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#36 おすすめしないカフェ

 こんにちは!よわよわ詩人です。

今日は仙台でおすすめしないカフェを紹介します。

喫茶 幽霊


 喫茶 幽霊は幽霊が営む喫茶店で、青葉通一番町に面した雑居ビルの
四階にあります。他にテナントがないのでわかりやすいです。

 階段で四階まで登りましょう。
エスカレーターは乗らない方がいいと思います(乗るとこわい思いをします)。
何も看板はありませんが、ガラスのドアがあるので手前に引いて
カランコロンと音を鳴らしましょう。

 するとマスターがやってきて、好きな席にどうぞと言います。
それを聞いてようやくあなたは動けるようになります。
カウンターに座るのはよしたほうがいいでしょう。
先客がいます。

 店内は日光で照らされていて、ほんのりほこりが舞っています
木目調でおしゃれです。とても古いことをのぞけば。
テーブルの上にメニューがあるので注文してください。
迷うことはありません。コーヒーとベリーアソートです。

 幽霊コーヒーと幽霊ベリーアソートがあなたの元に届きます。
幽かなコーヒーとベリーのプレートを楽しんでください。
(とても冷ややかなのです。)

 お支払いは現金のみです。千円札をキャッシャーの前に置くと
レジスターがひとりでに開いて、千円札がちょうちょのように浮かびます。
そしてドアが開き、あなたは店を出ることができる。

 僕が喫茶 幽霊に入ったとき、体がすーっと軽くなるのを感じました。
空いてる席に腰をかけるとマスターが言いました。
そこにはお客さんが座ってるよ。
あっ本当だ。
 
 僕が見たのはシーツを被ったミッフィーの幽霊でした。
隣のテーブルには傘おばけが、さらに隣にねない子おばけがいました。

 エルモの幽霊がいたならあなたはすぐに立ち去ったほうがいい。

 さもなくば ふわふわしてしまうでしょう。







(真面目に書こうとしたけど上手くいかないね)

(ひょうきんでも、ホラーでもないんだから)


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