女はたった一人の王子に焦がれ、男は複数のプリンセスを想う。
「男と女は、”運命の人”に対する考え方が全く違うんだよ」
友人の家で夜ご飯を食べていた時のこと。
スロベニア人女子の恋愛話を聴く中で、フランス人男子のアンドレアが言った。
その日集まったのは、アンドレア以外みんな女子。それもあって、「貴重な男子の意見を聴かせていただこうじゃないか!」と、冒頭のアンドレアの言葉に、女子は全員前のめりになった。
「つまりさ、女子は、”白馬の王子様”はたった一人だと考えてるんだよね。一方、男子は、”僕のプリンセス”は複数存在すると考えている」