、神秘的なことに興味を持っており、面白い話をいくつも教えてくれた。 彼はまた、小説『アルケミスト』が好きで、ほとんどのセリフを暗記していた。 会話の中でしばしば、「アルケミストでも、錬金術師がこう言ってたでしょ?」と引用することもあった。 巡礼路を歩くと言うことは、常に一期一会。約束しない限り、いつまた会えるか分からない。も

          色気とセクシーとSexy

          「つまり、色気を感じるものが、私は好きなのかも」 最近ぼんやりと考えていた。 これは、「ヨーロッパの”ちゃんと暗い夜”に、なぜこんなにも惹かれるのか?」というのを考える中で思い至ったことなのだけど。 考えてみると、確かに私は、街にも、音楽にも、お店にも、そしてもちろん、人に対しても、色気のあるものに惹かれる。 「色気」と言うのがポイント。日本語の「セクシー」は、英語のsexyよりもエロちっくな要素が濃い感じであり、それは私を惹きつけるものではない。 そんなことを思って

          直感に従うことは、宇宙とハーモニーを奏でること。

          いつもはひと仕事終えた夕方以降をお買い物タイムにしている。 しかし、なぜか昨日の夜から「明日は午前中に買い物に行きたい」気分だった。朝起きた時も「なんか今日は、午前中に買い物に行きたい」という気分は変わらなかったので、行くことにした。 「必要なものだけ買って、さっと帰ってこよう」 身軽に、財布とケータイ、それから買い物袋だけを持って部屋を出た。ら、仕事に向かう友達とバッタリ会った。 運河沿いの石畳の道を、黄色や茶色、オレンジ色の落ち葉をシャクシャクと踏みながら、「今日は天気

          ブラジルじゃないよ、ブリュッセル だよ

          それは3日前のこと。 私は中国人の友達と、フランス人の友達と喋っていた。 話題は、「ネットのおかげで今は母国と楽に安く通信ができるけれど、ネットがない時代は本当に大変だったよね。その時代に単身で異国に移住した人たちは、ほんとリスペクトだよね〜」というもの。 というのは、私含め、このメンバーは皆、「単身で異国に移住してきた」という共通点がある。 もっとも、この中では私が一番新米。フランス人の友達はそもそもEU国籍だから滞在許可証はいらないし、中国人の友達は15年前にこちらに

          人間の計画と神の計画と、木曜日の飛行機

          今日は朝一で最寄駅に行った。友人を見送りに。 日曜の夜から遊びに来ていたフランス人の友人は、本当は昨日の飛行機で帰る予定だった。(帰ると言うか、今度はカリブ海に行くのだけど) しかし、昨日は高速道路で事故があったそうで、空港の直前で道路が封鎖されており、彼女は飛行機に乗り遅れたのである。 幸い、航空会社は無料で彼女に翌日(つまり今日)の飛行機チケットを手配してくれたそう。 「高速道路の封鎖の件は、私たちも把握しています」と言って。 それを聞いて少し驚いた。なぜって、私がいつ